SEWB+ COBOL構造図エディタ 使用の手引
生成規則の中には,ボックスの種類に関係ない共通の規則があります。ここでは,この共通規則について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 文の生成位置
- (2) 空白の扱い
- (3) ピリオドの扱い
- (4) ボックスレベルと文の生成開始位置
- (5) コメントの扱い
ボックス中に記述された内容は,ソースプログラムの12〜72カラムに生成されます。ただし,ブロックコメント領域内のコメントは7カラム目以降に,ボックス中のコメント(「#」で始まる8文字以内の文字列)は73〜80カラムのコメント領域に,それぞれ生成されます。
ボックス中の空白がどのように扱われるかを次に示します。
- ボックス中の記述の先頭に空白がある場合,これらの空白はすべて削除されます。
- ボックス中で改行されている場合は,行と行との間に空白が1個付いて(改行コードが空白に変換されて),生成されます。
- テキストの終わりの空白(改行コードも含める)は削除されます。ただし,文及び文字列定数の途中で改行している場合は削除されません。この場合も,行と行との間に空白が1個付いて(改行コードが空白に変換されて),行と行とが連結されて生成されます。
- ボックス中で分離符となるのは空白だけです。
ボックス中の空白とソースプログラムとの関係を図6-6に示します。
自動的に付けられるピリオドは,レベル1のボックスに記述されている命令文に対応するピリオドだけです。レベル2以降のボックス中の命令文にはピリオドが付けられません。ピリオドが付けられる例を次に示します。
ボックスにレベルがある場合,生成されたソースプログラムの改行に合わせて,ソースプログラム中の文の生成開始位置が,2カラムずつ右寄せされて生成されます。
ボックスレベルと文の生成開始位置との関係を図6-7に示します。
- ボックス中の文の最後に「#」で始まる8文字以内の文字列(コメント)の記述がある場合,このコメントはソースプログラム上のコメント領域(73〜80カラム)に生成されます。
- 1ボックス中に複数個のコメントがある場合は,2個目以降のコメントが,コメントごとにソースプログラム中のコメント領域内で改行され,複数行コメントとなります。
- 共通データ領域と内部データ領域の67〜74カラム目に記述されたコメントは,ソースプログラムのコメント領域に生成されます。
ボックス内のコメントの生成例を図6-8に示します。
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