SEWB+ COBOL構造図エディタ 使用の手引
印刷フレームエディタでは,文字列域,印刷キーワード域,ビットマップ域,線及びボックスを描き,PADエディタで印刷時に使用する印刷フレームを作成します。
各図形は,半角文字単位(縦の幅は文字の高さ,横の幅は半角文字の幅)の座標上の点に配置します。グリッドを表示すると,座標上に点が設定され,図形を配置するときに便利です。グリッドの表示については,「4.7.2 グリッドの表示/非表示」を参照してください。
なお,図形は,図形の種類の組み合わせに関係なく隣接させて描けますが,重ね合わせる場合は,表4-9に示す制限があります。
文字列域 印刷キーワード/ビットマップ域 ボックス 線 文字列域 × × × × 印刷キーワード/ビットマップ域 × × × × ボックス × × ○ ○ 線 × × ○ ○
- (凡例)
- ○:交差又は重ね合わせができる。
- ×:交差又は重ね合わせができない。
- <この項の構成>
- (1) 文字列域の作成
- (2) 印刷キーワード域作成
- (3) ビットマップ域作成
- (4) ボックス描画
- (5) 線描画
文字列域を作成します。文字列域に入力した任意の文字列は,フレーム印刷時に指定位置に常に印刷されます。
操作手順
- [モード]メニューから[文字列域作成]を選択するか,又は
をクリックします。
- 文字列域を設定します。
- 頂点となる点へマウスポインタを移動します。
- マウスの左ボタンを押して,ドラッグします。
ドラッグした方向に文字列域が描画されます。
- 文字列域の大きさが決まったら,マウスのボタンを離します。
文字列域が点線の枠で描画されます。
- マウスポインタを文字列域の内側に移動し,ダブルクリックします。
図4-7に示す「文字列の入力」ダイアログボックスが表示されます。
[固定長]:印刷フレームエディタで設定した大きさで文字列域が印刷されます。
[可変長]:印刷時に用紙サイズなどに応じて,文字列域の大きさが変わります。
[OK]:文字列域に文字列を表示します。
[キャンセル]:文字列を入力する処理を中止します。
- 印刷する文字列を入力します。
- 領域種別から[固定長]又は[可変長]を選択します。
- [OK]ボタンを選択します。
設定した文字列域に指定した文字が表示されます。
補 足
- 文字列域の枠は印刷されません。
- ガイド表示をしていない場合には,点線の枠は表示されません。
ガイド表示については,「4.7.1 ガイドの表示/非表示」を参照してください。
- 一つの文字列域に入力できる文字数は,127文字(半角の場合)までです。
- 固定長の文字列は黒色で,可変長の文字列は赤色で表示されます。
印刷キーワード域を作成します。
印刷キーワードは,作成した印刷フレームをPADエディタで使用するとき,各領域に印刷データを割り当てるために必要な名前です。印刷キーワードについては,表4-4 印刷キーワード一覧を参照してください。
印刷フレームエディタでは,PADが印刷される領域(Draw領域)を,左右の両端がシートの端に接するように必ず一つだけ作成しなければなりません。
操作手順
- [モード]メニューから[印刷キーワード/ビットマップ域作成]を選択するか,又は
をクリックします。
- 印刷キーワード域を設定します。
- 頂点となる点へマウスポインタを移動します。
- マウスの左ボタンを押して,ドラッグします。
ドラッグした方向に印刷キーワード域が描画されます。
- 印刷キーワード域の大きさが決まったら,マウスボタンを離します。
印刷キーワード域が実線の枠で描画されます。
- マウスポインタを印刷キーワード域の内側に移動し,ダブルクリックします。
図4-8に示す「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックスが表示されます。
図4-8 「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックス
[固定長]:印刷時,設定した大きさを変えない印刷キーワードに指定します。
[可変長]:印刷時,用紙サイズなどに応じて,領域の大きさが変わる印刷キーワードに指定します。
[ビットマップ]:ビットマップのときに指定します。
[OK]:入力内容をチェックして,印刷キーワード/ビットマップ域にキーワード又はビットマップを設定します。
[キャンセル]:印刷キーワード/ビットマップ域にキーワード/ビットマップを設定する処理を中止します。
- 印刷キーワードを指定します。
「印刷キーワード名/ビットマップファイル名」の横のをクリックすると,印刷キーワードの一覧が表示されます。
- 領域種別から[固定長]又は[可変長]を選択します。
印刷キーワードにDrawを指定した場合,[可変長]を選択します。[固定長]は選択できません。
- [OK]ボタンを選択します。
領域内に選択した印刷キーワードが表示されます。
補 足
- 領域種別について
- 領域種別の内容を表4-10に示します。
領域種別 内 容 固定長 印刷フレームエディタで設定した大きさで領域を印刷する。 可変長 印刷時に用紙サイズなどに応じて,領域の大きさが変わる。 ビットマップ 印刷フレームエディタで設定した大きさで領域を印刷する。
ビットマップ域を作成します。ビットマップファイル名は,領域にビットマップを印刷する場合に指定します。
操作手順
- [モード]メニューから[印刷キーワード/ビットマップ域作成]を選択するか,又は
をクリックします。
- ビットマップ域を設定します。
- 頂点となる点へマウスポインタを移動します。
- マウスの左ボタンを押して,ドラッグします。
ドラッグした方向にビットマップ域が描画されます。
- ビットマップ域の大きさが決まったら,マウスのボタンを離します。
ビットマップ域が実線の枠で描画されます。
- マウスポインタをビットマップ域の内側に移動し,ダブルクリックします。
図4-8に示す「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックスが表示されます。
- 領域種別から[ビットマップ]を選択します。
- ビットマップファイル名を指定します。
[参照]から「ファイルの参照」ダイアログボックスを表示させて,ビットマップファイル名を選択することもできます。
- [OK]ボタンを選択します。
領域の大きさに合わせてビットマップが表示されます。
ボックスを描画します。
操作手順
- [モード]メニューから[ボックス描画]を選択するか,又は
をクリックします。
- ボックスを設定します。
- 頂点となる点へマウスポインタを移動します。
- マウスの左ボタンを押して,ドラッグします。
ドラッグした方向にボックスが描画されます。
- ボックスの大きさが決まったら,マウスのボタンを離します。
ボックスが実線の枠で描画されます。
線を描画します。
操作手順
- [モード]メニューから[線描画]を選択するか,又は
をクリックします。
- 線を描画します。
- 線の始点となる点へマウスポインタを移動します。
- マウスの左ボタンを押して,ドラッグします。
ドラッグした方向に線が描画されます。
- 線の長さが決まったら,マウスのボタンを離します。
線が実線で描画されます。
補 足
- 線は,垂直方向及び水平方向に描画できます。
ドラッグは,垂直方向又は水平方向にしてください。
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