2.9.6 置換
置換にはその対象によって,ボックスの置換と文字列の置換があります。
- <この項の構成>
- (1) ボックスの置換
- (2) 文字列の置換
(1) ボックスの置換
ボックスの種類を変更します。
![[図データ]](figure/zu025700.gif)
操作手順
- 変更するボックスを選択します。
- ツールボックスから新しいボックスを選択します。
選択したボックスの種類が置換されます。
補 足
- 複数のボックスを選択するとボックスの置換はできません。
- ボックスを置換するとき,ボックスの形状によって,置換できる場合とできない場合があります。ボックス形状の置換組み合わせ一覧を表2-11に示します。
表2-11 ボックス形状の置換組み合わせ一覧
- (凡例)
- ○:置換できる。
- 多分岐ボックスへ置換する場合,枝数2の多分岐ボックスに置換され,置換前のボックス中のテキストは1番目の枝の中に格納される。
- ×:置換できない。
- △:右側にボックスが接続されていない場合,置換できる。
- ▲:2番目の枝にボックスが接続されていない場合だけ置換できる。
- □:枝数が2の場合だけ選択ボックスに置換できる。
- 2番目の枝の条件文は,1番目の枝の条件文が格納された選択ボックスのELSE側に選択ボックスとして付けられる。
- 注※
- 右側にボックスが接続されている場合,右側のボックスは1番目の枝に接続されます。
(2) 文字列の置換
編集中のPADから指定の文字列を検索し,別の文字列に置換します。
1文字列ずつ確認しながら置換する場合は,フォーカスのあるボックスから下方向へ検索します。
すべてまとめて置換すると,元に戻すことはできません。
上書き禁止でファイルを開いている場合は,この機能は使用できません。
操作手順
- [編集]メニューから[文字列の置換]を選択します。
図2-33に示す「置換」ダイアログボックスが表示されます。
図2-33 「置換」ダイアログボックス
![[図データ]](figure/hc022700.gif)
[次を検索]:開始位置から下方向に検索します。
[置換して次に]:検索した文字列を置換し,次を検索します。
[すべて置換]:編集中のPADに含まれるすべての置換前文字列を置換後文字列に置き換えます。
[キャンセル]:置換処理を中止し,元のウィンドウに戻ります。
- 次の項目を設定します。
- [置換前の文字列]を設定します。
別の文字列に置換したい文字列を入力します。
- [置換後の文字列]を設定します。
検索した文字列を置換する文字列を入力します。
- [大文字と小文字を区別する]を設定します。
英字の大文字と小文字を区別する場合には,[大文字と小文字を区別する]をオンに,区別しない場合にはオフにします。
- [次を検索]又は[すべて置換]を選択します。
- [次を検索]で置換前文字列を検索した場合,最初に見つけた置換前文字列が含まれるボックスにボックスカーソルが移ります。また,ボックスの内容がテキスト入力域に表示され,検索した文字列が反転表示されます。
その文字列を置換後文字列に置き換えるときは[置換して次に]を,置き換えずに次の文字列を検索するときは[次を検索]を選択します。
文字列が見つからなかった場合は,その旨をメッセージ表示します。
- [すべて置換]を選択すると,次に示す置換確認ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/hc022800.gif)
[はい]:すべての置換を実行します。
[いいえ]:置換の処理を中止します。
すべての文字列を置き換える場合は[はい]を,置換を中止する場合は[いいえ]を選択します。
置換をすると,置換後に置換数をメッセージ表示します。
補 足
- 置換前,置換後に指定できる文字列は256文字(半角の場合)までです。
- [すべて置換]を選んだ場合,置換中に文字数のオーバーフローなどで,置換が中断される場合があります。
[すべて置換]を選択する場合には,置換前のデータをいったん保存し,復元できるようにしておくことをお勧めします。