付録G 用語解説

(英字)
PAD
プログラムの論理構造を視覚的に表現した論理図です。繰り返し処理やネストの深さなどを構造として表現できるので,プログラムの論理構造が分かりやすくなります。
PADファイル
PAD,共通データから構成され,保存の単位となるファイルです。ファイル名の拡張子には「.pad」を付けます。
(ア行)
アクセス権
ファイルを参照したり,更新したりする権利です。管理者が使用者に対して設定します。
印刷キーワード
印刷フレームエディタで作成した印刷フレームをPADの印刷で使うとき,決められた情報を印刷するために必要な名前です。フレームの中の印刷キーワード域に設定します。必要なキーワードは印刷フレームエディタであらかじめ用意されています。
印刷フレーム
PADを印刷するときに同時に出力される印刷の枠のことです。印刷フレームエディタで作成し,PADエディタからのPADの印刷時に印刷フレームのファイル名を指定します。
エディタ
テキスト,PADなどを作成したり,編集したりするツールです。テキストを編集するエディタをテキストエディタ,PADを編集するエディタをPADエディタ,印刷フレームを編集するエディタを印刷フレームエディタと呼びます。
(カ行)
可変長領域
印刷時に用紙サイズなどに応じて大きさが変わる領域です。文字列域,印刷キーワード域に設定します。
仮記号
構文中の未定の項目に対して付けた仮の名称のことです。PAD編集時にユーザが正式名称に置き換えます。
基点ボックス
PADを編集するときに,基点となるボックスです。新しいボックスの挿入,貼り付けなど,移動先を指定するときの移動目標位置の隣のボックスです。
共通データ領域
COBOLソースプログラムの見出し部,環境部,及びデータを記述する領域です。
構文
PADを編集するとき,あらかじめ設定した構文を一覧表から選択し,テキストの入力を簡略化するための機能です。この機能によって,日本語のPADを作成できます。
構文定義ファイル
構文を保管するファイルです。PADを編集するとき,テキスト入力で頻繁に使用する構文を保管します。
固定長領域
印刷フレームエディタで設定した大きさで印刷される領域のことです。文字列域,印刷キーワード域に設定します。
(サ行)
シート
印刷フレームの紙1枚のイメージです。
シフトコード
ターゲットとなるコンピュータによっては,ソースプログラム中に全角文字が含まれている場合,全角文字列の前後に全角文字の開始コードと半角文字の開始コードの領域が必要となります。この全角文字の開始コードと半角文字の開始コードのことをシフトコードと呼びます。
ショートカットキー
メニュー中の項目をマウスで選択する手段以外に,キーボードからのワンタッチ入力で選択するようにしたものです。通常は使用頻度の高いメニュー中の項目に対して,ある特定のキーが割り当てられます。
図形
印刷フレームエディタで作成する文字列域,印刷キーワード域,ビットマップ域,線,及びボックスの総称です。
セクション構成図
プログラムの手続き部の節(セクション)の並びを定義します。COBOLソースプログラム生成時には,ここに指定されたセクションの並び順でソースを生成します。
(タ行)
タイトル領域
処理など,そのセクションの内容が分かるようなタイトルを記述する領域です。
テキスト入力域
PADエディタでPAD内に文字列を入力する領域です。
(ナ行)
内部データ領域
処理名や引数など,セクションの内部で使用するデータを記述する領域です。
(ハ行)
配置変更
PADの並び順はセクション構成図上で定義します。ボックス番号のリナンバ時に,この並び順でボックス番号を振り直します。
フォーカス
文字カーソルのある領域,又は点線で囲まれたボタンや反転表示された領域のことです。
ボックス
PADの構成要素である,命令,ラベル,及びコメントを記述する箱のことです。
ボックスカーソル
PAD編集ウィンドウ上で,ボックスを操作する位置を示すカーソルです。ボックスが緑色で表示されます。
ボックス番号
PADを作成するとき,ボックスに付けられる番号です。番号は[ボックス番号のリナンバ]メニューを使用するか,又は格納,終了時に自動的に付けられます。順番はセクション構成図ウィンドウで指定された順番となります。番号の増分値はCOBOL-PAD自動生成のオプション設定で指定します。
(ヤ行)
誘導ボックス
PADを編集する場合,次に作成すべきボックスの位置を自動的に指定するボックスです。
(ラ行)
ラベル領域
段落の見出しを記述する領域です。