COBOL-PAD自動生成で生成したソースプログラムをコンパイル,実行するターゲットコンピュータによっては,ソースプログラム中で全角文字を使用する場合,「日本語開始コード」(で示す)と「半角文字開始コード」(
で示す)の領域が必要になる場合があります(「日本語開始コード」と「半角文字開始コード」を合わせてシフトコードと呼びます)。
COBOL-PAD自動生成では,オプション設定のレコード形式で「固定長」を選択した場合,シフトコードを合わせて72カラムを超えないように,文や文字列定数を自動的に改行します。
ただし,次の項目は改行されませんので,シフトコードを考慮して行を作成してください。
文,又は文字列定数に全角文字が含まれているソースプログラムのレコード形式による改行方法の違いを表6-1に示します。
表6-1 レコード形式による改行方法の違い
レコード形式 | 改行の方法 |
---|---|
固定長(80バイト) | シフトコードを含めて,72カラム目で改行される。 |
可変長 | シフトコードを考慮せず,72カラム目で改行される。 |
(1) 文の場合
文の場合,文の長さが72カラム目を超えるときに改行されます。改行された2行目以降の文は, ,
コードを含めて72カラム目に文末をそろえ,生成されます。
固定長と可変長の生成を次に示します。
(2) 文字列定数の場合
全角文字を含む文字列定数が複数行になるときは,72カラム目に空白が来ないように右寄せして改行されます。改行された2行目以降は,データの最後が72カラム目に来るように右寄せして展開されます。
展開のされ方を,固定長と可変長の場合に分けて次に示します。