7.5.2 PADの生成が中止されるとき
PADの生成が中止される場合を,項目別に分けて説明します。各項目の中に一つでも該当するものがあれば,その時点で生成が中止されます。
- <この項の構成>
- (1) アクセス権
- (2) 制限値・限界値
- (3) ソースプログラムファイル
- (4) プログラムの実行環境
(1) アクセス権
- 生成元のソースプログラムファイルに対し,参照又は更新の権限がない。
- 生成先のPADファイルに対し,更新の権限がない。
(2) 制限値・限界値
次の制限値・限界値を超えた場合,PADの生成が中止されます。
なお,各項目の詳細については,「付録A 制限値,限界値」を参照してください。
(3) ソースプログラムファイル
- ソースプログラム中に文法エラーがある。
- ソースプログラム中に手続き部がない。
- 予約語の後に分離符がない命令文がある。
COBOL-PAD自動生成の予約語を認識するための分離符は,次の六つです。
空白,コンマ,セミコロン,ピリオド,左括弧,右括弧
(4) プログラムの実行環境
- 起動プログラム数が制限値を超えている。
- Windowsのシステムエラーが発生した。
- メモリが不足した。
- 使用しているSEWB+ COBOL構造図エディタで処理できないファイルを使用した。
- ファイルに入出力エラーが発生した。
- ファイルが壊れている。
- COBOL-PAD自動生成に重大なプログラムエラーが発生した。