付録D.2 作成方法
印刷フレームを作成するための図形の描画は,基本的に次の手順で行います。
- 描画する図形のモードを選択します。
「文字列域作成モード」,「印刷キーワード/ビットマップ域作成モード」,「ボックス描画モード」,「線描画モード」のどれかを選択します。
- 図形を描画します。
- 文字列域,印刷キーワード/ビットマップ域を作成する場合は,領域に文字の入力,印刷キーワード,ビットマップファイル名を設定します。
この手順に従って,図形を描画し,印刷フレームを作成します。
- [スタート]ボタンから[プログラム]を選択し,[SEWB+ COBOL構造図エディタ]の[印刷フレームエディタ]を選択します。
印刷フレームエディタが起動し,図D-2に示す印刷フレームエディタのウィンドウが表示されます。
図D-2 印刷フレームエディタのウィンドウ
![[図データ]](figure/hc0e0100.gif)
- 文字列域を作成します。
[モード]メニューから[文字列域作成]を選択するか,又は,
をクリックしてください。
- 「セクション」を入力するための文字列域を作成します。
文字列域の頂点となる点へマウスポインタを移動し,マウスの左ボタンを押して,図D-3のようにドラッグしてください。
図D-3 文字列域,印刷キーワード/ビットマップ域,ボックスの描画
![[図データ]](figure/zu0e0200.gif)
ドラッグした方向に文字列域が表示されます。
文字列域の大きさが決まったら,マウスのボタンを離してください。
図D-4のように文字列域が描画されます。
図D-4 文字列域の描画例
![[図データ]](figure/hc0e0200.gif)
- 文字列を入力します。
マウスポインタを文字列域の内側に移動し,ダブルクリックしてください。
「文字列の入力」ダイアログボックスが表示されます。
図D-5のように「セクション」と入力し,領域種別を固定長に指定して[OK]を選択してください。
図D-5 「文字列の入力」ダイアログボックス
![[図データ]](figure/hc0e0300.gif)
- 3.4.と同様に文字列域を作成して「ファイル名」を入力します。
- 3.4.と同様に文字列域を作成して「ページ」を入力します。
図D-6のようになります。
図D-6 文字列域の作成例
![[図データ]](figure/hc0e0400.gif)
- 注
- 「文字列の入力」ダイアログボックスで文字列を入力しなければ,その文字列域は空白となります。図D-1の印刷フレーム例の左下の領域は,文字列を入力せず,領域種別を可変長に設定した文字列域です。
- 印刷キーワード域を作成します。
[モード]メニューから[印刷キーワード/ビットマップ域作成]を選択するか,又は
をクリックしてください。
- セクション名を印刷するための印刷キーワード域を作成します。
印刷キーワード域の頂点となる点へマウスポインタを移動し,マウスの左ボタンを押して図D-3のようにドラッグしてください。
ドラッグした方向に印刷キーワード域が表示されます。
印刷キーワード域の大きさが決まったら,マウスのボタンを離してください。
図D-7のように印刷キーワード域が描画されます。
図D-7 印刷キーワード域の描画例
![[図データ]](figure/hc0e0500.gif)
- 印刷キーワード域に印刷キーワードを設定します。
マウスポインタを印刷キーワード域の内側に移動し,ダブルクリックしてください。「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックスが表示されます。
図D-8のように,領域種別を可変長に指定し,「CFuncId」と入力するか,
をクリックして表示される印刷キーワードの一覧から「CFuncId」を選択します。
図D-8 「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックス
![[図データ]](figure/hc0e0600.gif)
- 以降2.~4.と同様に文字列域を,7.~9.と同様に印刷キーワード域を作成し,図D-1の印刷フレーム例を図D-9のところまで描画します。
なお,Drawの印刷キーワード域は,左右の両端がシートの端に接するように可変長で設定してください。その他の印刷キーワード域は固定長で設定してください。
図D-9 文字列域及び印刷キーワード域の描画例
![[図データ]](figure/hc0e0700.gif)
- ビットマップを貼り付けるビットマップ域を作成します。
7.8.と同様に,「印刷キーワード/ビットマップ域作成モード」でビットマップ域を描画してください。
- ビットマップを貼り付けます。
マウスポインタをビットマップ域の内側に移動し,ダブルクリックしてください。「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックスが表示されます。
図D-10のように,領域種別にビットマップを指定し,ビットマップファイル名を入力して[OK]を選択します。
領域種別をビットマップに指定すると,[参照]のクリックで「ファイルの参照」ダイアログボックスが表示され,そこからビットマップファイルを選択できます。
図D-10 「印刷キーワード/ビットマップの入力」ダイアログボックス
![[図データ]](figure/hc0e0800.gif)
- 文字列域に枠を描画するために,ボックス図形を使います。
[モード]メニューから[ボックス描画]を選択するか,又は,
をクリックしてください。
- 「セクション」に枠を描画します。
ボックスの頂点となる点へマウスポインタを移動し,マウスの左ボタンを押して図D-3のようにドラッグしてください。
ドラッグした方向に枠が描画されます。
枠の大きさが決まったら,マウスのボタンを離してください。
図D-11のように枠が描画されます。図D-11は,枠が描画されたのを分かりやすくするため,ガイドを非表示にしたときの画面です。
図D-11 枠の描画例
![[図データ]](figure/hc0e0900.gif)
- 以降,2.~14.と同様にして,図D-1の印刷フレーム例を作成します。
- [ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択します。
図D-12のような「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
図D-12 「名前を付けて保存」ダイアログボックス
![[図データ]](figure/hc0e1000.gif)
- ファイル名を入力します。
図D-13のようになります(例:「sample.phf」と入力)。
図D-13 ファイル名の入力例
![[図データ]](figure/hc0e1100.gif)
- [OK]を選択します。
入力したファイル名が既にそのフォルダに存在する場合には,「上書き確認」ダイアログボックスが表示されます。
上書きしてよい場合には,[はい]を選択します。
上書きしない場合には,[いいえ]を選択し,17.からファイル名又はフォルダを変更してやり直してください。
作成した印刷フレームが指定した名前で保存されます。
以上で,印刷フレーム例の作成を終わります。