2.2.4 ボックスの記述方法

PADエディタで作成したPADファイルは,COBOL-PAD自動生成機能を使用してソースプログラムを生成できます。

表2-7に正しく生成するためのボックスの記述方法の一部と生成例を示します。なお,COBOLの予約語は,半角大文字で記述してください。

生成の詳細については,「6. PADからソースプログラムへの生成」,及び「7. ソースプログラムからPADへの生成」を参照してください。

表2-7 ボックスの記述方法

ボックス説   明生 成 例
[図データ]次の命令文以外を定義する。
CALL文,
EVALUATE文,
EXIT文,GO TO文,
IF文,PERFORM文,SEARCH文,STOP文。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
[図データ]
[図データ]TEST AFTERを指定する内PERFORM文を記述する。
  • 「PERFORM」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • 「END-PERFORM」は自動生成されるので,記述不要。
  • 何も記述しないと「PERFORM」と「END-PERFORM」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]TEST BEFOREを指定する内PERFORM文,又は何も指定しない内PERFORM文を記述する。
  • 「PERFORM」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • 「END-PERFORM」は自動生成されるので,記述不要。
  • 何も記述しないと「PERFORM」と「END-PERFORM」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]IF文を記述する。
  • 「IF」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • 「THEN」,「ELSE」及び「END-IF」は自動生成されるので,記述不要。
  • 「THEN」,「ELSE」は,生成時に前の行の2カラム後ろから生成する。
  • 何も記述しないと「IF」,「THEN」,「ELSE」,及び「END-IF」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]EVALUATE文,又はSEARCH文を記述する。
  • 「EVALUATE」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • 「END-EVALUATE」は自動生成されるので,記述不要。
  • 「SEARCH」は省略できない。
    SEARCH文の場合,ボックス内に「SEARCH」を必ず記述しなければならない。
  • 「END-SEARCH」は自動生成されるので,記述不要。
  • ボックス内に何も記述しないと「EVALUATE」,「END-EVALUATE」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]STOP文,EXIT文,EXIT PROGRAM文,又はEXIT PERFORM文を記述する。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
[図データ]
[図データ]CALL文を記述する。
  • 「CALL」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
  • 「END-CALL」は,生成時に必要に応じて生成する。
  • 何も記述しないと「CALL」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]外PERFORM文を記述する。
  • 「PERFORM」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
  • 何も記述しないと「PERFORM」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]一般命令文以外の任意の命令文を記述する。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
  • 生成後,文の前後にSEWBコメント(*****U SEWB)を生成する。
[図データ]
[図データ]GO TO文を記述する。
  • 「GO TO」は省略できる(生成時に自動生成する)。
  • 「GO TO」は「GO」と記述してもよい。
  • ピリオドは,生成時に必要に応じて付ける。
  • 何も記述しないと「GO TO」だけを生成する。
[図データ]
[図データ]注記行を記述する。
  • 複数行指定できる。
  • ソースプログラムを生成させる場合,1行の文字数は半角で74文字までにする。COBOL-PAD自動生成では,75文字以降は生成時に切り捨てる。
  • 生成時は7カラム目に「*」を生成し,ボックス内のコメントは8カラム目から生成する。
[図データ]
[図データ]ラベル名を記述する。
  • 生成時は8カラム目から生成し,ピリオドを付ける。
[図データ]