構成定義データチェックを実行するには，構成定義データチェックダイアログを開きます。

(a)　ウィンドウの形式

構成定義データチェックダイアログを図4-52に示します。

図4-52　構成定義データチェックダイアログ

システム名称

データベースを識別するシステム名称が表示されます。

〈入出力構成定義データ(N)〉

入出力構成定義データおよびPRMF構成定義データについての情報が表示されます。

対象

エラーチェックを実行する定義データを選択します。

ERROR

エラー番号が表示されます。

プロセサ名称

定義データを識別する名称が表示されます。

エラーチェックの実行

エラーチェックの実行が必要かどうかが表示されます。

• 不要：定義データのエラーチェックを実行済みであるため，実行する必要がないことを示します。
• 必要：定義データのエラーチェックを実行する必要があることを示します。一度もエラーチェックを実行していない，またはメインウィンドウで表示する更新日時がエラーチェック日時よりも新しい場合に，エラーチェックの実行が必要であると判断されます。
• 不可：エラーチェックを実行できないことを示します。各構成定義ウィンドウに重要エラーがある場合に表示されます。

エラーチェック日時

エラーチェック済みの場合，最後にエラーチェックを実行した日時が表示されます。

［エラー詳細(D)］

エラー番号に対応するエラーメッセージを表示します。

〈ACOD構成定義データ〉

ACOD構成定義データについての情報が表示されます。ACONARC制御機能を使用する場合に次に示す情報が表示されます。

対象(S)

エラーチェックを実行するかどうかを選択します。

エラーチェックの実行

エラーチェックの実行が必要かどうかが表示されます。

• 不要：定義データのエラーチェックを実行済みであるため，実行する必要がないことを示します。
• 必要：定義データのエラーチェックを実行する必要があることを示します。一度もエラーチェックを実行していない，またはメインウィンドウで表示する更新日時がエラーチェック日時よりも新しい場合に，エラーチェックの実行が必要であると判断されます。
• 不可：エラーチェックを実行できないことを示します。各構成定義ウィンドウに重要エラーがある場合に表示されます。

エラーチェック日時

エラーチェック済みの場合，最後にエラーチェックを実行した日時が表示されます。

ERROR(E)

エラー番号が表示されます。

［エラー詳細(A)］

エラー番号に対応するエラーメッセージを表示します。

［実行(X)］

チェック対象として選択した定義データのエラーチェックを実行します。

［結果表示(R)］

チェック対象として選択した定義データのエラーチェックの実行結果を表示します。

［閉じる(C)］

ダイアログを閉じます。

(b)　操作方法

• 構成定義データチェックを実行する定義データの指定
  
  1. 構成定義データチェックを実行する定義データを選択して，対象のチェックボックスをオンにします。複数の定義データを選択できます。
     なお，512チャネル構成の場合，物理CPU，物理プロセサ（I/Oグループ）のうち物理CPUだけ選択できます。
     
  2. ［実行(X)］ボタンをクリックします。
• 構成定義データチェックの実行結果の表示
  定義データにエラーがあると，構成定義データチェック結果表示ウィンドウにエラー番号とエラーの内容が表示されます。入出力構成（PRMF構成を含む）とACOD構成がそれぞれ異なるウィンドウに表示されます。
  構成定義データチェックを実行済みの場合，最後に実行した結果を表示できます。エラーチェック日時が表示されている場合に［結果表示(R)］ボタンをクリックすると，構成定義データチェック結果表示ウィンドウにエラー番号とエラーの内容が表示されます。
  入出力構成定義データ・PRMF構成定義データの構成定義データチェック結果表示ウィンドウを図4-53に，ACOD構成定義データの構成定義データチェック結果表示ウィンドウを図4-54に示します。
  

  図4-53　構成定義データチェック結果表示ウィンドウ（入出力構成定義データ）

  

  図4-54　構成定義データチェック結果表示ウィンドウ（ACOD構成定義データ）

  

システム名称

データベースを識別するシステム名称が表示されます。

構成定義データ

定義データのプロセサ名称または物理プロセサ名称が表示されます。ACOD構成定義データの場合は「ACOD構成定義」と表示されます。

エラー番号：エラー内容

エラーチェックで発見されたエラーのエラー番号およびエラーメッセージが表示されます。

ベーシックモードのプロセサの定義データをLPAR上のゲストOSの定義データに変更できるかどうかを確認するため，PRMF構成との整合性チェックを実行します。

1. ゲストOSへの変更チェックダイアログを開きます。ゲストOSへの変更チェックダイアログを図4-55に示します。
   

   図4-55　ゲストOSへの変更チェックダイアログ

   

2. 整合性チェックを実行するプロセサを指定します。ベーシックモードで定義しているプロセサの中から選択できます。
3. 整合性チェックの基準にする物理プロセサおよびLPARを指定します。物理プロセサ名称は，システム構成の設定ウィンドウで設定している物理プロセサの中から選択できます。LPAR番号は，LPAR構成定義ウィンドウで定義済みで，ゲストOSとの対応づけをしていないLPARの中から選択できます。
4. ［実行(E)］ボタンをクリックします。エラーチェックを中止する場合は［キャンセル］ボタンをクリックします。

• エラーチェックの実行結果の表示
  PRMF構成との不整合エラーがあると，PRMFとゲストOSとの不整合エラー情報表示ウィンドウに入出力構成のエラー情報が表示されます。また，ACOD経路不整合エラー情報表示ウィンドウにACOD経路のエラー情報が表示されます。
  エラーチェックを実行済みの場合，［エラー情報の表示(R)］ボタンをクリックすると，以前チェックしたときのエラー情報をこれらのウィンドウに表示できます。また，以前チェックしたときのエラー情報を削除する場合には，［エラー情報の削除(C)］ボタンをクリックします。
  PRMFとゲストOSとの不整合エラー情報表示ウィンドウを図4-56に，ACOD経路不整合エラー情報表示ウィンドウを図4-57に示します。
  

  図4-56　PRMFとゲストOSとの不整合エラー情報表示ウィンドウ

  

  変更プロセサ名称

  ゲストOSに変更するプロセサが表示されます。

  変更先PRMF構成

  ゲストOSが動作する物理プロセサおよびLPARが表示されます。

  エラーの種類，キー値，状態，不一致項目

  PRMF構成に一致しないゲストOSのレコードの情報が表示されます。PRMF構成に一致しないレコードの情報を表4-2に示します。

  表4-2　PRMF構成に一致しないレコードの情報

  エラーの種類 （構成定義ウィンドウ）	キー値	状態	不一致項目
  PATHID（チャネル定義）	ゲストOSのチャネルパスID	未定義	−
  		不一致	TYPE
  CUNO（入出力制御装置定義）	ゲストOSの制御装置番号	未定義	−
  		不一致	IOC名称※1，TYPE，IFMODE，CUADR，MTLIB※2，DEVA
  ADDR（入出力装置定義）	ゲストOSのデバイス番号	未定義	−
  		不一致	UNIT，MODEL，XFEATUR
  PATHID−CUNO（接続定義）	ゲストOSのチャネルパスID， 制御装置番号	未接続	−
  		不一致	LNKA
  CUNO−ADDR（接続定義）	ゲストOSの制御装置番号， デバイス番号	未接続	−
  		不一致	DEVA

  （凡例）

  未定義：ゲストOSで定義しているが，PRMF構成では定義していない。

  不一致：ゲストOSとPRMF構成とで指定値が一致しない。

  未接続：ゲストOSで接続定義しているが，PRMF構成では定義していない。

  −：該当しない。

  注　キー値にはレコードに指定している値が表示されます。

  注※1　PRMF構成でSYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されている場合はチェックしません。ただし，ACODに対する入出力制御装置のIOC名称は必ずチェックします。

  注※2　変更先のPRMF構成上にゲストOSを既に設定している場合，そのゲストOSの同じ入出力制御装置にライブラリ装置記号名が指定されているかどうかをチェックします。

  　
  

  図4-57　ACOD経路不整合エラー情報表示ウィンドウ

  

PRMF構成との間で整合が取れなかったゲストOSのプロセサ名称，ACOD経路，およびエラー番号が表示されます。

エラーチェックを実行するとき，エラーチェックの実行結果を表示するウィンドウを閉じてください。