SCMRF Configuration Definition for Windows
データベースおよび定義データには,データの管理情報を設定します。また,データベースや定義データにコメントを付けて管理に利用できます。
データの管理情報とコメントは,定義データと一体になって搬出されます。ホストでSYSGENマクロ,ACOD構成情報,およびPRMFシステム構成定義文を生成するときにはこれらの情報は認識されません。ホストでの管理情報の流れについては,マニュアル「VOS3 システム構成管理機能/構成定義 SCMRF/Configuration Definition」を参照してください。
ホストから定義データを転送して再搬入した場合,データの管理情報とコメントはベースシステム情報として格納されます。ベースシステム情報については,「2.3.3 ベースシステム情報の記録機能」を,コメントについては,「2.4.1 コメント機能」を参照してください。
データの管理情報を表2-8に示します。
表2-8 データの管理情報
| 対象 | 項目 | 指定する内容 | 変更 |
|---|---|---|---|
| データベース | システム名称 | データベースを識別するための任意の名称を指定する。 | 可 |
| 入出力構成定義データ | プロセサ名称 | 入出力構成定義データを識別するための任意の名称を指定する。ACONARC制御機能を使用する場合はACOD構成中のプロセサ名称となる。 | 可 |
| シンタクスレベル | 入出力構成定義データのシンタクスチェックのレベルを指定する。 | 可※1 | |
| 物理プロセサ名称 | LPARモードのプロセサの場合,LPARが動作する物理プロセサの名称を指定する。何も指定しない場合,ベーシックモードのプロセサになる。 | 不可 | |
| LPAR番号 | LPARモードのプロセサの場合,ゲストOSが動作するLPARのLPAR番号を指定する。何も指定しない場合,ベーシックモードのプロセサになる。 | 不可 | |
| CPUモデル | SCCPのCPU識別記号を指定する。ただし,S820およびS3600は指定できない。指定したCPU識別記号を基に,エラーチェックが実施される。 | 可※1 | |
| ACONARC装備・非装備 | ACONARCの装備・非装備がオプションのCPUモデルに対して指定する。 | 可※2 | |
| 情報識別子 | 入出力構成定義データの情報識別子を指定する。IOCDFに格納する際にメンバ名の下4けたとして使用される。 | 可 | |
| 構成ID | 入出力構成定義データの構成IDを指定する。ホストのシステムゼネレーション指定と同様である。 | 可 | |
| SCDS番号 | 入出力構成定義データのSCDS番号を指定する。ホストのシステムゼネレーション指定と同様である。LPAR上のゲストOSの場合は指定しない。 | 可 | |
| IOD番号 | 入出力構成定義データのIOD番号を指定する。ホストのシステムゼネレーション指定と同様である。 | 可 | |
| ACOD構成定義データ | ACONARC制御機能の使用・未使用 | AOMPLUSのACONARC制御機能を使用することを指定する。使用する指定にすると,ACOD構成定義データが搬入できる。 | 可 |
| シンタクスレベル | ACOD構成定義データのシンタクスチェックのレベルを指定する。 | 可 | |
| 情報識別子 | ACONARC制御機能を使用する場合,ACOD構成定義データの情報識別子を指定する。IOCDFに格納する際にメンバ名の下4けたとして使用される。 | 可 | |
| 構成ID | ACONARC制御機能を使用する場合,ACOD外部構成定義データ,ACOD内部構成定義データで共通の構成IDを指定する。構成IDはホストのACOD構成情報に引き継がれる。 | 可 | |
| ACOD構成定義情報番号 | ACONARC制御機能を使用する場合,ACOD外部構成定義データのACOD外部構成定義情報番号,ACOD内部構成定義データのACOD内部構成定義情報番号を指定する。ACOD構成定義情報番号はホストのACOD構成情報に引き継がれる。 | 可 | |
| PRMF構成定義データ | PRMFの使用・未使用 | PRMFを使用することを指定する。使用する指定にすると,PRMF構成定義データが搬入できる。 | 不可 |
| 物理プロセサ名称 | PRMF構成定義データを識別するための任意の名称を指定する。ACONARC制御機能を使用する場合はACOD構成中の物理プロセサ名称となる。 | 可 | |
| 制御システム | 物理プロセサの制御システムとして使用する「プロセッサ資源分割管理機構支援」(PRMA E2またはPRMA E3)を指定する。 | 可※1 | |
| シンタクスレベル | PRMF構成定義データのシンタクスチェックのレベルを指定する。 | 可※1 | |
| 物理CPU名称 | 512チャネル構成のI/Oグループとする場合,I/Oグループが属する物理CPUの名称を指定する。何も指定しない場合256チャネル構成の物理プロセサとなる。 | 不可 | |
| IOG番号 | 512チャネル構成のI/Oグループとする場合,I/Oグループ番号を指定する。何も指定しない場合256チャネル構成の物理プロセサとなる。 | 不可 | |
| CPUモデル | HLUSCCPのCPU識別記号を指定する。指定したCPU識別記号を基に,エラーチェックが実施される。 | 可※1 | |
| ACONARC装備・非装備 | ACONARCの装備・非装備がオプションのCPUモデルに対して指定する。 | 可※2 | |
| 情報識別子 | PRMF構成定義データの情報識別子を指定する。IOCDFに格納する際にメンバ名の下4けたとして使用される。 | 可 | |
| 構成ID | PRMF構成定義データの構成IDを指定する。ホストのHLUSCCPでの指定と同様である。 | 可 | |
| SCDS番号 | PRMF構成定義データのSCDS番号を指定する。ホストのHLUSCCPでの指定と同様である。 | 可 | |
| PRMF構成定義データ(512チャネル構成時) | 512チャネル拡張機能の使用・未使用 | 512チャネル拡張機能を使用することを指定する。使用する指定にすると,512チャネル構成定義データが搬入できる。 | 不可 |
| 物理CPU名称 | 512チャネル構成時の物理CPUを識別するための任意の名称を指定する。 | 可 | |
| 制御システム | 物理CPUの制御システムとして使用する「プロセッサ資源分割管理機構支援」(PRMA E3)を指定する。 | 不可 | |
| シンタクスレベル | 512チャネル構成定義データのシンタクスチェックのレベルを指定する。 | 不可 | |
| CPUモデル | HLUSCCPのCPU識別記号を指定する。指定したCPU識別記号を基に,エラーチェックが実施される。 | 可※1 | |
| ACONARC装備・非装備 | ACONARCの装備・非装備がオプションのCPUモデルに対して指定する。512チャネル構成では装備だけが選択できる。 | 可 | |
| 構成ID | 512チャネル構成定義データの構成IDを指定する。ホストのHLUSCCPでの指定と同様である。 | 可 | |
| SCDS番号 | 512チャネル構成定義データのSCDS番号を指定する。ホストのHLUSCCPでの指定と同様である。 | 可 |
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