まず初めに,「西暦年月日」,「和暦年月日」,「コード」,「金額」などに代表されるような,最も共通的な要素を持つドメインを,データ項目辞書に登録します。
(1) ドメインを登録する辞書フォルダを準備する
まず,データ分析結果に従って,辞書フォルダをどのように分類し,辞書フォルダにどのようなドメインを登録するかを検討します。例えば,複数のシステム間で共通なドメインは,システムで共用する「システム共通辞書フォルダ」に登録し,システムに特有なドメインは,そのシステム専用の「Aシステム専用辞書フォルダ」に登録するようにします。
サーバの環境構築ユティリティを使い,データ項目辞書及び業務ルール辞書を管理する辞書フォルダを準備します。詳細については,「3.1.2 辞書フォルダを作成する」を参照してください。
(2) ドメインのデータ項目を登録する
ドメインを登録する辞書フォルダを決定した後,その辞書フォルダが管理するデータ項目辞書に,ドメインのデータ項目を整備していきます。次に,リポジトリブラウザを使ったデータ項目の定義について説明します。
(3) 結合項目を登録する
データ項目が結合項目の場合は,構成項目となるデータ項目をあらかじめ登録しておきます。次に,結合項目ブラウザ及びリポジトリブラウザを使った,結合項目の定義について説明します。このほか,SEWB+/RECORD EDITORを使い,レコードレイアウト図で確認しながら結合項目の構成を定義する方法もあります。SEWB+/RECORD EDITORを使うと,結合項目とレコード定義(最上位結合項目)を効率良く登録できます。概要については,「2.5.2(1) レコード定義(最上位結合項目)を登録する」を参照してください。
なお,結合項目の構成だけを編集したい場合は,ドラッグアンドドロップ又は[構成項目]メニューを使って操作してください。
なお,結合項目の構成だけを編集したい場合は,目的の結合項目を選択して[リポジトリ]メニューから[結合項目の構成]を選んでください。