付録B.5 辞書登録の例

次のケースを例に,ERwin/ERXから辞書登録するときにSEWB+/REPOSITORYでどのような設定をするとよいかを説明します。

<この項の構成>
(1) ERwin/ERXの分析情報を,新規に辞書登録する
(2) 辞書のデータ項目を,ERwin/ERXの分析情報で更新する

(1) ERwin/ERXの分析情報を,新規に辞書登録する

(a) 辞書登録の概要

ERwin/ERXで設計した分析情報をCSV形式ファイルに出力し,指定した辞書フォルダに新しいデータ項目として登録します。この例を次に示します。

[図データ]

(b) SEWB+/REPOSITORYでのCSV形式ファイル入力時の設定

ダイアログから実行する場合

プログラムメニューから「CSV入力」を起動し,表示されるダイアログで次の設定をします。

表B-17 [CSV入力]ダイアログ

設定項目設定値
入力CSVファイル名ERwin/ERXから出力したレポートファイル名を指定
登録先辞書フォルダ名データ項目を登録する辞書フォルダ名を指定
同時に入力するERwin/ERX属性レポートファイル名エンティティレポートと同時に入力する属性レポートファイル名を指定
入力する辞書種別「データ項目」を選択

注※ PK属性のデータ項目とFK属性のデータ項目との間に継承関係を登録したい場合,指定してください。


表B-18 [CSV入力オプション]ダイアログ

設定項目設定値
辞書への登録方法「新規に登録する」を選択
(ただし属性レポートでは「データ名項目/業務ルール名で更新する」を選択)
CSV入力フォーマット種別
  • 「ERwin/ERX」を選択
  • 「対象データベース選択」でデータベースを選択
  • 「レポート形式選択」でERwin/ERXのバージョンに対応した形式を選択
  • 物理名の異なる外部キーを識別する:オン
CSVファイルのヘッダを識別するオン(レポート出力時にヘッダを付加した場合)
コマンドラインから実行する場合

CSV形式ファイル入力コマンドを使用してコマンドラインから実行する場合,次のように指定します。

(2) 辞書のデータ項目を,ERwin/ERXの分析情報で更新する

(a) 辞書登録の概要

一度,辞書に登録したデータ項目を,そのデータ項目に対応するERwin/ERXの分析情報で更新します。データ項目の対応は,データ項目名で判断されます。

この例を次に示します。(1)で説明した新規登録の後,用途ごとにフォルダに分けて管理している例です。この辞書にERwin/ERXで変更した分析情報を再登録すると,既存のデータ項目の定義情報が更新され,追加した属性が新しいデータ項目として登録されます。

[図データ]

(b) SEWB+/REPOSITORYでのCSV形式ファイル入力時の設定

ダイアログから実行する場合

プログラムメニューから「CSV入力」を起動し,表示されるダイアログで次の設定をします。

表B-19 [CSV入力]ダイアログ

設定項目設定値
入力CSVファイル名ERwin/ERXから出力したレポートファイル名を指定
登録先辞書フォルダ名データ項目を登録する辞書フォルダ名を指定
同時に入力するERwin/ERX属性レポートファイル名エンティティレポートと同時に入力する属性レポートファイル名を指定
入力する辞書種別「データ項目」を選択

注※ PK属性のデータ項目とFK属性のデータ項目との間に継承関係を登録したい場合,指定してください。


表B-20 [CSV入力オプション]ダイアログ

設定項目設定値
辞書への登録方法
  • 「データ項目名/業務ルール名で更新する」を選択
  • 全辞書フォルダを更新対象にする:オン
  • 継承関係も更新する:オフ1
CSV入力フォーマット種別
  • 「ERwin/ERX」を選択
  • 「対象データベース選択」でデータベースを選択
  • 「レポート形式選択」でERwin/ERXのバージョンに対応した形式を選択
  • 物理名の異なる外部キーを識別する:オン
  • Erwin/ERX属性のみを更新する:オン2
CSVファイルのヘッダを識別するオン(レポート出力時にヘッダを付加した場合)

注※1 新規登録した後にデータ項目の継承関係を変更していて,その関係を保ったままERwin/ERX属性だけを更新したい場合に,必ず指定してください。

注※2 フリガナなどのERwin/ERX属性以外の定義情報を保ったまま,ERwin/ERX属性だけでデータ項目を更新したい場合に,必ず指定してください。


コマンドラインから実行する場合

CSV形式ファイル入力コマンドを使用して,コマンドラインから実行する場合は,次のように指定します。