付録G.1 移行作業
次の手順に従って移行作業をします。作業はサーバでシステム管理者が行ってください。
- 環境構築移行コマンドを実行する
サーバのコマンドラインで環境構築移行コマンドを実行して,旧バージョンで作成した辞書を新しいバージョン用に変換します。コマンドの使い方については,「付録G.2 環境構築移行コマンド(RPenvtr)の使い方」を参照してください。
- 移行用の「エクスポート運用」を設定する
移行する辞書をいったんエクスポートします。「エクスポート運用」に次の項目を設定してください。
- [ドキュメント]タブ
「ドキュメントをエクスポートしない」
- [辞書]タブ
「辞書をエクスポートする」
エクスポートする辞書フォルダに,旧バージョンで作成した辞書フォルダをすべて選択する
「すべてエクスポートする」
- [データ項目]タブ,[業務ルール]タブ
選択条件を指定しない(デフォルトのまま)
- 2.で作成したエクスポート運用を実行する
- 移行用の「インポート運用」を設定する
取り出したエクスポートファイルをインポートします。「インポート運用」に次の項目を設定してください。
- [ドキュメント]タブ
「ドキュメントをインポートしない」
- [辞書]タブ
「辞書をインポートする」
インポート方法…「上書き」
インポート先…「すべてエクスポート元と同じ辞書フォルダに配布する」
エクスポート元の資源のアクセス権を設定する
- [データ項目]タブ,[業務ルール]タブ
エクスポート元の資源のアクセス権を設定する
- 4.で作成したインポート運用を実行する
- データベースを再編成する
使用しているデータベース(Object Server)の「Object Server簡易設定」ユティリティでデータベース定義ファイルを作成してから,「データベースの再編成」ユティリティを実行する。
- 注 旧バージョンでSEWB3からデータ項目辞書を移行した場合には,その辞書をいったんCSV形式ファイルに出力し,再入力してください。移行した辞書に対して行う操作を,次に示します。なお,ダイアログから実行する場合は,データ項目辞書と業務ルール辞書を一度に出力又は入力することはできません。辞書種別ごとに1.から2.の操作を繰り返してください。
- 移行した辞書を,CSV形式ファイルに出力する
サーバのプログラムメニューから「CSV出力」を起動します。表示されるダイアログで,次の指定をして実行します。
- [CSV出力]ダイアログで,「CSV出力する辞書フォルダ」に対象の辞書フォルダ名を,「出力CSVファイル名」に出力するCSV形式ファイル名を指定し,出力する「辞書種別」を指定する。
- [CSV出力オプション]ダイアログの「出力IDの形式」で「IDにシステム内部IDを使用する」を選ぶ。
- CSV形式ファイルを辞書に再入力する
サーバのプログラムメニューから「CSV入力」を起動します。表示されるダイアログで,次の指定をして実行します。
- [CSV入力]ダイアログで,「既存の辞書フォルダに登録する」を選び,「入力CSVファイル名」と「入力する辞書種別」を指定する。
- [CSV入力オプション]ダイアログの「辞書への登録方法」で「システム内部IDで更新する」を選ぶ。
- 上記と同様の操作を,サーバのコマンドラインから実行することもできます。次のコマンドを実行してください。
- SEWB+/REPOSITORYの組み込み先パス名¥bin¥RPCsvout /f CSV形式ファイル名 /d 辞書フォルダ名 /s use
- SEWB+/REPOSITORYの組み込み先パス名¥bin¥RPCsvin /f CSV形式ファイル名 /d 辞書フォルダ名 /s use