ORB(オブジェクトリクエストブローカ)を利用したC/Sシステムのアプリケーション(オブジェクト)の論理構成設計を支援するツールです。特に,3層-画面入出力などのユーザインタフェースを制御する「プレゼンテーション層」,中核的な業務処理を実行する「ファンクション層」,データベースの管理及びデータベースへのアクセスを実行する「データ層」-で構成されるC/Sシステムの設計に適しています。SEWB+/CS-DESIGNでは,C/Sシステムのアプリケーション分割や関連の定義を,論理設計図を描きながらビジュアルに設計できます。論理設計図には,各アプリケーションの外部インタフェースとして,アプリケーションの操作関数,属性や例外を定義できます。また,オブジェクトに定義したインタフェースの情報からは,CORBA※1(Common Object Request Broker Architecture)のIDL※2(Interface Definition Language)を生成できます。
次に,SEWB+/CS-DESIGNから辞書に登録した資源がどのように利用されるのかについておおまかに説明します。この流れを,図1-6に示します。
図1-6 辞書の利用の流れ(SEWB+/CS-DESIGN)
SEWB+/CS-DESIGNで設計した論理設計図のファイルをSEWB+/CONSTRUCTIONに読み込み,サーバアプリケーション開発に利用できます。
SEWB+/CS-DESIGNの詳細については,マニュアル「SEWB+/CS - DESIGN ユーザーズガイド」を参照してください。
SEWB+/CS-DESIGNでの設計情報を利用したアプリケーション開発については,マニュアル「SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド」を参照してください。