5.1.2 レポート設計の手順
辞書のレコード定義情報を利用した,SEWB+/EUR Professional Editionのレポート設計の手順を説明します。詳細な使い方については,SEWB+/EUR Professional Editionのヘルプを参照してください。
- <この項の構成>
- (1) レポートの設計
- (2) レポート設計内容の変更
(1) レポートの設計
設計手順を次に説明します。なお,SEWB+/EUR Professional Editionをクライアントにインストールした後,リポジトリブラウザを起動すると,ドキュメント種別の情報(ドキュメント種別の名称,テンプレートファイル,ファイルエクステンション)が自動的にサーバの運用環境に設定されます。
- リポジトリブラウザでドキュメントを作成する場所を選びます。
- [新規作成]メニューから[ドキュメント]を選び,レポートファイル(又はフォームシートファイル)作成の指定をします。
このとき,レポート出力アプリケーションを実行する環境(PC又はWS)に合わせて,ドキュメント種別とファイルエクステンションを選択してください。
- 実行環境がPCの場合
ドキュメント種別は,EURレポートファイル(PC版),又はEURフォームシートファイル(PC,WS版)
ファイルエクステンションは,.agr 又は .fms
- 実行環境がWSの場合
ドキュメント種別は,EURフォームシートファイル(WS版)
ファイルエクステンションは,.fms
新しいレポートファイル(又はフォームシートファイル)が作成されて自動的にリポジトリに登録されます。
同時に,クライアント側の指定した場所にチェックアウトされ,SEWB+/EUR Professional Editionのウィンドウが表示されます。
- SEWB+/EUR Professional Editionのウィンドウから[データ]-[最上位結合項目]メニューを選びます。
辞書のレコードを選択するためのダイアログが表示されます。ここで目的のレコードを検索するために[検索開始]を選びます。
- 表示されたレコード定義の一覧から目的のレコードを選択し,[OK]ボタンを選びます。
辞書のレコード定義情報から,レポートのフィールド定義情報が自動的に生成されます。この生成規則については,「5.1.3 フィールドの生成規則」を参照してください。
- 自動的に生成された情報を基にして目的のレポートを設計します。
完成後,SEWB+/EUR Professional Editionを終了すると,レポートの情報がレポートファイル(又はフォームシートファイル)に保存されます。
- レポートファイル(又はフォームシートファイル)をリポジトリにチェックインします。
チェックインすると,レポート設計に利用した辞書のレコード定義(最上位結合項目)とそのファイルの間に自動的に関連が付けられます。
(2) レポート設計内容の変更
リポジトリブラウザで目的のレポートファイル(又はフォームシートファイル)を選び,クライアント側にチェックアウトします。そのファイルを開いてSEWB+/EUR Professional Editionを起動し,レポートの設計内容を変更します。
なお,前回SEWB+/EUR Professional Editionでレポートを設計した時点から,生成元となった辞書のレコード定義が変更されている場合には,最新のレコード定義情報を読み込むかどうかを確認するメッセージが表示されます。レコード定義情報を再度読み込むと,レイアウトが変更される場合があります。この場合には,レイアウトを見直して再編集してください。