はじめに

このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの辞書の機能と使用方法について説明したものです。

P-2451-1424 リポジトリ管理 SEWB+ リポジトリ セット

P-2651-1524 リポジトリブラウザ SEWB+/REPOSITORY-BROWSER

P-2451-1414 リポジトリ管理 SEWB+ リポジトリ セット

P-2651-1514 リポジトリブラウザ SEWB+/REPOSITORY-BROWSER

SEWB+ リポジトリ セットは,SEWB+/REPOSITORYとGroupmax Object Server Version 6で構成されます。このマニュアルでは,SEWB+/REPOSITORYとSEWB+/REPOSITORY-BROWSERを併せて「SEWB+/REPOSITORY」と呼びます。また,SEWB+/REPOSITORY-BROWSERを「リポジトリブラウザ」と呼びます。

〈対象読者〉

SEWB+/REPOSITORYを使ってシステム開発プロジェクトで共有する辞書を設計及び管理する方を対象としています。

マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド」で説明されている,リポジトリのシステム開発資源の構成,及びSEWB+/REPOSITORYの機能の概要を理解されていることを前提とします。また,サーバOS(Windows NT Server又はWindows 2000 Server)とクライアントOS(Windows 95,Windows 98,Windows Me,Windows NT又はWindows 2000)の機能及び操作を理解されていることを前提とします。

〈マニュアルの構成〉

このマニュアルは,次に示す六つの章と付録から構成されています。

第1章 概要
システム開発での辞書の位置付け,辞書が管理する情報や,辞書とSEWB+ツール(分散開発環境でシステム開発を支援するSEWB+シリーズのツールの総称)がどのように関係するのかについて説明しています。また,辞書の設計から運用までの,辞書に関係する作業の流れについて説明しています。
第2章 辞書の設計
SEWB+/REPOSITORYの辞書の仕組みを有効に利用して,システム開発に効果的に役立たせるための辞書の設計について説明しています。
第3章 辞書の環境設定と運用
サーバの環境構築ユティリティを使った辞書の準備について説明しています。また,辞書を管理する場合に参考となる資源管理の目安,アクセス権の設定や,複数サーバ間での辞書の運用について説明しています。
第4章 辞書情報の一括登録と出力
SEWB+/REPOSITORYでは,既存資産を有効利用し,辞書情報を一括して扱うための機能をサーバに用意しています。ここでは,CSV形式ファイルによる辞書情報の入出力,データベースからのデータ項目の生成,及びSEWB3データ項目辞書の移行について説明しています。
第5章 SEWB+/EUR Professional Editionのレポート設計
帳票設計ツールにSEWB+/EUR Professional Editionを使用すれば,辞書に登録した情報を利用して効率良くレポートを設計したり,レポート出力アプリケーションを作成したりできます。ここでは,辞書の情報がどのように利用されるかや,利用の手順などを説明しています。
第6章 APPGALLERY Enterpriseのクライアントアプリケーション作成
SEWB+/REPOSITORYでは,アプリケーション開発環境にAPPGALLERY Enterpriseを使用したクライアントアプリケーションの作成を支援しています。ここでは,連携の概要,辞書側での準備や利用の手順などを説明しています。
付録A 標準データ項目辞書の紹介
付録B ERwin/ERXからの辞書登録
付録C SILVERRUNからの辞書登録
付録D 命名ルールインタフェース
付録E 検査項目インタフェース
付録F 標準提供の同一項目用業務ルール
付録G バージョンアップに伴う辞書の移行
付録H 用語解説

〈関連マニュアル〉

このマニュアルは次に示すマニュアルと関連があります。必要に応じてお読みください。

SEWB+ クライアントサーバシステム開発ガイド (3020-3-844)

SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド (3020-3-697)

SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド (3020-3-700)

SEWB+/REPORT MANAGER ドキュメント作成支援 使用の手引 (3020-3-720)

SEWB+/CS - DESIGN ユーザーズガイド (3020-3-770)

APPGALLERY プログラマーズガイド (3020-7-432)

使ってみよう EUR (3020-7-440)

EUR 導入(3020-7-053)

EUR 帳票設計(3020-7-054)

EUR 帳票出力(3020-7-055)

Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド (3020-3-B56)

SEWB+/STANDARD-DICTIONARY 標準データ項目辞書 使用の手引 (3020-3-719)

SEWB+/STANDARD-SUBROUTINE 標準サブルーチン 使用の手引 (3020-3-725)

SEWB3 データ項目設計支援 使用の手引 (3000-7-455)

SEWB3 運用の手引 (3000-7-451)

 

注※ EUR Version 4の場合にお読みください。

〈マニュアル体系〉

SEWB+シリーズのマニュアル体系を次に示します。

[図データ]

〈このマニュアルでの表記〉

このマニュアルでは,製品名称を次に示す略称(又は総称)で表記しています。

製品名称略称(総称)
SEWB+/EUR Professional EditionSEWB+/EUR Professional Edition
EUR Professional Edition
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0Windows NT Server 4.0Windows NT 4.0
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0Windows NT Workstation 4.0
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 3.51Windows NT Server 3.51Windows NT 3.51
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 3.51Windows NT Workstation 3.51
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating SystemWindows 2000 ServerWindows 2000
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating SystemWindows 2000 Professional
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating SystemWindows 95
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating SystemWindows 98
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating SystemWindows Me
Microsoft(R) WordMicrosoft Word
Microsoft(R) ExcelMicrosoft Excel
SEWB+/CS - DESIGNSEWB+/CS-DESIGN
Groupmax Object Server Version 6Groupmax Object ServerObject Server
Groupmax High-end Object Server Version 6Groupmax High-end Object Server

また,特に区別する必要がない場合は,Windows NT 4.0とWindows NT 3.51を併せてWindows NT,Windows NT Server 4.0とWindows NT Server 3.51を併せてWindows NT Serverと表記しています。

Groupmax Object ServerとGroupmax High-end Object Serverとの区別が必要な場合は,それぞれの製品名称を使用しています。

〈このマニュアルでのバージョン表記〉

このマニュアルでは,SEWB+ リポジトリ セットのバージョンを次のように表記しています。

SEWB+ リポジトリ セットのバージョンこのマニュアルでのバージョン表記
SEWB+ リポジトリ セット 02-53SEWB+/REPOSITORY 02-07
SEWB+ リポジトリ セット 02-51SEWB+/REPOSITORY 02-06
SEWB+ リポジトリ セット 02-49SEWB+/REPOSITORY 02-05
SEWB+ リポジトリ セット 02-47SEWB+/REPOSITORY 02-04
SEWB+ リポジトリ セット 02-45SEWB+/REPOSITORY 02-03
SEWB+ リポジトリ セット 02-43SEWB+/REPOSITORY 02-02
SEWB+ リポジトリ セット 02-41SEWB+/REPOSITORY 02-01
SEWB+ リポジトリ セット 02-00SEWB+/REPOSITORY 02-00
SEWB+ リポジトリ セット 01-01SEWB+/REPOSITORY 01-01

〈このマニュアルで使用する記号〉

このマニュアルで使用する記号を次のように定義しています。

記 号意 味
[  ]メニュー
[  ]ボタン
[  ]ダイアログ
など
メニュータイトル,メニュー項目,ダイアログボックスのボタン,操作キー,ウィンドウ,ダイアログボックスなどを示す。

〈構文の説明で使用する記号〉

このマニュアルのコマンドの構文の説明では,次の記号を使用します。

記 号意 味
〔 〕この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを示す。
複数の項目が縦又は横に並べて記述されている場合には,すべてを省略できる。
記述が省略されていることを示す。
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個を指定できる。

〈図中で使用する記号〉

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

〈マニュアルで使用する文字種の表現〉

このマニュアルでは,文字種は次の「文字セット」で表現します。

文字セット定 義備 考
英字英大文字(A~Z)及び英小文字(a~z)1バイトを1文字とする半角文字
英大文字A~Z,¥,@,#
カナ文字ア~ン,゛,゜,ー,及びカナ小文字
数字0~9
数値数字,.,+,-
英数字英字及び数字
日本語文字シフトJIS標準漢字コードで定められた漢字2バイトを1文字とする全角文字

〈マニュアルとヘルプを効果的にお使いいただくために〉

SEWB+/REPOSITORYではオンラインヘルプ(以降,ヘルプと呼びます)を提供しています。利用の目的に応じて,マニュアルとヘルプを使い分けることをお勧めします。

マニュアルは,SEWB+/REPOSITORY全体の機能や使い方を理解したいときや,プロジェクトに適した運用を検討するときにお使いください。

ヘルプは,SEWB+/REPOSITORYを操作中に機能の詳細を知りたいときにお使いください。ダイアログボックスの操作方法,メニューバーの利用方法の詳細,又は注意事項などを参照できます。ヘルプでは,次の内容を説明しています。

〈常用漢字以外の漢字の使用について〉

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については常用漢字以外の漢字を使用しています。

汎用(はんよう)