5.3.2 インポートの実行

インポートの実行には,コマンドによってインポートを実行する方法と,[インポート運用の一覧]ダイアログからインポートを実行する方法があります。

<この項の構成>
(1) コマンドによるインポートの実行
(2) [インポート運用の一覧]ダイアログからのインポートの実行
(3) インポートの自動実行
(4) インポート実行時のエラー
(5) インポートの中止
(6) インポートの終了コード

(1) コマンドによるインポートの実行

インポートのコマンドについて説明します。

インポートのコマンドのファイルは,次の場所に格納されています。

SEWB+/REPOSITORYの組込み先のパス名¥BIN¥RPimport

SEWB+/REPOSITORYの組込み先のパス名は,デフォルトでは次のように設定されています。

(2) [インポート運用の一覧]ダイアログからのインポートの実行

[インポート運用の一覧]ダイアログで,実行するインポート運用を指定して[実行]ボタンを選ぶとインポートが実行されます。

(3) インポートの自動実行

Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのatコマンドなどで,インポートのコマンド(Rpimport)を特定の時刻に実行するように登録することによって,インポートを自動化できます。atコマンドについての詳細は,各OSのヘルプを参照してください。

次に,自動実行をする際の注意事項を説明します。

(4) インポート実行時のエラー

インポート実行時にエラーが発生した場合は,メッセージログファイルにエラーの内容が出力されます。

(5) インポートの中止

インポートの実行時に表示される進ちょく情報ダイアログの[中止]ボタンを押すと,中止確認のダイアログが表示されます。そこで[OK]を選ぶとインポートが中止されます。

インポートを中止した場合,中止する前までの資源はインポート先に登録されているので,エクスポート元のリポジトリとインポート先のリポジトリで矛盾が生じてしまいます。インポート先のリポジトリを回復するためには,中止したインポートを再実行してインポートを完了させる必要があります。

(6) インポートの終了コード

インポートが終了すると,次に示す終了コードを返します。

0:正常終了
1:異常終了(処理を中止した)
2:引数不正
4:処理は終了したが,途中で続行可能なエラーが発生
(メッセージログ出力ファイルに詳細なメッセージを出力した)
5:インポートする情報がないので,インポートしないで終了
6:ユーザ応答による中止
強制終了の場合の終了コードは不定です。