6.2.2 フォルダの構造を復元し,プログラムの統合環境を作成する
SI支援ユティリティを使用すると,設定されたシステムバージョンを利用してプログラムの統合環境が容易に作成できます。
次に,操作手順を示します。
- 抽出対象として,「関連付けられている全てのドキュメントのファイル内容を抽出」を選択する
- システムバージョン一覧から,システムバージョンフォルダ又はシステムバージョンを選択する
- 抽出情報の抽出先フォルダ名称を指定する
- 抽出情報の「ドキュメントのフォルダ構造も抽出する」を指定する
- SI支援ユティリティを実行する
SI支援ユティリティの操作方法については,ヘルプの「SI支援ユティリティ」を参照してください。
例えば,システムバージョン「機能1サポート」を選択し,抽出を実行すると,関連付けられているドキュメントのファイル内容とフォルダの構造が復元され,指定したフォルダの直下にファイルが抽出されます。
- ●指定例
![[図データ]](figure/zu060400.gif)
- ●抽出結果
- 抽出先のフォルダの直下にフォルダの構成(相対パス)を復元して,「開発¥COBOLソース」及び「開発¥COBOL部品」のフォルダに,ファイルの内容がそれぞれ抽出されます。
- 抽出先のフォルダ構成:C:¥temp¥開発¥COBOLソース
![[図データ]](figure/zu060500.gif)
- 抽出先のフォルダ構成:C:¥temp¥開発¥COBOL部品
![[図データ]](figure/zu060600.gif)
- <この項の構成>
- (1) システムバージョン間の差分を抽出する
(1) システムバージョン間の差分を抽出する
異なるシステムバージョンに関連付けられたドキュメントの差分を抽出することができます。また,差分を抽出することによって,メインフレームへの転送対象ファイルを絞り込むことができます。
次に,操作手順を示します。
- 抽出対象として,「システムバージョン間の差分ドキュメントのファイル内容を抽出」を選択する
- システムバージョン一覧から,[比較元]ボタン及び[比較先]ボタンを選択して,システムバージョンフォルダ又はシステムバージョンを選択する
- [差分抽出条件]ボタンを実行して,差分抽出条件を設定する
- 抽出情報の抽出先フォルダを設定する
- SI支援ユティリティを実行する
SI支援ユティリティの操作方法については,ヘルプの「SI支援ユティリティ」を参照してください。
例えば,「Ver 1.0」を比較元,「Ver 2.0」を比較先に指定して抽出した場合,それぞれのシステムバージョンに関連付けられているドキュメントを比較条件に従って比較し,追加又は変更されたドキュメントのファイルだけを抽出します。
- ●指定例
![[図データ]](figure/zu060700.gif)
- ●抽出結果
- システムバージョンフォルダの下位の固定システムバージョンに関連付けられているドキュメントのバージョンを比較して,ファイルを抽出します。ただし,同じドキュメントが複数存在する場合は,最新のファイルを比較対象とします。
- 抽出先のフォルダ構成:C:¥temp
![[図データ]](figure/zu060800.gif)