SEWB+/REPOSITORYを利用するユーザとグループの登録,及び登録例について説明します。
(1) ユーザの登録
SEWB+/REPOSITORYを利用するユーザを登録します。ユーザは,ユーザ登録ファイルに登録します。ユーザは,システム管理者が登録してください。
(a) ユーザ登録の手順
ユーザを登録する手順を次に示します。
(b) ユーザ登録ファイル
ユーザ登録ファイルは,SEWB+/REPOSITORYのユーザを登録するファイルです。ユーザ登録ファイルには,SEWB+/REPOSITORYの管理者用として,ユーザ名「system」があらかじめ登録されています。
ユーザ登録ファイルの記述規則を次に示します。
複数のユーザを登録する場合は,改行して記述します。
system::0::::
user1::100::::
user2::101::::
(2) グループの登録
SEWB+/REPOSITORYを使用するユーザのグループを登録します。グループは,グループ登録ファイルに登録します。グループは,システム管理者が登録してください。
(a) グループ登録の手順
グループを登録する手順を次に示します。
(b) グループ登録ファイル
グループ登録ファイルは,SEWB+/REPOSITORYのユーザのグループを登録するファイルです。グループ登録ファイルには,次に示す二つのグループ名があらかじめ登録されています。
ユーザ登録ファイルの記述規則を次に示します。
複数のグループを記述する場合は,改行文字で区切ります。
グループ登録ファイルの記述例を次に示します。
system::0:
everyone::1:
kslg::10:user1,user2
(3) SEWB+/REPOSITORYとWindows NT Server又はWindows 2000 Serverのアカウント
リポジトリを利用するには,SEWB+/REPOSITORYのアカウントが必要です。また,リポジトリで管理されているドキュメントのファイルを,OSのネットワーク機能で参照する場合は,Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのアカウントも必要です。このため,SEWB+/REPOSITORYとWindows NT Server又はWindows 2000 Serverとでアカウント名(ユーザ名,グループ名)を同一にする運用をお勧めします。
クライアントのOSにWindows NT Server又はWindows 2000 Serverを使用する場合は,サーバ側とクライアントのWindows NT Server又はWindows 2000 Serverで使用するアカウント名を同一にしてください。異なるアカウント名を使用すると,ドキュメントの参照ができないなどの現象が起きることがあります。
(4) ユーザとグループの登録例
ここでは,表3-5に示すユーザとグループの例を登録する手順を説明します。
表3-5 ユーザとグループの例
SEWB+/REPOSITORYのアカウント | Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのアカウント | ||
---|---|---|---|
ユーザ名 | グループ名 | ユーザ名 | グループ名 |
ikeda | AProject,BProject | ikeda | Domain Users |
takasu | AProject | takasu | |
nakamura | naka | ||
kinosita | Bproject | kino | |
uchimura | uchi | ||
Guest | Guests | Guest | Guests |
(a) リポジトリユーザとグループの登録
(b) Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのユーザとグループの登録
Windows NT Serverの場合は「ドメインマネージャ」で,Windows 2000 Serverの場合は「Active Directoryユーザとコンピュータ」で登録します。
以上の手順によって,Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのアカウントとして次の内容が登録されます。
ユーザ名 | 所属するローカルグループ | 所属するグローバルグループ |
---|---|---|
ikeda | AProject,BProject | Domain Users |
takasu | AProject | |
naka | AProject,nakamura | |
kino | BProject,kinosita | |
uchi | BProject,uchimura |