付録D.1 サーバに必要なハードウェアリソース

<この項の構成>
(1) メモリ容量
(2) ディスク容量

(1) メモリ容量

サーバで使用されるメモリの内訳を表D-1に示します。

メモリ所要量の各値は,すべて仮想メモリの値です。

表D-1 サーバで使用されるメモリの内訳

内容所要メモリ量(MB)備考
OS(Windows NT Server)23.0 A
OS(Windows 2000 Server)128.0推奨は256MB以上
Groupmax Object Server30.0どちらか一つが必要B
Groupmax High-end Object Server42.0
SEWB+/REPOSITORY5.0常駐プロセス部分C
9.0接続しているクライアントごとに必要D
PVCS2.0PVCSを使用する場合に必要E

スワップを発生させないで快適にサーバを使用するには,次に示す式で求めた値を目安としてメモリを搭載することをお勧めします。式で使用しているA~Eは,表D-1に示すA~Eに対応しています。

次にサーバに搭載するメモリの計算例を示します。

■条件
OS:Windows 2000 Server(推奨メモリ分)
データベース:Groupmax High-end Object Server
PVCS:使用する
接続クライアント数:20
■メモリ量
(256+42+5)+(9+2)×20=523(MB)

クライアント側での処理要求時にサーバで使用されるメモリを表D-2に示します。

表D-2 クライアント側の処理要求時にサーバで使用されるメモリ

処理内容所要メモリ量(MB)備考
データ項目のリスト表示0.81,000件表示時

 ドキュメントの操作は,件数に関係なく100KB未満のメモリが使用されます。


ユティリティを起動したときにサーバで使用されるメモリを表D-3に示します。

表D-3 ユティリティ起動時にサーバで使用されるメモリ

処理内容所要メモリ量(MB)備考
CSV入力,移行11.51,000件入力時
計算式:2.5KB×件数+9MB
ERwin/ERXと連携する場合は,さらに9.4MB必要
環境構築ユティリティ6.0辞書ユティリティのタイプマッピングの設定をする場合は,46MB必要

(2) ディスク容量

サーバで稼働するプログラムプロダクトに必要なディスク容量を表D-4に示します。

表D-4 サーバで稼働するプログラムプロダクトに必要なディスク容量

内容所要ディスク容量(MB)備考
Groupmax Object Server300.01
Groupmax High-end Object Server350.01
SEWB+/REPOSITORY20.0 
SEWB+/BATCH-FRAMEWORK0.7 
PVCS8.0PVCSを使用する場合に必要

注※1 データベースの初期化は,SEWB+/REPOSITORYが提供しているサンプルファイルを使用しています。