7.2 資源のリストア
資源のリストアは,システム管理者(Administrators権限)で行います。
バックアップした資源のリストア(回復)をするには,Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのバックアップ機能を使用します。リストアをする場合は,次のことに注意してください。
- SEWB+/REPOSITORY及びデータベースが実行されていないことを確認する。
- リポジトリ内の資源間に矛盾が発生しないように,バックアップしたすべてのファイルを同時に回復する。
- ファイルアクセス権を復元するオプションを選択する。
- Windows NT Server又はWindows 2000 Serverのバックアップ機能でファイルを復元した後,SEWB+/REPOSITORYの「環境回復ユティリティ」で,「環境構築ユティリティ」で設定されていた環境情報を回復する。
資源のリストアを実行する手順を,Windows NT Serverの例で説明します。
- バックアップをしたテープをテープドライブに挿入する
- 「管理ツール」の「バックアップ」を起動する
バックアップウィンドウが表示されます。
[テープ]ウィンドウが開かれていない場合は,「テープ」アイコンを開きます。
![[図データ]](figure/zu070200.gif)
- バックアップウィンドウの[操作]メニューから[カタログ]を選ぶ
バックアップの内容が表示されます。
- [テープ]ウィンドウのテープアイコンのチェックボックスをチェックする
テープウィンドウで右のフォルダアイコンのチェックボックスにもすべて×印が付いたことを確認してください。すべてのファイルを同時に回復しないと,リポジトリ内の資源間に矛盾が発生するので注意してください。
- バックアップウィンドウの[操作]メニューから[復元]を選ぶ
[復元情報]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu070300.gif)
- 「ファイル アクセス権の復元」チェックボックスをチェックする
- スクロールをして,すべてのバックアップセットに対して,6.と同様に設定する
- [復元情報]ダイアログの[OK]ボタンを選ぶ
リストアが実行されます。
リストアが終了したら,[OK]ボタンを選んで[復元情報]ダイアログを閉じます。
- バックアップウィンドウの[操作]メニューから[テープの取り出し]メニューを選択して,テープドライブからテープを取り出す
- バックアップウィンドウの[操作]メニューから[バックアップの終了]メニューを選ぶ
バックアップウィンドウが閉じます。
- 「SEWB+/REPOSITORY」の「環境回復ユティリティ」を起動する
復元されたファイルから,環境構築ユティリティで設定されていた環境情報が回復されます。
- ■Windows 2000 Serverでの注意事項
- Windows 2000 Serverでは,「アクセサリ」の「システムツール」から「バックアップ」を起動します。
- 資源のリストアでファイルのアクセス権を復元するには,「詳細な復元オプション」で「セキュリティを復元する」をチェックします。
![[図データ]](figure/zu070400.gif)
「詳細な復元オプション」を表示するには,「復元の確認」で[詳細設定]ボタンを選択します。
![[図データ]](figure/zu070500.gif)