9.1.1 障害対策の手順

SEWB+/REPOSITORY又はクライアント(リポジトリブラウザなど)との通信に障害が発生した場合は,アプリケーションログが出力されます。アプリケーションログは,サーバのWindows NT Server又はWindows 2000 Serverのイベントビューアで参照できます。

アプリケーションログを参照して障害の内容を確認したうえ,障害に対する処置を行ってください。

<この項の構成>
(1) アプリケーションログの参照
(2) ユーザの処置

(1) アプリケーションログの参照

アプリケーションログを参照するための手順を次に示します。

  1. サーバに「Administrator」でログインする
  2. 「管理ツール」の「イベントビューア」を起動する
  3. イベントビューアでアプリケーションログの一覧を表示する
    Windows NT Serverの場合,[ログ]メニューから[アプリケーション]を選ぶ。Windows 2000 Serverの場合,[ツリー]から[アプリケーションログ]を選ぶ。
  4. アプリケーションログの一覧の中から「ソース」の項目に「SEWB+/REPOSITORY」又は「Object Server」が表示されているログを探す
  5. 異常が発生した日時に近いログをダブルクリックする
    [イベントの詳細]又は[イベントのプロパティ]ダイアログが表示されます。
    [イベントの詳細]又は[イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」には,発生した事象,発生要因,ユーザの処置方法が表示されます。

(2) ユーザの処置

[イベントのプロパティ]ダイアログの表示内容に従って,障害に対する処置をしてください。

なお,アプリケーションログに示された処置方法では障害を回復できない場合は,「9.1.2 ユーザで障害を回復できない場合の処置」を参照してください。

(a) ユーザ環境に起因する障害の処置

  1. [イベントの詳細]又は[イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」に示された処置に従って障害の要因を取り除く
  2. SEWB+/REPOSITORY又はリポジトリブラウザを再起動させる

(b) データベースに起因する障害の処置

  1. [イベントの詳細]又は[イベントのプロパティ]ダイアログの「説明」に示された詳細コードに対応した処置で障害の要因を取り除く
    Object Server 管理ツール ヘルプを参照して,詳細コードに該当するエラーの要因と対処方法を確認してください。詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
  2. Object Serverが終了している場合は,再起動させる
  3. SEWB+/REPOSITORY又はリポジトリブラウザを再起動させる
Object Serverで「排他資源が不足している」エラーが発生した場合は,「9.4 データベースの障害対策」を参照してください。