4.2.1 開発を開始する

SEWB+/REPOSITORYを利用してシステムを開発するときは,作業全体の資源を管理するためのシステムバージョンを作成します。浮動のシステムバージョンをドキュメントに設定すると,開発中に,最新の版を参照できます。また,開発作業が終了した時点では,すべての資源をシステムバージョンに関連付けて保管できます。

システムバージョンの設定手順の例を説明します。フォルダの構成などについては,「4.1.2 システム開発環境の構築」の例を前提としています。

また,サーバにSEWB+/REPOSITORY,クライアントにリポジトリブラウザがインストールされている構成とします。

  1. サーバでSEWB+/REPOSITORYが起動していることを確認する
  2. クライアントでリポジトリブラウザを起動する
  3. システムバージョン管理アイコンを選択し,リポジトリブラウザの[リポジトリ]メニューの[新規作成]から[浮動システムバージョン]を選択する
    リストビュー上に浮動システムバージョンアイコンが表示されます。
  4. 浮動システムバージョンの名称を入力する
    項目設定内容
    システムバージョン名System V1.0
  5. [Enter]キーを押す
    浮動システムバージョンが作成されます。
  6. リポジトリブラウザのツリービュー又はリストビューで作成した「浮動システムバージョン」を選び,[リポジトリ]メニューから[プロパティ]を選ぶ
    [システムバージョンのプロパティ]ダイアログが表示されます。
  7. 「アクセス権」タブに次の設定をする
    項目設定内容
    所有者のアクセス権フルコントロール
    グループのアクセス権変更
    全ユーザのアクセス権読み取り
  8. [OK]ボタンを選ぶ
    システムバージョンのアクセス権が設定されます。