5.4.1 運用例の概要と前提条件
- <この項の構成>
- (1) 運用例の概要
- (2) 前提条件
(1) 運用例の概要
プログラム開発部署が,開発の基盤となる資源(仕様書やプログラム)を参照してプログラムを開発する形態を例にして説明します。開発資源の管理及び受け渡しを円滑にするため,SEWB+/REPOSITORYのエクスポート・インポート機能を使用します。
エクスポート・インポート機能を使用した資源の配布の概要を図5-5に,資源の増分配布の概要を図5-6に示します。
図5-5 資源の配布の概要
![[図データ]](figure/zu050500.gif)
図5-6 資源の増分配布の概要
![[図データ]](figure/zu050600.gif)
エクスポート・インポートの手順の概略は次のとおりです。
- 資源の提供側の手順
- エクスポート運用の設定をする
- エクスポートを実行する
- エクスポートファイルを配布先(ほかのリポジトリを管理するサーバ)に転送する
- 資源の受け取り側の手順
(2) 前提条件
運用例の前提条件について説明します。
(a) 配布する資源
- 説明資料(仕様書のドキュメントフォルダ)
- プログラム情報(ソース,実行ファイル,DLL(Dynamic Link Library),及びライブラリのドキュメントフォルダ)
配布する資料は,「System V1」という名称のルートドキュメントフォルダに格納されています。受け取り側は,配布された資料を参照だけします。
(b) 資源の提供側での設定
- エクスポート運用の名称は,「System V1.0 Release」とします。
- エクスポートファイル名は,「System V1.exp」とします。
- エクスポートファイルは,MO(Magneto Optical)ディスクで配布します。ファイルサイズには,230MBを設定します。
(c) 資源の受け取り側での設定
- 運用名称は,「System V1.0 Release」とします。
- インポートするエクスポートファイル名は,「System V1.exp」とします。
- インポート先の構成は,エクスポート元と同じにします。
- インポート先のアクセス権は,インポート実行者には「フルコントロール」,インポート実行者のグループには「読み取り」とします。