3.1.1 サーバ側での環境設定の概要

サーバ側での環境設定の流れと,環境設定の内容について説明します。

<この項の構成>
(1) サーバ側での環境設定の流れ
(2) サーバ側での環境設定の内容

(1) サーバ側での環境設定の流れ

サーバ側での環境設定の流れを次に示します。

  1. Windows NT Server又はWindows 2000 Serverの環境設定
    通信設定ファイル(SERVICES)を設定します。
  2. データベースの環境設定
    初期設定パラメタファイルとシステム共通定義ファイルを作成します。
  3. 環境の初期化
    • データベースの初期化
      Object Serverで,データベースを初期化します。初期化を終えた後,コンピュータを再起動してから,データベースのサービスを起動します。
    • リポジトリの初期化
      SEWB+/REPOSITORYの初期設定ユティリティを使って,リポジトリを初期化します。初期化を終えた後,コンピュータを再起動してからSEWB+/REPOSITORYのサービスを起動します。
  4. SEWB+/REPOSITORYのユーザの登録
    • ユーザの登録
    • グループの登録
  5. 運用環境の構築
    • リポジトリの環境構築
      SEWB+/REPOSITORYの環境構築ユティリティを使って,リポジトリの環境を構築します。

(2) サーバ側での環境設定の内容

サーバ側での環境設定の内容を表3-1に示します。

表3-1 サーバ側での環境設定の内容

項目環境設定の内容設定
区分
マニュアル
の参照先
Windows NT Server又はWindows 2000 Serverの環境設定SERVICESファイルの設定3.2.1
データベースの環境設定初期設定パラメタファイルの作成3.2.2
システム共通定義ファイルの作成
環境の初期化Object Serverのデータベースの初期化3.2.3
リポジトリの初期化
(初期設定ユティリティ1
SEWB+/REPOSITORY
のユーザの登録
ユーザ登録ファイルの設定3.2.4
グループ登録ファイルの設定
リポジトリの環境構築
(環境構築ユティリティ)
システム管理者用のパスワードの設定3.2.5
同時にログインできるユーザ数の設定
辞書フォルダの作成
データ項目と業務ルールの設定
辞書ユティリティのタイプマッピングの設定
ドキュメントの設定
ドキュメント種別の登録
ルートドキュメントフォルダの作成
バックアップ用コマンドファイルの作成2

(凡例) 〇:必ず設定する  △:必要に応じて設定する

注※1 初期化すると,変更できないので注意してください。

注※2 設定は任意ですが,不慮の障害に備えて使用することをお勧めします。