1.3.1 サーバの機能

SEWB+/REPOSITORYのサーバは,リポジトリを一元的に管理します。また,SEWB+/REPOSITORYの環境は,サーバで設定します。サーバでの操作はシステム管理者が行います。

<この項の構成>
(1) リポジトリの一元管理
(2) リポジトリ管理ユティリティ

(1) リポジトリの一元管理

ドキュメントや辞書などの開発資源の管理,開発システムのバージョン管理など,リポジトリに格納されるすべての情報を一元的に管理します。

(2) リポジトリ管理ユティリティ

(a) 初期設定ユティリティ

リポジトリの運用開始前に,リポジトリを初期化するためのユティリティです。

(b) 環境構築ユティリティ

リポジトリの運用中に,利用条件に応じて逐次設定するためのユティリティです。

(c) SI支援ユティリティ

異なるシステムバージョンに関連付けられたドキュメントを,比較・抽出するためのユティリティです。

(d) 環境回復ユティリティ

バックアップ(退避)したリポジトリの資源をリストア(回復)するためのユティリティです。

(e) エクスポート・インポートユティリティ

複数のサーバへ資源の配布を支援する機能です。エクスポートは,資源をほかの媒体に取り出す機能です。インポートは,エクスポートで取り出された資源を元のサーバ,又は別のサーバに取り込む機能です。リポジトリに格納した資源のほか,リポジトリの環境構築情報も対象にすることができます。

エクスポート・インポートを実行するには,あらかじめエクスポート・インポートの運用方法を設定しておく必要があります。

(f) CSV入力

CSV形式ファイルから,リポジトリのデータ項目辞書又は業務ルール辞書の情報を一括して入力できます。

(g) CSV出力

CSV形式ファイルに,リポジトリのデータ項目辞書又は業務ルール辞書の情報を一括して出力できます。

(h) SEWB+セッション管理

SEWB+/REPOSITORYへのログインを管理する機能です。

SEWB+/REPOSITORYの各ユーザがログイン中かどうかを一覧で確認したり,ユーザを強制的にログアウトしたり,特定のユーザに対してログインを禁止したりできます。