5.12.3 【AWS】ネットワーク遮断設定ファイルの設定
ここでは,パブリッククラウド環境固有のネットワーク遮断設定ファイルについて説明します。
ネットワーク遮断設定ファイル(定義ファイル:/opt/hitachi/HAmon/etc/fence_network.env)は,ネットワーク遮断の対象とするENIのIDを列挙します。
サンプルファイルは/opt/hitachi/HAmon/lib/fence_network.envにあります。サンプルファイルを/opt/hitachi/HAmon/etc配下にコピーしてから設定します。系切り替え構成内の各系で設定してください。
サンプルからコピーしたとき,ネットワーク遮断設定ファイルの内容は,次のようにENIのIDとしては仮の値が列挙されています。
eni-aaaa eni-bbbb
次のENIのIDを系ごとに列挙してください。なお,ENIのIDは系ごとに異なるため,ネットワーク遮断設定ファイルの内容は各系で異なります。
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業務通信用のENI
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レプリケーションパスに使用しているENI
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EFSへのアクセス用パスに使用しているENI
HAモニタの監視パスだけで使用するENIについては列挙不要です。
HAモニタの監視パスのENIを業務通信,レプリケーションパス,およびEFSへのアクセス用パスで兼用する場合は,遮断対象のENIとして列挙してください。
ネットワーク遮断設定ファイルの記述ルールは次のとおりです。
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1行当たりENI IDを1つ記述する。
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ENI IDは1〜10まで指定できる。
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同じENI IDを複数指定しないこと。
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先頭が#の行はコメント行となる(無視される)。
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空白行を指定できる(無視される)。
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コメント行を除き,1行は50文字以内で記述する。