Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ メッセージ


KAMN725-W (E+L)(Linux(x86))

[日本語]

デバイス:aa....aaでのSCSIコマンドの実行で異常が発生しました。詳細コード:bb....bb サーバ:cc....cc ホストアドレス:dd....dd(0xee....ee)

[英語]

Execution of the SCSI command on the device aa....aa ended abnormally. (details code: bb....bb, server: cc....cc, host address: dd....dd (0xee....ee))

デバイスaa....aaで,SCSIコマンドの実行エラーが発生しました。bb....bbOPEN,またはIOCTLの場合は,このメッセージの前にメッセージKAMN601-Wが出力されます。

aa....aa:サーバ対応の環境設定のオペランドに指定した,障害が発生したデバイス名

デバイス名の詳細は,次の表を参照してください。

オペランド名

環境

デバイス名

scsi_device

マルチパスソフトウェアがHDLM

HDLMの論理デバイス名。

VMware ESXiでの仮想化環境

シンボリックリンク名。

KVMでの仮想化環境

上記以外

dmmp_device

マルチパスソフトウェアがDMMP

DMMPの論理デバイス名。

DMMPの論理デバイス名の後ろには「(/dev/xxx)」が出力されます。xxxは障害が発生したパス名です。

bb....bb:詳細コード

詳細コード

意味

OPEN

aa....aaのオープンに失敗しました。aa....aaがありません。

IOCTL

aa....aaは,SCSIリザーブに対応していません。

ALREADY-RESERVATION

aa....aaが,すでにリザーブされています。または,系切り替えによって他系にリザーブされました。

IO-ERR

aa....aaで,I/Oエラーが発生しました。

cc....ccaa....aaの共有ディスクを使用しているサーバのサーバ識別名

dd....dd:詳細コード別に,次の内容が表示されます。

詳細コード

表示内容

OPEN

*

IOCTL

ALREADY-RESERVATION

ディスクをリザーブしている系のホストアドレス

IO-ERR

自系のホストアドレス(ただし,monscsiclrコマンドによって出力された場合は,99999999固定)

ee....ee:詳細コード別に,次の内容が表示されます。

詳細コード

表示内容

OPEN

*

IOCTL

ALREADY-RESERVATION

dd....ddに表示された内容が,16進数で表示されます。対策時に実行するsg_persistコマンドの指定キーとなります。

IO-ERR

S:

処理を続行します。

O:

システム管理者に連絡してください。

対策:

詳細コード別に,次の処置をしてください。

詳細コード

処置

OPEN

scsi_deviceオペランドに,シンボリックリンク,またはHDLMの論理デバイス名を指定してください。または,dmmp_deviceオペランドに,マルチパスソフトウェア(DMMP)の論理デバイス名を指定してください。

IOCTL

scsi_deviceオペランドに,SCSIリザーブに対応した共有ディスクのシンボリックリンク,またはHDLMの論理デバイス名を設定してください。または,dmmp_deviceオペランドに,DMMPの論理デバイス名を指定してください。

ALREADY-RESERVATION

次に示す運用,または事象のあとに実行サーバを起動した場合,この詳細コードが出力され,実行サーバの起動に失敗します。この場合,リザーブ解除コマンド(monscsiclrコマンド)を実行するか,またはマニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編のリザーブを解放しないサーバの対処に関する記述を参照し,手順に従ってリザーブを解除したあとで,実行サーバを再起動してください。

  • 実行サーバを停止したときに,I/Oエラーなどの要因でリザーブを解除できなかった(KAMN726-Eメッセージを出力)

  • 待機サーバが未起動の場合など,系切り替えできない状態で実行系の系障害が発生した

  • 実行サーバが稼働したままOSをシャットダウンした

  • 系障害で系切り替えをしたとき,障害となった系および待機サーバを起動する前に実行サーバを停止した

これらの運用,または事象に該当しない場合は,マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編の共有ディスクのデバイス障害の対処に関する記述を参照し,手順に従って対策してください。

IO-ERR

マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編の共有ディスクのデバイス障害の対処に関する記述を参照し,手順に従って対策してください。

KVMによる仮想化環境の場合は,マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編のKVMの設定に関する記述を参照し,設定が誤っていないか確認してください。