Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ メッセージ


KAMN624-E (AIX)

[日本語]

ホスト:aa....aaの系切替機構が異常です。

詳細コード:bb....bb

障害系切替機構:cc....cc

[英語]

The state of system switchover feature of Host:aa....aa is abnormal.

Error details:bb....bb

System switchover feature:cc....cc

リセットパスでつながるホストの系切替機構,またはリセットパスに異常が発生しました。

aa....aa:ホスト名称

bb....bb:詳細コード

詳細コード

意味

SEND

通信障害

SVP-TIMEOUT

対象系切替機構でタイムアウト検出

LPAR-NOTFOUND

指定されたLPARがない

NO-CONNECT

対象ホストの系切替機構が未接続

LPAR-RSP-FAIL

対象ホストの系切替機構からLPARへの問い合わせ異常

LPAR-NOTACT

指定されたLPARは正常実行状態でない

SUBSYSNO-OVER-32

LPAR数が32を超えている

POWER-FAILURE

指定されたLPARは電源断状態

CTRLPTH-DOWN

対象ホストと系切替機構間の制御線断

NO SET ADDRESS

ホスト名で示す系のHAモニタが系切替機構に初期設定した情報が消失しています。原因としては系切替機構の再起動などが考えられます。

REQ-TIMEOUT

系切替機構への要求がタイムアウトしました。 障害要因としては次が考えられます。

  • リセットパスの設定誤りに関する要因

  • 構成に関する要因

  • HAモニタが稼働する系での要因

  • 系切替機構での要因

それぞれについて説明します。

リセットパスの設定誤りに関する要因(HAモニタのリセットパスの設定)

次の設定誤りのため,系切替機構への要求がタイムアウトしました。

・リセットパスのIPアドレス

・リセットパスのポート番号

・系切替機構のIPアドレス

・系切替機構のポート番号

リセットパスの設定誤りに関する要因(系切替機構のHAモニタの設定)

次の設定誤りのため,系切替機構への要求がタイムアウトしました。

・IPアドレスやポート番号などのHAモニタとの通信に関する設定

構成に関する要因

次の理由のため,系切替機構への要求がタイムアウトしました。

・リセットパスと系切替機構とが,物理的に結線されていない(ハード障害も含む)

・リセットパスと系切替機構とが,同じネットワークではない

・リセットパスと系切替機構とが,ファイアウォールなどにより通信できない

HAモニタが稼働する系での要因

次の理由のため,系切替機構への要求がタイムアウトしました。

・リセットパスのIPアドレスが使えない状態(非活性など)

・リセットパスのポート番号が使えない状態(HAモニタ以外で使用されているなど)

系切替機構での要因

次の理由のため,系切替機構への要求がタイムアウトしました。

・ハードウェアの障害や誤動作

・ファームウェアの障害や誤動作

SYSTEM-DUMP

指定されたLPARはダンプ処理中

IMPOSSIBLE

他系ホストでのリセット不可

COMMAND-BUSY

対象系切替機構が他LPARのリセット処理中

DEF-ERR

monsetupコマンドで設定した系切替機構のポート番号について,ホスト名称で示すホストと自系ホストが一致していない

VERSION-ERR

系切替機構のバージョン不正

RESET-ERR

対象系切替機構でリセット失敗

cc....cc:障害になった系切替機構

 Primary:系切替機構

 Secondary:交代用系切替機構

S:

処理を終了します。

O:

詳細コード別に,次の処置をしてください。

詳細コード

処置

SEND

このメッセージの前に出力されるメッセージKAMN601-Wで示される,システムコールのエラー要因を取り除いたあと,SP状態表示コマンド(monspコマンド)を実行してください。

NO SET ADDRESS

次の手順でリセットパスを回復してください。

  1. ホスト名で示す系で,SP状態表示コマンド(monspコマンド)を実行してください。リセットパスが初期設定されます。

  2. すべての系で,SP状態表示コマンド(monspコマンド)を実行し,リセットパスの状態が正常になることを確認してください。

  • SVP-TIMEOUT

  • POWER-FAILURE

  • CTRLPTH-DOWN

  • LPAR-RSP-FAIL

  • LPAR-NOTACT

  • SYSTEM-DUMP

  • RESET-ERR

主にハードウェアの異常が原因です。異常の原因を取り除き,SP状態表示コマンド(monspコマンド)を実行してください。

  • LPAR-NOTFOUND

  • NO-CONNECT

  • SUBSYSNO-OVER-32

  • VERSION-ERR

主にリセットパスの設定や構成の誤りが原因です。リセットパスの設定および構成を見直し,HAモニタを再起動してください。

REQ-TIMEOUT

リセットパスの設定や構成に誤りがあった場合は,修正してHAモニタを再起動してください。

その他の場合は,障害要因を取り除いたあと,SP状態表示コマンド(monspコマンド)を実行してください。

COMMAND-BUSY

複数系切り替え構成で,他系ホストと競合した場合に出力されます。一時的な障害と判断して無視してください。

DEF-ERR

リセットパスの設定を修正して,HAモニタを再起動してください。

上記以外の詳細コード

保守員に連絡してください。