KAMN601-W (E+L)


      
         HAモニタの関数内で発行したシステムコールでエラーが発生しました。詳細コードについては，対応するOSのマニュアルを参照してください。

         aa....aa：発行したシステムコール

         bb....bb：詳細コード（1〜3桁）

         cc....cc：エラーが発生した関数名

         
            
               S：

               
                  処理を続行します。

               

            
            
               O：

               
                  システム管理者に連絡してください。

               

            
            
               対策：

               
                  詳細コードを基に原因を調査してください。

                  なお，OSがRed Hat Enterprise Linux
                     serverのバージョン7以上の場合，HAモニタの起動時に次のメッセージが出力されるときがあります。

                  KAMN601-W sched_setschedulerシステムコールで異常が発生しました。詳細コード:1 異常が発生した関数名:osl_fixprio_linux

                  このメッセージが出力されるときは，CPUサブシステム（CPUリソースコントローラ）にルートcgroup以外のcgroupが存在するかどうかを確認してください。^※

                  
                     
                        注※

                        
                           CPUサブシステムのルートcgroup以外のcgroupは，手動で作成する以外にも，次のような契機で自動的に作成されます。

                           ・Dockerコンテナを起動した時

                           ・Unit設定ファイルでCPUShares指定値を使用しているサービスを起動した時

                        

                     
                  

                  CPUサブシステムにルートcgroup以外のcgroupが存在する場合，/usr/lib/systemd/system/HAmon-powercontrol.serviceファイルのExecStart指定値を次のように書き換えてください。書き換えることで，HAモニタのプロセスを明示的にルートcgroupで動作させます。

                  
                     
                        書き換え前

                        　:
ExecStart=/bin/sh -c '/opt/hitachi/HAmon/bin/HApwon >/dev/null 2>&1'
　:

                     

                     
                        書き換え後

                        　:
ExecStart=/bin/cgexec -g cpu:./ --sticky /bin/sh -c '/opt/hitachi/HAmon/bin/HApwon >/dev/null 2>&1'
　: