KAMN766-E

他系ホストが自系をリセットするために必要な情報（インスタンスID，ネットワーク遮断ENI ID）の取得に失敗しました。他系ホストから自系をリセットできないか，またはネットワーク遮断ができません。

他系ホストが自系をリセットするために必要な情報（仮想マシンID）の取得に失敗しました。他系ホストから自系をリセットできません。

他系ホストが自系をリセットするために必要な情報（インスタンスのOCID）の取得に失敗しました。他系ホストから自系をリセットできません。

処理を続行します。

システム管理者に連絡してください。

AWS環境下の場合

自系のインスタンスID，リージョン名，またはネットワーク遮断ENI IDの取得に失敗しています。他系ホストから自系をリセットできないか，またはネットワーク遮断ができない状態です。

次のどれかの要因が考えられます。

・ネットワーク遮断設定ファイルに誤りがある（ネットワーク遮断による系切り替え機能を使用している場合だけ）

・AWS上でAWS CLIの実行に失敗している

・AWS上でインスタンスメタデータサービス（IMDS）からのインスタンスID，またはリージョン名の取得に失敗している

HAモニタは，異常検知後に定期的（60秒間隔）に自系インスタンスID，ネットワーク遮断ENI IDの取得を試みます。以降で説明する対処をして，異常の原因を取り除いたあとは，メッセージKAMN765-Iが出力されることを確認してください。対処してもKAMN765-Iが出力されない場合，早急に，次の実行ログを基にAWSサポートに調査を依頼し，適切に対処してください。

・/opt/hitachi/HAmon/spool/cloud/moncld_getinf.log_err

・/opt/hitachi/HAmon/spool/cloud/moncld_nwdefchk.log_err（ネットワーク遮断による系切り替え機能を使用している場合だけ）

次の「ネットワーク遮断設定ファイルの確認（ネットワーク遮断による系切り替え機能を使用している場合だけ）」，「AWSの設定の確認」の対処をしてください。

ネットワーク遮断設定ファイルの確認（ネットワーク遮断による系切り替え機能を使用している場合だけ）

ネットワーク遮断設定ファイルに誤りがないか確認してください。

誤りがある場合は，ネットワーク遮断設定ファイルを修正後，HAモニタを再起動してください。

誤りがない場合は，定義されたENIがインスタンスにアタッチされているかを確認してください。

定義したENIがアタッチされていない場合：

業務通信および業務ディスクのレプリケーションができない状態です。必要なENIをインスタンスにアタッチしてください。

アタッチの手順については，マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ パブリッククラウド編の「ネットワーク遮断による系切り替え」を参照してください。

定義したENIがアタッチされている場合：

次の「AWSの設定の確認」の対処をしてください。

AWSの設定の確認

マニュアル高信頼化システム監視機能 HAモニタ パブリッククラウド編の「【AWS】AWSの設定」を参照して設定を見直し，誤りを修正してください。

Azure環境下の場合

仮想マシンIDの取得に失敗しています。他系ホストから自系をリセットできない状態です。早急に，実行ログ（/opt/hitachi/HAmon/spool/cloud/moncld_getinf.log_err）を基にAzureサポートに調査を依頼し，適切に対処してください。

HAモニタは，異常検知後に定期的（60秒間隔）に仮想マシンIDの取得を試みます。異常の原因を取り除いたあとは，メッセージKAMN765-Iが出力されることを確認してください。

OCI環境下の場合

インスタンスのOCIDの取得に失敗しています。他系ホストから自系をリセットできない状態です。早急に，実行ログ（/opt/hitachi/HAmon/spool/cloud/moncld_getinf.log_err）を基にOCIサポートに調査を依頼し，適切に対処してください。

HAモニタは，異常検知後に定期的（60秒間隔）にインスタンスのOCIDの取得を試みます。異常の原因を取り除いたあとは，メッセージKAMN765-Iが出力されることを確認してください。