9.23 monsp(SPの状態表示)
形式
monsp [他系ホスト名]
実行できるユーザ
スーパユーザ
機能
SPの状態をチェックし,結果を表示します。また,自ホストのリセットパスが初期設定されていない場合は,初期設定をします。SPやリセットパスの障害発生時および障害回復時に使用します。
表示される項目は次のとおりです。
-
host name:ホスト名
-
status:SPの状態
-
リセットパスの識別名(リセットパスを二重化している場合)
SPの状態の後ろに,次の内容が表示されます。
(Primary):リセットパス
(Secondary):交代用リセットパス
これらの項目で表示される内容とその意味を,次の表に示します。
内容 |
意味 |
|
---|---|---|
host name |
status |
|
ホスト名 |
OK |
正常 |
NG |
異常(SPの異常やSP間を接続するパスの異常) |
|
**nothing** |
他系と未接続 |
オプション
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他系ホスト名
SPをチェックする,自ホストに接続された他ホストの名称を指定します。指定を省略した場合は,自ホストに接続しているすべてのホストをチェックします。
リターンコード
値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了(リセットパスの状態表示が完了しました) |
0以外 |
異常終了 |
注意事項
-
SPのチェックには,最大で(ホスト数×10)秒掛かります。また,monspコマンドの実行中は,HAモニタでの系のリセットが待たされるため,障害発生時の系切り替えが遅れます。コマンドは必要なときにだけ実行してください。
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HAモニタの環境設定のexitcodeオペランドにtype2を指定した場合,次のメッセージ出力時にも戻り値が0となります。
KAMN320-E,KAMN392-E,KAMN397-E,KAMN398-E,KAMN399-E,KAMN460-E
使用例
- 他系と接続している場合
-
> monsp KAMN395-I SP Status Display host name status host1 OK host2 NG
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
- 他系と接続していない場合
-
> monsp KAMN395-I SP Status Display host name status **nothing**
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
- 他系と接続している場合(リセットパス二重化使用時)
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> monsp KAMN395-I SP Status Display host name status host1 OK (Primary) NG (Secondary)
(凡例) >:ユーザの操作を示します。