Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


7.7.3 系切り替え後の運用を自動化する

〈この項の構成〉

(1) サーバ障害時の系切り替え後の運用を自動化する

サーバモードのサーバの場合,プログラムが提供する機能を使用して,系切り替え後の運用を自動化できます。詳細については,ご使用のプログラムのマニュアルを参照してください。

モニタモードのサーバの場合,自動化できません。

(2) 系障害時の系切り替え後の運用を自動化する

系障害が原因で系切り替えが発生した場合,系障害が発生した系で,オペレータが系およびサーバの起動を手動で行う必要があります。この操作を自動化する方法が,サーバをサーバモードで運用するかモニタモードで運用するかによって異なります。

サーバモードのサーバの場合は,プログラムの機能を使用して自動化できます。詳細については,ご使用のプログラムのマニュアルを参照してください。

モニタモードのサーバの場合は,HAモニタの機能を使用して自動化できます。系障害後に障害が発生した系でサーバを再起動する場合,サーバの起動を自動化するには,HAモニタの環境設定のmonbegin_restartオペランドを指定します。デフォルトでは,自動化する設定になっています。

なお,サーバモード,モニタモードに関係なく,監視パスが使用できないなどの系障害の場合は,系切り替え先の系で待機サーバが系切り替え待ち状態になる場合があります。系切り替え待ち状態になった場合の操作については,自動化できません。この場合の操作の詳細については,「7.4.1 待ち状態のサーバを起動して業務を再開する」を参照してください。