Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


6.9 サーバの起動・停止・監視コマンドの作成(実行サーバの場合)

サーバがモニタモードの場合,サーバの起動コマンド,停止コマンドおよび監視コマンドを作成します。サーバの起動コマンドの作成は必須です。サーバの停止・監視コマンドの作成は任意です。

なお,複数のプログラムの処理をサーバの起動コマンド,停止コマンドおよび監視コマンドに記述すると,複数のプログラムを一つのサーバとして使用できます。

各コマンドは,C言語やシェル言語などで,サーバ単位に作成してください。

重要

作成したコマンド内の処理については,必要に応じてログを出力するなど,障害解析できるようにしておくことをお勧めします。

また,HAモニタは,サーバの起動コマンド,停止コマンドおよび監視コマンドをrootユーザのソフト制限のstackサイズ値で実行する場合があります。rootユーザのソフト制限のstackサイズ値が768KBより小さく設定されていると,各コマンドを正常に実行できない場合があります。stackサイズ値の制限によって正常に実行できない場合は,各コマンドの処理の先頭にOSのulimitコマンドを追加するなどで制限を解除してください。

例:

ulimit -s 32768

なお,rootユーザのソフト制限のstackサイズ値は2GB以上に設定しないでください。

〈この節の構成〉