6.3.2 システムファイルの設定
システムファイルに,HAモニタがカーネルの起動後に自動起動し,カーネルの停止前に自動停止するように設定します。HAモニタの自動起動については,デフォルトで設定されているため,ユーザがシステムファイルの設定をする必要はありません。
システムファイル(/etc/rc.shutdown)に,次の行を追加してください。
if [ -x /opt/hitachi/HAmon/bin/HApwoff_ex ] then /opt/hitachi/HAmon/bin/HApwoff_ex 600 fi
システムファイル(/etc/rc.shutdown)がない場合は,サンプルファイル(/opt/hitachi/HAmon/lib/rc.shutdown)を参考に,システムファイルを作成してください。
なお,通常のOS停止時は,直ちにHAモニタを停止しますが,SVP故障によるOS停止時※は,OS停止前に自動的に稼働中のサーバを系切り替えしてからHAモニタを停止します。
/opt/hitachi/HAmon/bin/HApwoff_exの引数(デフォルト600秒)は,SVP故障によるOS停止時に自動的に実施する計画系切り替え(monswapコマンド)処理を行うためにOS停止処理を待ち合わせる時間です。指定した時間を経過するとOSが停止処理を続行します。
通常は変更する必要はありません。稼働しているサーバ数が多いなど,サーバの計画系切り替えに時間が掛かる場合は,すべてのサーバを計画系切り替えするのに十分な時間を指定してください。
- 注※
-
SVPハングアップ,故障などSVP単独の,回復できない障害が発生するとOSが自動停止する場合があります。