Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


7.6.4 サーバのスローダウンの原因を調査する

HAモニタでは,次に示すスローダウンが発生した場合,シェルを実行させて原因を調査するための情報を取得できます。

ここでは,作成するシェルの名称と実行時の形式について説明します。なお,ここで説明するシェルは,HAモニタの処理とは非同期に実行されます。

〈この項の構成〉

(1) サーバのスローダウン時に実行するシェル

サーバのスローダウンの原因を調査するための情報を取得するシェルについて説明します。次のスローダウンが発生した場合に実施してください。

作成するシェルの名称と実行時の形式を,次に示します。

作成するシェルの名称
/opt/hitachi/HAmon/etc/servdown.sh

このシェル内に,実行したい処理を記述します。シェルには,実行権限を設定してください。

シェルの実行時の形式
servdown.sh△サーバ識別名
(凡例)

△:半角スペースを示します。

サーバ識別名:スローダウンを検出した,実行サーバの識別名を示します。

(2) UAPのスローダウン時に実行するシェル

UAPのスローダウンの原因を調査するための情報を取得するシェルについて説明します。UAPのスローダウンは,UAPの稼働報告を監視しているときにだけ検出できます。作成するシェルの名称と実行時の形式を,次に示します。

作成するシェルの名称
/opt/hitachi/HAmon/etc/uapslowdown.sh

このシェル内に,実行したい処理を記述します。シェルには,実行権限を設定してください。

シェルの実行時の形式
uapslowdown.sh△プログラム識別名プロセスID
(凡例)

△:半角スペースを示します。

プログラム識別名:スローダウンを検出した,実行サーバのUAPのプログラム識別名を示します。

プロセスID:スローダウンしたUAPのプロセスIDを示します。

(3) 注意事項