7.5.16　共有ディスクパスの障害に対処する（KVMによる仮想化環境で共有ディスクパスの冗長化構成の場合）

共有ディスクパスの冗長化構成の場合に，一部のパスで障害が発生した際の対処について説明します。

ゲストOSの稼働中にパスを冗長化状態に復旧するには，問題を取り除いたあと，パスに対応する共有ディスクをゲストOSに再度アタッチする必要があります。共有ディスクを再アタッチする手順を次に示します。

1. 次のコマンドを実行して，共有ディスクをゲストOSからデタッチする。

   # virsh detach-disk ゲストOS名 デバイス名

2. 次のコマンドを実行して，共有ディスクをゲストOSにアタッチする。

   # virsh attach-device ゲストOS名 <(cat <<EOF
   <disk type='block' device='lun' sgio='unfiltered'>
       <driver name='qemu' type='raw' cache='none'/>
       <source dev='/dev/disk/by-path/シンボリックリンク名'/>
       <target dev='デバイス名' bus='scsi'/>
       <shareable/>
   
   </disk>
   EOF
   )
   

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