6.6.1 KVMの設定(設定1)
KVMを使用して仮想化環境を構築する場合は,ホストOSで,共有ディスクを次の設定にします(「6.6 KVMによる仮想化環境の設定」の図中の設定1)。
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virtio-scsiを使用して,共有ディスクをゲストOSに認識させる。
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共有可能設定を有効にする。
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ゲストOSからSCSIコマンドを実行できるように設定する。
詳細な設定方法については,RHELのドキュメントを参照してください。
ゲストOSからSCSIコマンドを実行できるようにする設定例を次に示します。
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virsh editコマンドでゲストOSのXML設定を開き,該当ディスクのsgio属性にunfilteredを指定する。
# virsh edit guest1 :(省略) <disk type='block' device='lun' sgio='unfiltered'> <driver name='qemu' type='raw'/> <source dev='/dev/disk/by-path/fc-0x51402ec01482ac14-0x50060e8010368dd1-lun-1'/> <target dev='sdd' bus='scsi'/> <shareable/> <address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='3'/> </disk> :(以降省略)
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ゲストOSを起動した状態で編集した場合,一度停止したあとに再起動する。