5.2.2 構成設計時の考慮点
系切り替え構成を設計するときは,監視パスとリセットパスの信頼性を確保してください。
系障害の検出には,監視パスおよびリセットパスの信頼性が重要です。すべての監視パスおよびリセットパスが同時に障害になった場合,HAモニタはヘルスチェックを使用したリセットパスの障害検出ができなくなり,実行系と待機系とで同じサーバが複数稼働するおそれがあります。そのため,次に示すとおりに,監視パスとリセットパスの信頼性を確保してください。
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監視パスは必ず複線化し,一つ以上は専用のパスにします。
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監視パスおよびリセットパスは,必ずヘルスチェックをします。
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監視パスおよびリセットパスの障害時には,速やかに障害要因を取り除きます。