5.1 導入と設計の流れ
HAモニタの導入を検討する前に,業務に応じて決めておくことについて説明します。
あらかじめ,次の内容を決めてください。
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どの業務を系切り替え構成にするか
系切り替え構成にする業務の数によって,系切り替え構成が決まります。
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どの程度の信頼性と性能が必要か
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業務で使用するプログラムは何か
プログラムの種類によって,HAモニタでの監視方法が異なります。
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プログラムがどんなリソースを使用するか
これらの情報を基に,HAモニタを導入する前に検討する内容,および決定する内容を次に示します。
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系切り替え構成の検討
業務の数,どの程度の信頼性と性能が必要か,という情報を基に,次を決定します。詳細については,「5.2 系切り替え構成の検討」を参照してください。
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系切り替え構成
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マシンの数
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系の数
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LPARの有無
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仮想マシンの有無
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サーバ構成の検討
業務で使用するプログラムを基に,次を決定します。詳細については,「5.3 サーバ構成の検討」を参照してください。
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系切り替えをする単位(サーバ)
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サーバの運用方法(サーバモード,モニタモード)
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サーバの配置
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サーバの数
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プログラムの数(プログラム管理機能使用時)
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リソース構成の検討
プログラムが使用するリソースを基に,次を決定します。詳細については,「5.4 リソース構成の検討」を参照してください。
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必要なリソース
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リソースの数
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リソースの共用方法
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ハードウェア構成の検討
サーバとリソースが決定したので,ハードウェアの構成を決定します。詳細については,「5.5 ハードウェア構成の検討」を参照してください。