付録B.2 他系の監視履歴が出力されるタイミング
HAモニタが他系の監視履歴を出力するタイミングを次に示します。
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自系のHAモニタが系間の監視を開始したとき
監視履歴の取得を開始したというメッセージが出力されます。
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系監視履歴取得時間を超えた間隔で,他系からaliveメッセージを受信したとき
スローダウンが発生したというメッセージが出力されます。
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他系に障害が発生し,異常終了したとき
監視履歴の取得を終了したというメッセージが出力されます。障害の原因がスローダウンの場合,スローダウンが発生したというメッセージも出力されます。
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自系または他系のサーバが終了して,系切り替えができるサーバがなくなったとき
監視履歴の取得を終了したというメッセージが出力されます。
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自系または他系のHAモニタが終了したとき
監視履歴の取得を終了したというメッセージが出力されます。
他系の監視履歴が出力されるタイミングの例を,次に示します。
次に,図中の番号で示す時点での他系の状態を説明します。
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待機サーバが起動しました。
系切り替えができる状態になったため,自系のHAモニタは系間の監視を開始し,監視履歴(ID:0101)を取得します。
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系監視履歴取得時間を超えたスローダウンが発生しました。
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系障害監視時間に到達する前にスローダウン状態を脱しました。
自系のHAモニタはaliveメッセージを受信したタイミングで監視履歴(ID:0103)を取得します。
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実行サーバが停止しました。
系切り替えができる状態でなくなったため,自系のHAモニタは系間の監視を終了し,監視履歴(ID:0102)を取得します。