8.1 定義ファイルの概要
ここでは,ユーザが環境設定で定義するファイルについて説明します。定義する必要がある環境設定のファイルを,次に示します。
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sysdefファイル
HAモニタが動作するための環境設定をします。詳細については,「8.3.1 HAモニタの環境設定(sysdef)」を参照してください。
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serversファイル
サーバが動作するための環境設定をします。リソースサーバを使用する場合も,serversファイルで環境設定をします。詳細については,「8.4.1 サーバ対応の環境設定(servers)」を参照してください。
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servers_optファイル
排他サーバが動作するための環境設定をします。設定は任意ですが,一つの系で複数の実行サーバを起動させたくない場合は設定することをお勧めします。排他サーバを使用する場合,serversファイルとservers_optファイルの両方で環境設定をする必要があります。詳細については,「8.4.2 排他サーバの環境設定(servers_opt)」を参照してください。
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programsファイル
モニタモードのプログラム管理機能を使用するプログラムが動作するための定義をします。詳細については,「8.5.1 モニタモードのプログラム対応の環境設定(programs)」を参照してください。
系に定義ファイルを設定するに当たっての注意事項を,次に示します。
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定義ファイルは,HAモニタがあるすべての系で設定してください。
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定義ファイルの作成に当たって,定義ファイルのオペランドを現用・予備系で同じ値にする必要がある個所と,異なる値にする必要がある個所があります。
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定義ファイルの作成が完了したら,必ずすべての系に配布した上で,定義チェックコマンド(moncheckコマンド)を実行してください。