7.5.3 系のリセット失敗に対処する
系のリセットに失敗した場合,待機系のサーバが系切り替え待ち状態になり,業務が停止したままになります。ここでは,次の両方に当てはまる場合の,対処方法を説明します。
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系障害が発生し,かつ,何らかの原因で系のリセットに失敗した。
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メッセージKAMN368-Dが出力された。
対処
系切り替え待ち状態になっているサーバを,実行サーバとして起動します。
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どのサーバが,系切り替え待ち状態になっているかを確認する。
待機系で,サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を実行し,サーバの状態が"ONL??"と表示されているサーバのサーバ識別名を調べます。
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障害が発生した系で,サーバが稼働していないことを確認する。
障害が発生した系で,サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を実行し,システム内のほかの系すべてで,実行サーバが稼働していないことを確認してください。
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待ち状態のサーバを,実行サーバとして起動する。
待機系で,待ち状態のサーバ起動コマンド(monactコマンド)を実行します。オプションには,系切り替え待ち状態になっているサーバのサーバ識別名を指定します。
対処後の確認方法
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実行サーバの起動が完了したことを確認する。
サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を実行し,該当するサーバの状態が"ONL"と表示されていることを確認します。
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サーバの業務が正常に行われていることを確認する。