Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


6.6.1 KVMの設定(設定1)

KVMを使用して仮想化環境を構築する場合は,ホストOSで,共有ディスクを次の設定にします(「6.6 KVMによる仮想化環境の設定」の図中の設定1)。

詳細な設定方法については,RHELのドキュメントを参照してください。

ゲストOSからSCSIコマンドを実行できるようにする設定例を次に示します。

  1. virsh editコマンドでゲストOSのXML設定を開き,該当ディスクのsgio属性にunfilteredを指定する。

    # virsh edit guest1
    :(省略)
        <disk type='block' device='lun' sgio='unfiltered'>
          <driver name='qemu' type='raw'/>
          <source dev='/dev/disk/by-path/fc-0x51402ec01482ac14-0x50060e8010368dd1-lun-1'/>
          <target dev='sdd' bus='scsi'/>
          <shareable/>
          <address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='3'/>
        </disk>
    :(以降省略)
    
  2. ゲストOSを起動した状態で編集した場合,一度停止したあとに再起動する。