Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


7.5.14 addressオペランドの指定値の重複に対処する

次の条件をすべて満たしていると,HAモニタが誤動作するおそれがあります。

ここでは,addressオペランドの指定値(ホストアドレス)を誤って重複させてしまい,メッセージKAMN414-Eが出力された場合の対処方法について説明します。

  1. 自系またはメッセージKAMN414-Eの詳細コードに示したHAモニタを停止する。

    HAモニタの停止方法については,「(3) HAモニタの停止」を参照してください。

  2. 次のどれかの対処をする。

    • 系切り替え構成間で相互にメッセージを送受信しないように,ネットワークを分離する。

    • 系切り替え構成間で相互にメッセージを送受信しないように,リセットパス(SVPを含む),および監視パスに使用するポート番号を,系切り替え構成ごとに異なる値に変更する。

    • 系切り替え構成内だけでなく,ネットワークを共有するすべてのHAモニタのホストアドレスを重複しない一意の値に変更する(HAモニタの環境設定のaddressオペランドの指定値を変更)。

  3. 手順2.の2点目または3点目の対処をした場合は,設定を変更したHAモニタを再起動する。

    HAモニタを再起動するまでは,OSを再起動しないでください。