Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


6.5.1 系のリセットをする場合,および共有ディスクのSCSIリザーブをする場合に必要な設定

次の設定は,系のリセットをする場合でも共有ディスクのSCSIリザーブをする場合でも必要です。これらの設定は,HAモニタで切り替える対象の共有ディスクに関する設定です。

なお,次のすべての条件を満たす場合は,これらの設定は不要です。

〈この項の構成〉

(1) 仮想マシンに割り当てる共有ディスクのデバイスタイプの設定

VMware vSphere Clientで仮想マシンに割り当てる共有ディスクは,[Rawデバイスのマッピング]に設定する必要があります。設定方法を次に示します。

  1. VMware vSphere ClientでVMware ESXiに接続する。

  2. 仮想マシンの設定を編集する画面を開き,[追加]をクリックする。

  3. 追加するデバイスタイプとして,[ハードディスク]を選択して[次へ]をクリックする。

  4. 使用するディスクのタイプとして,[Rawデバイスのマッピング]を選択する。

なお,この設定中に行う仮想デバイスノードの選択では,共有ディスク用に新しい仮想デバイスノード(例えば,[SCSI (1:0)])を選択することを推奨します。

また,共有ディスクのSCSIリザーブをする場合は,「6.5.3 共有ディスクのSCSIリザーブをする場合に必要な設定」の設定も行ってください。

(2) SCSIバスの共有の設定

仮想マシン間および筐体間で共有できるように,SCSIバスの共有を[物理]に設定する必要があります。設定方法を次に示します。

  1. VMware vSphere ClientでVMware ESXiに接続する。

  2. 仮想マシンの設定を編集する画面を開く。

  3. [SCSIコントローラ]を選択し,SCSIバスの共有の[物理]を選択する。