Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ kit for SAP HANA


4.4 System Replicationの障害を検知した場合の対処

System Replicationの障害を検知した場合,HAモニタ kitではKAMK00354-Wを出力します。メッセージが出力された場合は,System Replicationの状態を確認してください。必要に応じて,System Replicationに障害が発生した原因を取り除いて,データの同期をしてください。FULLSYNC_AUTO_DISABLEパラメタにyesを指定した場合,KAMK00354-Wのあとに続けてKAMK00355-Iを出力して,完全同期オプションを無効にします。データの同期をしたあと,必要に応じて完全同期オプションを有効にしてください。FULLSYNC_AUTO_DISABLEパラメタを省略またはnoを指定し,完全同期オプションを有効にしている場合,データの同期ができないため,業務が継続できなくなります。業務を継続する場合は完全同期オプションを無効にしてください。

データの同期ができない場合,プライマリの障害などでデータの同期がされない状態で系切り替えすることを防ぐため,待機サーバを停止することをお勧めします。ただし,データの同期よりも業務の継続を優先する場合は,待機サーバを停止する必要はありません。