4.2.4 システムの再待機
予備系に系切り替え(旧セカンダリをプライマリ化)したあとは,HAモニタの管理下で現用系をセカンダリとして待機させる(旧プライマリをセカンダリ化)ことができます。
予備系に系切り替えしたあとに再度系切り替え可能状態にするには,現用系でモニタモードのサーバの起動コマンド(monbegin)を実行し,サーバを起動してください。
現用系でサーバを起動すると待機サーバとして起動します。待機サーバとして起動すると,旧プライマリをセカンダリ化して起動するため,System Replicationによってデータが同期されます。ただし,同期中にプライマリの障害を検知すると,同期が途中の状態で系切り替えをするため,データが古い状態で業務を開始します。これを防ぐには,予備系でモニタモードのサーバの停止コマンド(monend)を実行し,HAモニタの管理外としてください。そのあと,SAP HANAのコマンドで同期を行ったあとで,モニタモードのサーバの起動コマンド(monbegin)を実行し,HAモニタの管理下に置いてください。
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