haorainsptl(Oracleインスタンスの状態確認)
形式
haorainsptl インスタンス識別子
実行できるユーザ
スーパユーザ,Oracleユーザ
機能
Oracleインスタンスのプロセスの存在を確認します。Oracleインスタンス制御用定義ファイルのDB_NOACCESSを省略するか,noを指定した場合は,加えてOracleインスタンスの状態やスローダウンを確認します。
このコマンドは,サーバの監視コマンドの中でだけ使用できます。サーバの監視コマンドの記述内容については,「4.4 サーバの監視コマンドの設定(ptrlcmd_exオペランドでサーバの監視コマンドを指定する場合)」または「4.5 サーバの監視コマンドの設定(patrolcommandオペランドでサーバの監視コマンド実行シェルを指定する場合)」を参照してください。
このコマンドで状態を確認できるのは,HAモニタ kitで監視するための設定が完了したOracleインスタンスだけです。
オプション
-
インスタンス識別子
Oracleインスタンス制御用定義ファイルのORACLE_SIDに定義済みの,状態を確認したいOracleインスタンスのインスタンス識別子を指定します。
戻り値
値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了(確認の結果,Oracleインスタンスの異常を検知しませんでした) |
1 |
正常終了(確認の結果,Oracleインスタンスの異常を検知しました) |
125 |
正常終了(確認の結果,Oracleインスタンスのスローダウンを検知しました。この結果は,HAモニタのサーバ対応の環境設定のptrlcmd_exオペランドでサーバの監視コマンドを指定している場合に出力されます) |
上記以外 |
異常終了(確認処理中に異常が発生,または確認処理が異常終了しました) |