高信頼化システム監視機能 HAモニタ HP-UX(IPF)編
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monchange(HAモニタ・サーバ稼働中の設定変更)
形式
HAモニタの設定変更
サーバの設定変更
monchange -s サーバ識別名 オペランド名 指定値
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実行できるユーザ
機能
HAモニタやサーバの稼働中に,次の設定を変更できます。
HAモニタの設定変更
HAモニタの環境設定のpatrolオペランドに指定した系障害監視時間。
サーバの設定変更
サーバ対応の環境設定のpatrolオペランドに指定したサーバ障害監視時間。
オプション
HAモニタの設定変更
- -m
HAモニタの設定を変更する場合に指定します。
- オペランド名
変更したいHAモニタの設定に該当するオペランド名として,"patrol"を指定します。
- 指定値
変更後のpatrolオペランドの指定値を設定します。patrolオペランドの指定値については,「8.3.1 HAモニタの環境設定(sysdef)」を参照してください。
サーバの設定変更
- -s
サーバの設定を変更する場合に指定します。
- サーバ識別名
設定を変更したいサーバのサーバ識別名を指定します。
- オペランド名
変更したいサーバの設定に該当するオペランド名として,"patrol"を指定します。
- 指定値
変更後のpatrolオペランドの指定値を設定します。patrolオペランドの指定値については,「8.4.1 サーバ対応の環境設定(servers)」を参照してください。
注意事項
- monchangeコマンドでは,定義ファイルの内容を書き換えません。設定を変更したあとにサーバやHAモニタを再起動すると,変更した値は各定義ファイルに設定した値に戻ります。必要に応じて環境設定を変更し,再起動してください。
- HAモニタの設定を変更する場合の注意事項を次に示します。
- 変更するすべての系が接続中であることを確認してからコマンドを実行してください。
- 一つの系でmonchangeコマンドを実行すれば,接続しているすべての系の系障害監視時間を変更できます。
- 複数の系から同時にコマンドを実行しないでください。
- 系障害監視時間を変更したあとに系を再起動した場合や,通信障害などで系間での監視時間が不一致になった場合は,monchangeコマンドを再度実行し,系間での系障害監視時間を一致させてください。
- 系の監視履歴を取得している場合,変更後の系障害監視時間を系の監視履歴取得時間より長い値に設定してください。短い値を指定すると,監視履歴は取得されません。
- サーバの設定を変更する場合の注意事項を次に示します。
- monchangeコマンドでは,コマンドを実行した系のサーバ障害監視時間だけを変更します。サーバが稼働するすべての系でコマンドを実行してください。
- サーバの監視履歴を取得している場合,変更後のサーバ障害監視時間をサーバの監視履歴取得時間より長い値に設定してください。短い値を指定すると,監視履歴は取得されません。
使用例
HAモニタの設定変更
サーバの設定変更
monchange -s server1 patrol 5
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