サーバの運用方法には,サーバモードとモニタモードがあります。
サーバモードとモニタモードの比較を次の表に示します。
表1-1 サーバモードとモニタモードの比較
比較項目 | サーバモード | モニタモード |
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OpenTP1およびHiRDB(プライマリ機能提供サーバ) | HiRDB(XDS) |
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HAモニタが検出する障害 | | |
サーバの監視 | HAモニタがする | ユーザがする※ |
使用できないHAモニタの機能 | なし | - サーバのスローダウン検出
- サーバがスローダウンしたときの,系のペアダウン
- 連動系切り替えでサーバがスローダウンしたときの,切り替え種別の指定
- サーバの監視履歴取得
| - サーバのスローダウン検出
- 系のペアダウン
- 連動系切り替え時の切り替え種別の指定
- ユーザコマンドの一部
- サーバの監視履歴取得
- 待機系のサーバを事前に起動させておくこと
など |
必要な設定項目 | サーバ対応の環境設定 | - サーバ対応の環境設定
- サーバの起動コマンドの作成
- (必要に応じて)サーバの停止コマンドの作成
- (必要に応じて)サーバの監視コマンドの作成
|
1サーバの単位 | 1プログラム | 1プログラムまたは複数プログラム |
注※ ユーザがあらかじめサーバの監視コマンドを作成することで,モニタモードのサーバを監視し,サーバ障害を検出できます。
- HAモニタとのインタフェースを持つプログラムの場合
- サーバの運用方法として,サーバモードまたはモニタモードを選択できます。HAモニタとのインタフェースを持つプログラムの場合,サーバモードでの運用を推奨します。
- サーバモードで運用するサーバのことを,HAモニタとのインタフェースを持つサーバと呼ぶこともありますが,このマニュアルでは,サーバモードのサーバと呼びます。
- HAモニタとのインタフェースを持たないプログラムの場合
- モニタモードで運用します。HAモニタとのインタフェースを持たないプログラムの場合,サーバの運用方法は選択できません。
- モニタモードで運用するサーバのことを,HAモニタとのインタフェースを持たないサーバと呼ぶこともありますが,このマニュアルでは,モニタモードのサーバと呼びます。