マシンの機種がHA8500で障害管理プロセサとしてOAを冗長化して使用する場合,OA切り替え時にHAモニタがOAにアクセスできなくなります。このとき,系障害が発生するとHAモニタは系のリセットに失敗し,サーバが系切り替え待ち状態になります。通常では系のリセットを中断しますが,OAを冗長化して使用する場合は,HAモニタの環境設定のmp_redundancyオペランドにuseを指定することで系のリセットを継続します。
系のリセット継続時の動作を,次の図に示します。この例では,現用系および予備系1~予備系3のリセット優先度が次のようになっているものとします。
予備系3>予備系2>予備系1>現用系
図4-15 系のリセット継続時の動作(HA8500)
次に,系のリセット継続時の動作の詳細を説明します。番号は,上記の図と対応しています。
mp_redundancyオペランドについては,「8.3.1 HAモニタの環境設定(sysdef)」を参照してください。