系やサーバを稼働させたまま,共有リソースの追加・削除をすることを共有リソースの動的変更と呼びます。ここでは,共有リソースの動的変更をする方法について説明します。
共有リソースの種類によって,動的変更をする方法が異なります。共有ディスクを動的に追加・削除するには,サーバの共有リソース動的変更コマンド(mondeviceコマンド)を使用します。LANを追加・削除するには,LANの状態設定ファイルを編集してください。
サーバの共有リソース動的変更コマンド(mondeviceコマンド)を使用する場合,次の手順で共有リソースの追加・削除をします。サーバの共有リソース動的変更コマンド(mondeviceコマンド)は,実行系,待機系のどちらでも実行できます。
サーバの共有リソース動的変更コマンド(mondeviceコマンド)を実行すると,共有リソースの変更結果に合わせて,そのリソースを共有している実行サーバと待機サーバのサーバ対応の環境設定が自動で書き換えられます。共有リソースの動的変更後は,サーバ対応の環境設定が正しく書き換えられたかどうかも確認してください。
HAモニタは,実行サーバの共有リソースが変更できない場合は,待機サーバの共有リソースも変更しません。また,待機サーバの共有リソースが変更できない場合は,実行サーバの共有リソースだけを変更します。この場合,実行サーバと待機サーバとで,共用するリソースの設定が異なる状態になっています。共用するリソースの設定を一致させるには,待機サーバを一度停止させ,サーバ対応の環境設定の内容を実行サーバと合わせてから,待機サーバを再起動してください。
サーバの共有リソース動的変更コマンド(mondeviceコマンド)で共有リソースが変更できない場合,HAモニタの障害やコマンドの指定に矛盾がある原因のほかに,次の原因が考えられます。