HAモニタは,サーバの状態を制御しています。ここでは,サーバモードのサーバの状態遷移について説明します。
サーバは,実行サーバとして起動した場合と,待機サーバとして起動した場合とで状態遷移が異なります。
サーバモードで運用するサーバを実行サーバとして起動した場合の,サーバの状態遷移を次の図に示します。
図4-1 実行サーバの状態遷移(サーバモード)
注※1 サーバの切り替え順序制御を適用したサーバグループに所属している場合だけ,状態が遷移します。
注※2 ボリュームグループやLAN,ファイルシステムなど,サーバが使用する共有リソースへの接続失敗を表します。サーバ対応の環境設定で,vg_neckオペランド,ip_neckオペランドなどを指定した場合だけ,状態が遷移します。
注※3 サーバの起動開始時,または系切り替え開始時に発行されるユーザコマンドが失敗した場合を表します。サーバ対応の環境設定で,uoc_neckオペランドを指定した場合だけ,状態が遷移します。
サーバモードで運用するサーバを待機サーバとして起動した場合の,サーバの状態遷移を次の図に示します。
図4-2 待機サーバの状態遷移(サーバモード)
注※1 サーバの起動開始時または系切り替え開始時に発行されるユーザコマンドの失敗を表します。サーバ対応の環境設定のuoc_neckオペランドを指定した場合だけ,状態が遷移します。
注※2 サーバの切り替え順序制御を適用したサーバグループに所属している場合だけ,状態が遷移します。
注※3 複数スタンバイ構成の場合だけ,状態が遷移することがあります。
注※4 自系よりも優先度が高い待機サーバがない場合だけ,状態が遷移します。
注※5 マルチスタンバイ機能使用時に系のリセットを抑止する場合だけ,状態が遷移します。