マシンの機種がHA8000の場合の,リセットパスの設定値の例を示します。ここで示す表にある「設定項目」は,表6-3の「設定に必要な情報」と対応しています。
次のような構成(系1・系2間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を示します。
図6-15 リセットパスの設定例1(HA8000)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |
---|---|---|
系1 | 系2 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.d |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq |
ここでは,次の条件で運用するシステムでのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。
図6-16 リセットパスの設定例2(HA8000)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 | MS0003 | MS0004 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.c | x.x.x.e | x.x.x.g |
リセットパスのポート番号 | ppppp | rrrrr | ppppp | rrrrrr |
SVPのIPアドレス | x.x.x.b | x.x.x.d | x.x.x.f | x.x.x.h |
SVPのポート番号 | qqqqq | sssss | qqqqq | sssss |
この系切り替え構成の場合に,HAモニタの環境設定のaddressオペランドに設定する値の例を次に示します。
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
自系のホストアドレス | 1 | 2 | 3 | 4 |
ここでは,次の条件で運用するシステムのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え,系1・系2・系3がVMware ESXiの管理上にある)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。
図6-17 リセットパスの設定例3(HA8000)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0001 | MS0002 | MS0003 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b | x.x.x.d | x.x.x.f |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.c | x.x.x.e | x.x.x.g |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq | qqqqq | qqqqq |
マシンアドレス | 1 | 1 | 2 | - |
VMware ESXiのIPアドレス | y.y.y.a | y.y.y.a | y.y.y.b | - |
VMware ESXiのポート番号 | default※ | default※ | rrrrr | - |
仮想マシン名 | VM0001 | VM0002 | VM0003 | - |
(凡例)-:設定は不要です。
注※ SSH接続用ポート番号(22)を使用する場合,"default"と設定してください。
この構成の場合は,系切り替え構成内のすべての系でHAモニタの環境設定(sysdef)のvmware_envオペランドにuseを設定してください。
また,系切り替え構成内のすべての系で,monsetup -resetpath sshコマンドで,接続維持パケットの送信間隔に20を設定してください。