monpath監視パスの状態表示

形式

monpath [-i] [チェック時間]

実行できるユーザ

スーパユーザ

機能

監視パスの状態をチェックし,その結果を表示します。monpathコマンドは,監視パスの障害発生時および障害回復時に使用します。

表示される項目は次のとおりです。

現在使用している監視パスには,他系との通信状態のあとに「*」が表示されます。監視パスに異常がある場合,host nameとstatusの列に監視パスの状態が表示されます。

これらの項目で表示される内容とその意味を,次の表に示します。

表9-7 monpathコマンドで表示される項目の内容と意味

内容意味
device namehost namestatus
監視パスのTCP/IPのホスト名他系のホスト名OK正常
NO RESPONSE次のような理由による応答なし
  • 系のスローダウン
  • 他系のHAモニタがない
  • 監視パスの障害や切断
**not connect**他系のHAモニタと未接続
**open err**オープンエラー
**LAN err**送信エラー

オプション

リターンコード

意味
0正常終了(監視パスの状態表示が完了しました)
0以外異常終了

注意事項

使用例

次に示す系切り替え構成で,系1(host1)でmonpathコマンドを実行した例を示します。

図9-1 monpathコマンドを使用する系切り替え構成例

[図データ]

-iオプションを指定しない場合で,系3(ホスト名がhost3)の監視パス(path32)に障害が発生しているとき

> monpath
KAMN390-I Path status Display
device name  host name  status
path11       host2      OK  *
            host3      OK  *
path12       host2      OK
            host3      NO RESPONSE

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


-iオプションを指定した場合で,系3(ホスト名がhost3)の監視パス(path32)が/etc/hostsファイルに指定されていないとき

> monpath -i
KAMN390-I Path status Display
device name  host name  host   (IP_address)  status
path11       host2      path21 (100.2.1.132) OK  *
            host3      path31 (100.2.1.133) OK  *
path12       host2      path22 (100.2.2.132) OK
            host3      ----   (100.2.2.133) OK

(凡例) >:ユーザの操作を示します。