monsetupHAモニタの環境設定

形式

HAモニタの起動・停止方法の設定変更

monsetup [{-start|-stop}]

リセットパスの設定

monsetup -resetpath

SSH接続の詳細設定

monsetup -resetpath ssh

HAモニタ Extensionの機能の設定・設定状態の表示

monsetup -ex [sysmax {on|off}]

実行できるユーザ

スーパユーザ

機能

HAモニタの起動・停止方法の設定変更

通常,HAモニタはシステム起動時に自動起動され,システム停止時に自動停止されるよう設定されています。

monsetupコマンドは,monstartコマンドやmonstopコマンドで起動・停止できるよう,HAモニタの起動・停止方法の設定を変更します。また,オプションの指定を省略した場合は,起動・停止方法の設定情報を表示します。

表示される項目を次に示します。

リセットパスの設定

リセットパスで使用するIPアドレスなどを対話形式で設定するか,または現在の設定を表示します。リセットパスの設定は,マシンの機種がBladeSymphonyまたはHA8000の場合に実行できます。

SSH接続の詳細設定

VMware ESXiで仮想化する場合は,VMware ESXiに対するSSH接続の詳細を設定します。VMware ESXi接続用のリセットパス上に,無通信監視時間を設定している機器が存在する場合は,この設定が必要です。

HAモニタ Extensionの機能の設定・設定状態の表示

HAモニタ Extensionの機能を使用するかどうか設定します。また,HAモニタ Extensionの機能の設定状態も表示できます。

オプション

HAモニタの起動・停止方法の設定変更

起動方法の設定と停止方法の設定の,どちらを変更するかを指定します。指定を省略した場合は,起動・停止方法の設定情報を表示します。

リセットパスの設定

SSH接続の詳細設定

HAモニタ Extensionの機能の設定・設定状態の表示

リターンコード

意味
0正常終了(HAモニタの環境設定が完了しました)
0以外異常終了

注意事項

使用例

HAモニタの起動・停止方法の設定情報の表示

>monsetup
Start mode : auto   Stop mode : auto

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


HAモニタの起動方法の設定変更情報の表示

>monsetup -start
Start mode : manual

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


HAモニタの停止方法の設定変更情報の表示

>monsetup -stop
Stop  mode : auto

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(x86)の場合で,HA8000のとき,またはBladeSymphonyでLPARを稼働させないとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
---> 1
機種を選択してください。
1. HA8000または,BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
3. VMware ESXi上の仮想マシン
---> 1
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
N+Mコールドスタンバイ連携機能を使用する場合は,autoと入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
スイッチ&マネジメントモジュールを使用しています。
パーティション名...............................: MS0001
リセットパスのIPアドレス.......................: 192.168.0.1
リセットパスのポート番号.......................: 10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレス...: 192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号...: 15000

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(IPF)の場合で,BladeSymphonyでLPARを稼働させないとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
---> 1
機種を選択してください。
1. BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
9. 上記以外
---> 1
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(x86)の場合で,BladeSymphonyでLPARを稼働させるとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
---> 1
機種を選択してください。
1. HA8000または,BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
3. VMware ESXi上の仮想マシン
---> 2
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタが稼動するシステムのLPAR名称を入力してください。
現在の設定:未設定
--->LPAR1
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
N+Mコールドスタンバイ連携機能を使用する場合は,autoと入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
スイッチ&マネジメントモジュールを使用しています。
パーティション名...............................: MS0001
LPAR名.........................................: LPAR1
リセットパスのIPアドレス.......................: 192.168.0.1
リセットパスのポート番号.......................: 10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレス...: 192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号...: 15000

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(IPF)の場合で,BladeSymphonyでLPARを稼働させるとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
---> 1
機種を選択してください。
1. BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
9. 上記以外
---> 2
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタが稼動するシステムのLPAR名称を入力してください。
現在の設定:未設定
--->LPAR1
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(x86)の場合で,VMware ESXiで仮想化するとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
---> 1
機種を選択してください。
1. HA8000または,BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
3. VMware ESXi上の仮想マシン
---> 3
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
HAモニタが稼動する仮想マシンの名称を入力してください。
現在の設定:未設定
--->VM0001
VMware ESXiのIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.3
VMware ESXiのSSH接続用のポート番号を入力してください。
SSH接続用ポート番号(22)を使用する場合は,"default"を入力してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:default
--->
VMware ESXiのSSH接続用の認証パスワードを入力してください。
現在の設定:未設定
--->
再度パスワードを入力してください。
--->
HAモニタが稼動するマシンのマシンアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->1
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
スイッチ&マネジメントモジュールを使用しています。
パーティション名...............................: MS0001
リセットパスのIPアドレス.......................: 192.168.0.1
リセットパスのポート番号.......................: 10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレス...: 192.168.0.2
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号...: 15000
仮想マシン名...................................: VM0001
VMware ESXiのIPアドレス........................: 192.168.0.3
VMware ESXiのポート番号........................: default
VMware ESXiのパスワード........................: 設定済み
マシンアドレス.................................: 1

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


SSH接続の詳細設定(OSがLinux(x86)の場合で,VMware ESXiで仮想化するとき)

> monsetup -resetpath ssh
 SSH接続関連の設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL]+[D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->1
接続維持パケットの送信間隔を入力してください。(単位:秒)
デフォルト設定値 (60)を使用する場合は,"default"を指定してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:default
--->30
接続維持パケットの送信回数を入力してください。(単位:回)
デフォルト設定値 (3)を使用する場合は,"default"を指定してください。
値を入力しなかった場合は現在の設定を使用します。現在の設定:default
--->2
設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
接続維持パケットの送信間隔(単位:秒).........: 30
接続維持パケットの送信回数(単位:回).........: 2

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


リセットパスの設定(OSがLinux(x86)の場合で,N+Mコールドスタンバイ構成のとき)

> monsetup -resetpath
 システムリセットのためのリセットパスの設定を行います。
設定を中断したい場合は,[CTRL] + [D]キーを押してください。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->1
機種を選択してください。
1. HA8000または,BladeSymphony
2. BladeSymphony(LPAR)
3. VMware ESXi上の仮想マシン
--->1
HAモニタが稼動するシステムのパーティション名を入力してください。
現在の設定:未設定
--->MS0001
HAモニタがリセットパスに使用するIPアドレスを入力してください。
現在の設定:未設定
--->192.168.0.1
HAモニタがリセットパスに使用するポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレスを入力してください。
N+Mコールドスタンバイ連携機能を使用する場合は,autoと入力してください。
現在の設定:未設定
--->auto
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号を入力してください。
現在の設定:未設定
--->15000
リセットパスの設定が完了しました。

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->2
スイッチ&マネジメントモジュールを使用しています。
パーティション名...............................: MS0001
リセットパスのIPアドレス.......................: 192.168.0.1
リセットパスのポート番号.......................: 10000
スイッチ&マネジメントモジュールのIPアドレス...: auto
スイッチ&マネジメントモジュールのポート番号...: 15000

実行する処理を番号で選択してください。
1. 設定を行う
2. 現在の設定を表示する
3. 終了
--->3
コマンドを終了します。

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


HAモニタ Extensionの機能の設定

> monsetup -ex sysmax on
sysmax : on

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


HAモニタ Extensionの機能の設定解除

> monsetup -ex sysmax off
sysmax : off

(凡例) >:ユーザの操作を示します。


HAモニタ Extensionの機能の設定状態の表示

> monsetup -ex
sysmax : on

(凡例) >:ユーザの操作を示します。