排他サーバの環境を設定する定義ファイルは,HAモニタの環境設定用ディレクトリの下にservers_optというファイル名で作成します。
排他サーバの環境設定ファイルは,待機サーバだけがある系に作成することをお勧めします。
排他サーバの環境設定をする定義ファイルを,次に示します。
# 排他サーバの環境設定 : server alias : server alias
exclusive_servers :サーバ識別名 :サーバ識別名〔:サーバ識別名…〕 |
排他サーバを定義するオペランドを,次に示します。
- exclusive_servers
- 排他をしたいすべてのサーバを,サーバ対応の環境設定のaliasオペランドに指定したサーバ識別名で指定します。指定したサーバ識別名の一つのサーバが実行サーバになると,指定されているサーバのうち,次の条件を満たしているサーバが停止します。
- サーバの状態が,待機サーバとして起動中,待機中,実行サーバの再起動待ち中,実行サーバ起動待ち中,系切り替え待ち中,または連動系切り替え待ち中です。
- サーバ対応の環境設定のgroupオペランドに,実行サーバになるサーバと同一グループ名で定義されていないサーバです。
- 指定できるサーバ識別名の数には,一つの系で稼働するサーバの最大数によって異なります。一つの系で稼働するサーバの最大数別に,指定できるサーバ識別名の数を次に示します。なお,指定できるサーバ識別名の数には,リソースサーバも含みます。
- サーバの最大数が16のとき:2~24
- サーバの最大数が64のとき:2~96
- サーバの最大数が128以上のとき:2~192
- exclusive_serversオペランドは複数指定できます。
- また,指定したサーバ識別名の一つのサーバが,すでに実行サーバである場合は,指定されているそれ以外のサーバが起動できなくなります。そのサーバを起動させたい場合は,次のどちらかの対策をして起動してください。
- 実行サーバを停止したあと,サーバを起動します。
- 実行サーバを他系に計画系切り替えをしたあと,サーバを起動します。