設定対象の系,およびSVPについて,次に示す情報が必要です。
図6-4 リセットパスの設定に必要な情報(BladeSymphony:VMware ESXiで仮想化しない場合)
図6-5 リセットパスの設定に必要な情報(BladeSymphony:VMware ESXiで仮想化する場合)
図中の各項目について説明します。
表6-2 リセットパスの設定に必要な情報(BladeSymphony)
図中の番号 | 設定に必要な情報 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | パーティション名 | HAモニタの管理システム名を指定します。 | パーティションを構成したときに設定した情報です。 SVPコマンドモードのHAコマンド※1で設定した,プロセサのパーティション名と同じ名称を設定してください。 N+Mコールドスタンバイ構成の場合は,リセットパスを共用する全系で異なる値を設定してください。 |
2 | LPAR名※2 | HAモニタが稼働するLPARのLPAR名を指定します。 | LPARを構成したときに設定した情報です。 HVM制御スクリーンで設定したLPAR名称と同じ名称を指定してください。 |
3 | リセットパスのIPアドレス | 設定対象の系に割り当てたリセットパスのIPアドレスを指定します。 | IPアドレス,およびポート番号の割り当て方については,「5.4.2 必要なIPアドレス」を参照してください。 SVPのIPアドレスに"auto"を指定する場合は,N+Mコールドスタンバイ機能に対応したシステム構成で稼働するための設定として,SVPコマンドモードのHAコマンド※1で"Enable"を設定してください。 |
4 | リセットパスのポート番号 | 設定対象の系に割り当てたリセットパスのポート番号を指定します。 | |
5 | SVPのIPアドレス | SVPに割り当てたリセットパスのIPアドレスを指定します。 N+Mコールドスタンバイ構成の場合は,"auto"を指定します。 | |
6 | SVPのポート番号 | SVPに割り当てたリセットパスのポート番号を指定します。 | |
7 | マシンアドレス※3 | HAモニタが稼働する物理パーティション(プロセサ)を示す任意の番号を指定します。 | 同じ物理パーティション上の系と同じ値で,かつ異なる物理パーティション上の系とは異なる値を指定してください。 リセットパスを共用する全物理パーティション間で重複しないよう,値を設定してください。 |
8 | VMware ESXiのIPアドレス※3 | VMware ESXiの管理用IPアドレスを指定します。 | IPアドレスおよびポート番号の割り当て方については,「5.4.2 必要なIPアドレス」を参照してください。 |
9 | VMware ESXiのポート番号※3 | VMware ESXiにSSH接続用に割り当てたポート番号を指定します。 | |
10 | パスワード※3,※4 | 自系のVMware ESXiにSSH接続する際の認証に必要なパスワードを指定します。 | 系切り替え構成内では,同じパスワードを指定してください。 |
11 | 仮想マシン名※3 | VMware ESXiで管理する,仮想マシン名を指定します。 | VMware ESXiで仮想マシンを作成したときに設定した情報です。VMware vSphere ClientまたはvCenterで確認した名称と同じ名称を指定してください。 また,仮想マシン名は,HAモニタが接続できるすべてのVMware ESXi内で一意にしてください。 仮想マシン名の確認方法を次に示します。
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構成によっては,ホストアドレスの設定(HAモニタの環境設定のaddressオペランド)に注意が必要です。詳細については「5.5.4(2) 系切り替え構成間でリセットパスを共用する場合の注意事項」を参照してください。
また,相互系切り替え構成でリセット優先系を指定しない場合は,SVPコマンドモードのHAコマンドでクラスタ管理機能の設定が必要です。SVPコマンドモードのHAコマンドについては,SVP関連のドキュメントを参照してください。