monact(待ち状態のサーバを実行サーバとして起動)
形式
実行できるユーザ
機能
次のサーバを実行サーバとして起動させます。
- 実行サーバの起動待ち状態になった待機サーバ
サーバ対応の環境設定で待機サーバとして定義したサーバは,起動時に通信障害などで実行系の状態が確認できないと,実行系の実行サーバの起動待ち状態になります。この待ち状態になった待機サーバを,強制的に実行サーバとして起動させます。
- 連動系切り替え待ち状態になった待機サーバ
サーバ対応の環境設定のgroupオペランドでno_exchangeを指定したサーバに障害が発生した場合,待機系の待機サーバは連動系切り替え待ち状態になります。この待ち状態になった待機サーバを,強制的に実行サーバとして起動させます。
- 系切り替え待ち状態になった実行サーバ
系のリセット失敗時,待機系の待機サーバは実行サーバに切り替わったあと,系切り替え待ち状態になります。この待ち状態になった実行サーバを,強制的に実行サーバとして起動させます。
オプション
- サーバ識別名
実行サーバとして起動させるサーバの識別名を指定します。
リターンコード
値 | 意味 |
---|
0 | 正常終了(待ち状態のサーバを実行サーバとして起動完了しました) |
0以外 | 異常終了 |
注意事項
- monactコマンドを実行する前に,他系で実行サーバが稼働していないことを確認してください。確認しないでmonactコマンドを実行すると,二つの実行サーバが稼働するおそれがあります。
- monactコマンドは,次の状態のサーバにだけ使用できます。
- 実行サーバの起動待ち状態になった待機サーバ
- 連動系切り替え待ち状態になった待機サーバ
- 系切り替え待ち状態になった実行サーバ
- リソースサーバの起動待ち状態になったサーバに対しては,monactコマンドを実行できません。
- HAモニタの環境設定のexitcodeオペランドにtype2を指定した場合,次のメッセージ出力時にもリターンコードが0となります。
KAMN227-E,KAMN322-E,KAMN339-E,KAMN456-E,KAMN465-E