モニタモードのサーバのプログラムの場合,通常は,サーバの監視コマンドを作成して監視します。ただし,UAPを監視する場合は,モニタモードのプログラム管理機能を使用すれば,サーバの監視コマンドにUAPの監視処理を作り込まなくても,HAモニタがUAPを監視できます。UAPからUAP監視用のAPIを発行することで,HAモニタがUAPを監視し,UAPに起因するサーバ障害を検出できます。
プログラム管理機能使用時のUAPの監視を,次の図に示します。
図3-24 プログラム管理機能使用時のUAPの監視
プログラム管理機能でUAPを監視するためには,ユーザがUAPにAPIを組み込む必要があります。このため,APIを組み込んでUAPを修正できる場合だけ,UAPを監視できます。UAPへのAPIの組み込み,および組み込みができるUAPの条件については,「6.13.1 UAPへのAPIの組み込み」を参照してください。
HAモニタは,次の2種類の方法でUAPを監視し,UAP障害を検出します。それぞれの監視方法の詳細については,「4.7.1 UAPの監視制御」を参照してください。
HAモニタは,UAP障害を検出すると,UAPやサーバの再起動を実施します。UAP障害を検出したあとのHAモニタの動作については,「4.7.1(3) UAP障害を検出したあとのHAモニタの動作」を参照してください。UAPの再起動時の動作については,「4.7.2 プログラムの再起動制御」を参照してください。
UAPを監視するには,次の環境設定が必要です。