6.16.4 ユーザコマンドの発行形式(HAモニタの状態変化時)

HAモニタの状態変化時にHAモニタが発行するユーザコマンドの形式について説明します。

<この項の構成>
(1) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式
(2) パラメタ
(3) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式例

(1) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式

HAモニタの状態変化時,HAモニタは,ユーザが作成したユーザコマンドを次の形式で発行します。

コマンド名 HAモニタ状態パラメタ [開始/終了パラメタ] [詳細情報パラメタ]

(2) パラメタ

コマンド名
ユーザが作成しHAモニタの環境設定で指定した,ユーザコマンドのコマンド名を示します。
HAモニタ状態パラメタ
HAモニタの状態を示します。次のパラメタが渡されます。
  • -m:HAモニタ開始・終了状態,または他系のHAモニタ障害状態
開始/終了パラメタ
HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点か終了時点かを示します。次のどちらかが渡されます。
  • start:HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点
  • end:HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の終了時点
詳細情報パラメタ
HAモニタ状態パラメタで示された状態が「他系のHAモニタ障害状態」だった場合に,どの系のHAモニタの状態なのかを示します。次のパラメタが渡されます。
  • -d ホスト名:HAモニタが障害状態となったホスト名
他系のHAモニタ障害検出時(-m -d ホスト名)には,障害が発生した系とペアで,かつ系切り替えを実施する系だけでユーザコマンドが発行されます。

(3) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式例