マシンの機種がBladeSymphonyの場合の,リセットパスの設定値の例を説明します。ここで示す表にある「設定項目」は,表6-2の「設定に必要な情報」と対応しています。
次のような構成(系1・系2間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を示します。
図6-6 リセットパスの設定例1(BladeSymphony)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |
---|---|---|
系1 | 系2 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.d |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq |
次のような構成(系1・系2間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を示します。
図6-7 リセットパスの設定例2(BladeSymphony)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |
---|---|---|
系1 | 系2 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0001 |
LPAR名 | LPAR1 | LPAR2 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.c |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq |
ここでは,次の条件で運用するシステムでのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。
図6-8 リセットパスの設定例3(BladeSymphony)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 | MS0003 | MS0004 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b | x.x.x.d | x.x.x.e |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.c | x.x.x.f | x.x.x.f |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq | qqqqq | qqqqq |
この系切り替え構成の場合に,HAモニタの環境設定のaddressオペランドに設定する値の例を次に示します。
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
自系のホストアドレス | 1 | 2 | 3 | 4 |
ここでは,次の条件で運用するシステムでのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。
図6-9 リセットパスの設定例4(BladeSymphony)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 | MS0003 | MS0004 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.c | x.x.x.e | x.x.x.g |
リセットパスのポート番号 | ppppp | rrrrr | ppppp | rrrrrr |
SVPのIPアドレス | x.x.x.b | x.x.x.d | x.x.x.f | x.x.x.h |
SVPのポート番号 | qqqqq | sssss | qqqqq | sssss |
この系切り替え構成の場合に,HAモニタの環境設定のaddressオペランドに設定する値の例を次に示します。
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
自系のホストアドレス | 1 | 2 | 3 | 4 |
ここでは,次の条件で運用するシステムのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え,系1・系2・系3がVMware ESXiの管理上にある)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。
図6-10 リセットパスの設定例5(BladeSymphony)
設定項目 | 系ごとの設定値 | |||
---|---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | 系4 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0001 | MS0002 | MS0003 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b | x.x.x.d | x.x.x.e |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.c | x.x.x.f | x.x.x.f |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq | qqqqq | qqqqq |
マシンアドレス | 1 | 1 | 2 | - |
VMware ESXiのIPアドレス | y.y.y.a | y.y.y.a | y.y.y.b | - |
VMware ESXiのポート番号 | default※ | default※ | rrrrr | - |
仮想マシン名 | VM0001 | VM0002 | VM0003 | - |
(凡例)-:設定は不要です。
注※ SSH接続用ポート番号(22)を使用する場合,"default"と設定してください。
この構成の場合は,系切り替え構成内のすべての系で,HAモニタの環境設定(sysdef)のvmware_envオペランドにuseを設定してください。
また,系切り替え構成内のすべての系で,monsetup -resetpath sshコマンドで,接続維持パケットの送信間隔に20を設定してください。
ここでは,次の条件で運用するシステムのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系2間で系切り替え,系3が予備のサーバモジュール)の場合に,システムに設定される値の例を次に示します。
図6-11 リセットパスの設定例6(BladeSymphony)
上記のような設定をするために,monsetupコマンドで指定する値の例を次に示します。
設定項目 | 系ごとの設定値 | ||
---|---|---|---|
系1 | 系2 | 系3 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 | - |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b | - |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp | - |
SVPのIPアドレス | auto | auto | - |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq | - |
(凡例)-:設定は不要です。
この系切り替え構成の場合に,SVPコマンドモードのHAコマンドで設定する値の例を次に示します。
設定項目 | SVPごとの設定値 | ||
---|---|---|---|
系1のSVP | 系2のSVP | 系3のSVP | |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq | qqqqq |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 | - |
N+Mコールドスタンバイ機能に対応したシステム構成で稼働するための設定 | Enable | Enable | Enable |
(凡例)-:設定は不要です。
ここでは,次の条件で運用するシステムのリセットパスの設定値の例について説明します。
これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系2間で系切り替え)の場合に,システムに設定される値の例を次に示します。
図6-12 リセットパスの設定例7(BladeSymphony)
上記のような設定をするために,monsetupコマンドで指定する値の例を次に示します。
設定項目 | 系ごとの設定値 | |
---|---|---|
系1 | 系2 | |
パーティション名 | MS0001 | MS0002 |
リセットパスのIPアドレス | x.x.x.a | x.x.x.b |
リセットパスのポート番号 | ppppp | ppppp |
SVPのIPアドレス | x.x.x.c | x.x.x.d |
SVPのポート番号 | qqqqq | qqqqq |
この系切り替え構成の場合に,SVPコマンドモードのHAコマンドで設定する値の例を次に示します。
設定項目 | SVPごとの設定値 | |
---|---|---|
系1のSVP | 系2のSVP | |
クラスタ管理機能 | 有効 | 有効 |
クラスタマネージャ | 有効※ | 無効 |
注※ システム内のSVPの,どれか一つだけに「有効」を設定します。