高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)編
形式
monshow [サーバ識別名] |
monshow -c |
monshow -g [グループ名] |
monshow -d [サーバ識別名] |
monshow -r |
monshow -p [サーバ識別名] |
monshow -t [サーバ識別名] |
monshow -u [サーバ識別名] |
実行できるユーザ
スーパユーザ,および一般ユーザ
機能
コマンドを実行した系(自系)で稼働中のサーバと,そのサーバと対になっている系(他系)のサーバの状態が表示されます。停止しているサーバは,表示されません。マルチスタンバイ機能を使用している場合は,他系で稼働中のサーバがすべて表示されます。表示される項目は次のとおりです。
表9-9 自系のサーバの状態
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| ONL | 実行処理中 |
| SBY | 待機処理中 |
| (ONL) | 実行サーバとして起動処理中 |
| (SBY) | 待機サーバとして起動処理中 |
| *ONL* | 再起動待ち状態 |
| *SBY* | 実行サーバの起動待ち状態,またはリソースサーバの起動待ち状態 |
| ONL?? | 系切り替え待ち状態 |
| SBY?? | 連動系切り替え待ち状態 |
| ONL>> | 実行サーバの停止処理中 |
| SBY>> | 待機サーバの停止処理中 |
表9-10 他系のサーバの状態
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| ONL | 実行処理中 |
| SBY | 待機処理中 |
| (ONL) | 実行サーバとして起動処理中 |
| (SBY) | 待機サーバとして起動処理中 |
| *ONL* | 再起動待ち状態 |
| ONL?? | 系切り替え待ち状態 |
| SBY?? | 連動系切り替え待ち状態 |
自系(自ホスト)と,接続中の他系(他ホスト)の状態が表示されます。表示される項目は次のとおりです。
コマンドを実行した系(自系)で稼働中のグループ化したサーバ(サーバグループ)の状態が表示されます。表示される項目は次のとおりです。
また,サーバグループ内のサーバごとに,次の項目が表示されます。グループ内にリソースサーバがある場合は,リソースサーバについても表示されます。
コマンドを実行した系(自系)で稼働中のサーバが使用している,共有リソースの情報が表示されます。表示される項目は次のとおりです。
「サーバの状態表示」に加えて,リソースサーバの状態が表示されます。
マルチスタンバイ機能を使用している場合,「サーバの状態表示」に加えて,すべてのサーバまたは指定したサーバの,系別の優先度が表示されます。"status"のあとに,次の項目が表示されます。
コマンドを実行した系で稼働しているサーバの,サーバ障害監視時間が表示されます。
表示される項目は次のとおりです。
コマンドを実行した系(自系)で稼働中の,モニタモードのプログラム管理機能を使用するプログラムの状態が表示されます。
表9-11 モニタモードのプログラムの状態
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| (ACT) | プログラムの起動処理中 |
| ACT | プログラムの起動完了 |
| ACT>> | プログラムの停止処理中 |
オプション
オプションに何も指定しない場合は,サーバの状態が表示されます。
リターンコード
| 値 | 意味 |
|---|---|
| 0 | 正常終了(サーバと系の状態表示が完了しました) |
| 0以外 | 異常終了 |
注意事項
HAモニタの環境設定のexitcodeオペランドにtype2を指定した場合,次のメッセージ出力時にもリターンコードが0となります。
KAMN320-E,KAMN322-E,KAMN428-E
使用例
> monshow
KAMN213-I Own host name : host1
Own servers Pair servers
Alias Status Status Host name
server1 ONL SBY host2
server2 SBY (ONL) host2
server3 *SBY*
server4 ONL??
server5 *ONL* SBY host2
KAMN360-I ---------------- Detailed Information ----------------
KAMN243-D 自ホスト:host1でシステムリセットができないか,又は異常終了したサーバがあります。実行サーバ:server3は他ホストで起動している可能性があります。起動種別を待機サーバに変更し起動待ち状態にしました。
KAMN364-D サーバ:server4はシステムリセットができないため系切り替え待ち状態にします。
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
> monshow
KAMN213-I Own host name : host1
Own servers Pair servers
Alias Status Status Host name
server1 ONL SBY host3
SBY host2
SBY host4
server2 ONL SBY host2
server3 *SBY*
server4 SBY (SBY) host4
(ONL) host2
SBY host3
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
他系のサーバの情報が表示される順番は,系やサーバの起動順で決定されます。常に同じ順番では表示されません。
> monshow -c
KAMN335-I Connected host information
Host name Host address Patrol time
host1 100 10
host2 200 10
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
> monshow -g
KAMN213-I Own host name : host1
Group name : groupA
Alias : server1 Status : possible exchange
Alias : server2 Status : possible no_exchange cancel
Group name : groupB
Alias : server3 Status : impossible exchange
Alias : server4 Status : impossible no_exchange cancel
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
> monshow -d
KAMN213-I Own host name : host1
Server : server1
*** DISK information ***
-NAME----------------------------
/dev/vg01
neck
on_opt="-a y -q n"
*** File system information ***
-NAME----------------------------
/dev/vg01/lv_vxfs1
mount dir=/vxfs1
mount opt=-o log
*** HABST information ***
-NAME----------------------------
0
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
リソースサーバの状態表示("ressrv0"がリソースサーバ識別名称の場合)
> monshow -r
KAMN213-I Own host name : host1
Own servers Pair servers
Alias Status Status Host name
ressrv0 ONL
server1 ONL
server2 ONL
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
> monshow -p
KAMN213-I Own host name : host1
Own servers Pair servers
Alias Status pri Status pri Host name
server1 ONL 0 SBY 2 host3
SBY 1 host2
SBY 3 host4
server2 ONL 0 SBY 1 host2
server3 SBY 1 ONL 0 host3
server4 SBY 1 SBY 3 host4
ONL 0 host2
SBY 2 host3
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
他系のサーバの情報が表示される順番は,系やサーバの起動順で決定されます。常に同じ順番では表示されません。
> monshow -t
KAMN213-I Own host name : host1
Alias Patrol time
server1 60
server2 5
server3 600
server4 ---
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
> monshow -u
KAMN213-I Own host name : host1
Alias Program Alias Status Patrol time
server1 UAP1 ACT 3600
UAP2 (ACT) 60
server2 UAP3 ACT>> ----
|
(凡例) >:ユーザの操作を示します。
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