高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)編
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(1) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式
サーバの状態変化時,HAモニタは,ユーザが作成したユーザコマンドを次の形式で発行します。
コマンド名 -n サーバ識別名 -k サーバ種別 サーバ状態パラメタ 開始/終了パラメタ
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- コマンド名
- ユーザが作成しHAモニタの環境設定で指定した,ユーザコマンドのコマンド名を示します。
- -n サーバ識別名
- 状態が変化しユーザコマンドを発行する契機となった,サーバの識別名を示します。
- -k サーバ種別
- サーバ識別名で示したサーバの種別を示します。次のどちらかが渡されます。
- online:実行サーバの場合
- standby:待機サーバの場合
- サーバ状態パラメタ
- サーバ識別名で示したサーバの状態を示します。次のどれかが渡されます。
- -s:サーバ起動状態
- -e:サーバ正常終了状態
- -p:サーバ計画終了状態
- -a:サーバ障害状態(障害処理終了後,系切り替え処理ができる場合)
- -o:サーバ障害状態(障害処理終了後,系切り替え処理ができない場合)
- -f:サーバ障害状態(障害処理終了後,系切り替え処理が途中で失敗した場合)
- -r:サーバ障害状態(障害処理終了後,実行サーバの再起動を待つ場合)
- -n:サーバ障害状態(障害処理終了後,実行サーバの再起動監視時間が経過した場合)
- -h:系障害状態
- -w:計画系切り替え状態
- 開始/終了パラメタ
- サーバ識別名で示したサーバの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点か終了時点かを示します。次のどれかが渡されます。
- start:サーバの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点
- end:サーバの状態変化(HAモニタの処理)の終了時点
- sbyend:待機サーバだけの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点
なお,モニタモードのサーバおよびリソースサーバの場合,次に示すサーバ状態パラメタと開始/終了パラメタの組み合わせだけが渡されます。
- サーバ起動状態:-s start
- サーバ正常終了状態:-e start,-e sbyend
- サーバ障害状態(系切り替え不可能)※:-o start,-o end
- 系障害状態:-h start
- 計画系切り替え状態:-w start
注※ このパラメタは,モニタモードのサーバに対してサーバ対応の環境設定のwaitserv_execオペランドにyesを指定した場合で,サーバ対応の環境設定のnameオペランドに指定したサーバの起動コマンドの実行結果(終了コード)が0以外のときに渡されます。
(3) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式例
- ユーザコマンド(/usr/bin/usrcmd)を実行サーバ(server)の起動時に発行した場合
/usr/bin/usrcmd -n server -k online -s start
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- ユーザコマンド(/usr/bin/usrcmd)を実行サーバ(server)のサーバ障害時(実行サーバの障害処理開始時)に発行した場合
/usr/bin/usrcmd -n server -k online -a start
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- ユーザコマンド(/usr/bin/usrcmd)を実行サーバ(server)のサーバ障害時(実行サーバの障害処理終了時)に発行した場合
/usr/bin/usrcmd -n server -k online -a end
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- ユーザコマンド(/usr/bin/usrcmd)を実行サーバ(server)のサーバ障害時(待機サーバの系切り替え処理開始時)に発行した場合
/usr/bin/usrcmd -n server -k standby -a start
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- ユーザコマンド(/usr/bin/usrcmd)を実行サーバ(server)のサーバ障害時(待機サーバの系切り替え処理終了時)に発行した場合
/usr/bin/usrcmd -n server -k standby -a end
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