7.3.4 障害対処後にサーバや系の状態を確認する
(1) システムの状態確認
システムの状態確認では,監視パス,リセットパス,LANアダプタ,および系の状態を調査し,実行系と待機系とが連絡を取り合えることを確認します。
- 監視パスの状態確認
監視パス状態表示コマンド(monpathコマンド)を使用して,監視パスの状態を確認したり,監視パスのIPアドレスを基に,障害が発生した個所を調査したりできます。監視パスの障害発生時,または障害回復時に使用します。
- リセットパスの状態確認
実行するコマンドは,使用しているマシンの機種によって次のとおり異なります。これらのコマンドは,障害管理プロセサやリセットパスの障害発生時,または障害回復時に使用します。
- BladeSymphonyの場合,リセットパス状態表示コマンド(monrpコマンド)を実行します。
- H9000Vの場合,GSP状態表示コマンド(mongspコマンド)を実行します。
- HA8500の場合,MP状態表示コマンド(monmpコマンド)を実行します。
- LANアダプタの状態確認
サーバ・系の状態表示コマンド(monshow -lコマンド)を使用して,LANアダプタの状態を確認できます。
- 系の状態確認
サーバ・系の状態表示コマンド(monshow -cコマンド)を使用して,自ホスト(コマンドを実行した系)の状態,および自ホストが接続している他ホストの状態を確認できます。
(2) サーバの状態確認
サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を使用して,コマンドを実行した系で稼働しているサーバの状態,およびそのサーバと対になっているサーバの状態を確認できます。
(3) リソースサーバの状態確認
サーバ・系の状態表示コマンド(monshow -rコマンド)を使用して,リソースサーバの状態を確認します。同時にリソースサーバを使用するサーバの状態も確認できます。