サーバ対応の環境を設定する定義ファイルは,HAモニタの環境設定用ディレクトリの下にserversというファイル名で作成します。
また,HAモニタサンプルファイル用ディレクトリの下に,serversファイルのサンプルが用意されています。このファイルをHAモニタの環境設定用ディレクトリにコピーし,書き換えて使用すると,定義ファイルを最初から作成する手間が省けます。
なお,この定義ファイルは系ごとに作成します。太字部分は,系間で同じ値を指定してください。太字以外の部分は,系間で矛盾がないように設定してください。
サーバ対応の環境設定をする定義ファイルを,次に示します。
/* サーバ対応の環境設定 */ |
サーバ対応の環境設定では,次の場合でそれぞれ定義するオペランドが異なります。
サーバの種類によるオペランドの組み合わせを次の表に示します。
表8-4 サーバの種類によるオペランドの組み合わせ
オペランド | サーバモードの場合 | モニタモードの場合 | リソースサーバの場合 |
---|---|---|---|
name | ◎ | ◎ | - |
alias | ◎ | ◎ | ◎ |
acttype | ○ | ◎ | - |
patrol | ◎ | - | - |
termcommand | - | △ | - |
initial | ○ | ○ | ○ |
pairdown | ○ | - | - |
group | △ | △ | ◎ |
switchtype | ○ | - | - |
disk | △ | △ | △ |
port | △ | △ | △ |
lan_updown | ○ | ○ | ○ |
fs_name | △ | △ | △ |
fs_mount_dir | △ | △ | △ |
fs_mount_opt | △ | △ | △ |
fs_umount_retry | ○ | ○ | ○ |
patrolcommand | - | △ | - |
servexec_retry | - | ○ | - |
waitserv_exec | - | ○ | - |
retry_stable | - | ○ | - |
hls | △ | △ | △ |
parent | △ | △ | - |
switchbyfail | △ | △ | - |
dev_timelimit | △ | △ | △ |
vg_on_opt | ○ | ○ | ○ |
lan_neck | △ | △ | △ |
ip_neck | ○ | ○ | ○ |
uoc_neck | ○ | ○ | ○ |
vg_neck | ○ | ○ | ○ |
fs_neck | ○ | ○ | ○ |
actcommand | - | △ | - |
standbypri | ○ | ○ | ○ |
deviceoff_order | ○ | ○ | ○ |
ph_threshold | △ | - | - |
サーバの動作環境を定義します。server定義文のオペランドを,次に示します。
fs_name /dev/vg01/lvol1:/dev/vg02/lvol1, |
fs_name /dev/vg01/lvol1:/dev/vg02/lvol1, |
現用系のhlsオペランド:hls /dev/tty0p2#001A |
disk /dev/vg01 :/dev/vg02 , |
リソースサーバを定義します。resource定義文のオペランドを,次に示します。リソースサーバについては,「4.6 リソースサーバの管理」を参照してください。
各オペランドはサーバ対応の環境設定であるserver定義文と同様であるため,それらの説明については,server定義文の同一オペランドの説明を参照してください。ここでは,server定義文と違いのあるオペランドについて説明します。