HAモニタの機能を使用してLANアダプタを二重化している場合のLANアダプタ障害の対処について説明します。
二重化されたLANアダプタが両方とも障害となり,LANアダプタの切り替えができない状態になった場合,HAモニタはメッセージKAMN488-Eを出力します。LANアダプタの切り替えはしません。
この場合,障害が発生したLANアダプタを使用しているサーバが通信を行えなくなるため,オペレータが計画系切り替えコマンド(monswapコマンド)を実行して,LANアダプタを使用している実行サーバから待機サーバに,計画系切り替えをしてください。
計画系切り替えをしたあと,サーバ・系の状態表示コマンド(monshow -lコマンド)を使用して,各LANアダプタの稼働状態,およびどちらが現用LANアダプタとして動作しているかを表示できます。
LANアダプタ二重障害時の系切り替え機能を使用すると,ここで説明したオペレータの計画系切り替え操作を自動化できます。この機能の詳細については,「3.3.8 LANアダプタ二重障害時の系切り替え」を参照してください。