6.12 定義チェック

HAモニタの環境設定,およびサーバの環境設定での定義内容をチェックし,誤りがないことを確認します。定義チェックを実行するためには,定義チェックコマンド(moncheckコマンド)を実行します。

HAモニタの起動時,およびサーバの起動時には,自動的に定義チェックが実行されます。定義が誤ったままHAモニタを起動すると,HAモニタを正しく起動できません。そのため,HAモニタの起動前に定義チェックをして,定義ファイルに誤りがないことを確認してください。定義チェックは,構築時だけでなく,定義ファイルを修正したあとにも実行できます。定義チェックコマンド(moncheckコマンド)の詳細については,「9. コマンド」を参照してください。

定義チェックでチェックする項目は,次のとおりです。

  1. 基本規則のチェック
    • 定義の基本規則で示したとおりの内容か。
  2. 記述形式のチェック
    • 定義の記述形式で示したとおりの形式か。
  3. 定義文のチェック
    • 定義文は正しいか。
    • 定義文の形式は正しいか。
    • 必要な定義文が指定されているか。
    • HAモニタの環境設定が複数設定されていないか。
  4. オペランドチェック
    • オペランドは正しいか。
    • オペランドの形式は正しいか。
    • 必要なオペランドが指定されているか。
  5. 値のチェック
    • 必要な値が指定されているか。
    • 文字の指定方法は正しいか。
    • 値の有効範囲は正しいか。
    • 値の複数指定の場合,指定数は正しいか。
    • 複数のサーバで,共有リソースのオペランドに同じ値が指定されていないか。
  6. 文字のチェック
    • 文字の構成要素記号は正しいか。