6.13.2 サーバの動作確認
(1) サーバの起動確認
サーバを起動できることを確認します。メッセージKAMN252-Iが出力されれば,サーバの起動が完了し,系切り替えができる状態になったことを示しています。
サーバの起動方法を,次に示します。
- サーバモードのサーバの場合
- 該当するプログラムの起動方法で起動してください。サーバを実行サーバとして起動するか,待機サーバとして起動するかはHAモニタが決定します。HAモニタは,サーバ対応の環境設定および他系の状態を基に決定します。
- モニタモードのサーバの場合
- ユーザがモニタモードのサーバ起動コマンド(monbeginコマンド)を実行して起動してください。サーバを実行サーバとして起動するか,待機サーバとして起動するかはHAモニタが決定します。HAモニタは,サーバ対応の環境設定および他系の状態を基に決定します。
(2) サーバの状態確認
サーバの起動確認が完了したら,HAモニタがサーバの起動を認識したかどうかを調べるために,サーバの状態を確認します。サーバの状態を確認するには,サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を実行してください。
HAモニタがサーバの起動を認識できたときの,コマンドの実行結果の例を次に示します。実行サーバの状態が"ONL",待機サーバの状態が"SBY"ならば,正しく認識できたことを示しています。
#/opt/hitachi/HAmon/bin/monshow
KAMN213-I Own host name : host1
Own servers Pair servers
Alias Status Status Host name
server1 ONL SBY host2 |
(3) サーバの停止確認
サーバを停止できることを確認します。メッセージKAMN280-IまたはメッセージKAMN281-Iが出力されれば,サーバの停止が完了したことを示しています。
サーバの停止方法を,次に示します。
- サーバモードでサーバを起動している場合
- 該当するプログラムの停止方法で停止してください。このとき,対応する待機サーバが起動している場合は,HAモニタが停止させます。
- モニタモードでサーバを起動している場合
- ユーザがモニタモードのサーバ停止コマンド(monendコマンド)を実行して,すべてのサーバを手動で停止してください。