システムを停止する流れと操作方法について説明します。システムを停止する場合,サーバを停止したあとに,カーネルをシャットダウンします。HAモニタはカーネルのシャットダウン時に自動的に停止します。
ここでは,サーバ,リソースサーバ,およびHAモニタの停止方法について説明します。
実行サーバおよび待機サーバの両方を停止するには,次の方法があります。
待機サーバだけを停止するには,待機サーバ停止コマンド(monsbystpコマンド)を実行します。
サーバの停止を確認するには,すべてのサーバに対してメッセージKAMN280-IまたはメッセージKAMN281-Iが出力されているかを確認してください。モニタモードのサーバの場合は,サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を実行します。
なお,モニタモードの場合でサーバの停止コマンドを作成しないときは,次の手順でサーバを停止します。
リソースサーバは,リソースサーバを使用しているサーバがすべて停止すると,HAモニタによって自動的に停止されます。
共有リソースの切り離し失敗などの理由からリソースサーバを手動で停止するには,次の手順で行います。必要に応じて実行してください。
HAモニタを手動で停止する場合,HAモニタの停止コマンド(monstopコマンド)を実行します。HAモニタ停止後には,HAモニタが停止したことを示すメッセージKAMN050-Iが出力されていることを確認してください。なお,サーバが稼働中の場合,HAモニタを停止できません。サーバを停止させてからHAモニタを停止してください。サーバの停止を確認するには,サーバ・系の状態表示コマンド(monshowコマンド)を使用してください。
HAモニタを自動停止する設定にしている場合,カーネルのシャットダウン時に自動的に停止されます。HAモニタの停止方法を変更するには,HAモニタの環境設定コマンド(monsetupコマンド)を実行します。HAモニタの環境設定コマンド(monsetupコマンド)の詳細については,「9. コマンド」を参照してください。