4.5 マルチスタンバイ機能を使用する場合のサーバと系の管理

マルチスタンバイ機能とは,一つの実行サーバに対して,複数の待機サーバを準備するための機能です。複数の待機サーバを準備することで,現用系の障害が復旧するまでの間も,システムの障害に備えることができます。

マルチスタンバイ機能を使用する場合は,マルチスタンバイ機能を使用しない場合と比べて,サーバを起動・停止させる条件や系のリセットが異なります。ここでは,マルチスタンバイ機能を使用しない場合と比べて異なる点について説明します。

<この節の構成>
4.5.1 系障害の検出と系のリセット(マルチスタンバイ)
4.5.2 系のリセットに失敗した場合の動作(マルチスタンバイ)
4.5.3 サーバの起動制御・停止制御(マルチスタンバイ)