LANは,実行系と待機系を接続したり,クライアントとなるWSやPCと接続したりするために使用します。実行系と待機系は,同じLAN上にLANアダプタで接続します。
- 単一点障害の防止
- HAモニタは,HUBやLANアダプタなどのLAN障害を直接処理しません。これらの障害に対しては,次の方法でLANの単一点障害を防止する構成にしてください。
- HUBの冗長化
- HP Auto Port Aggregationなどを使用したLANアダプタの冗長化
- HAモニタの機能を使用したLANアダプタの二重化
HAモニタでは,予備のLANアダプタを設定してLANアダプタの障害に備えられます。詳細については,「3.3.7 LANアダプタの二重化」を参照してください。
- IPアドレスの構成
- HAモニタは,サーバに割り当てたエイリアスIPアドレス単位に,LANの切り替えをします。したがって,複数の異なるサーバで系切り替え構成にする場合,各サーバが使用するエイリアスIPアドレスは異なるIPアドレスとなるように,ネットワークアドレスを構成してください。ただし,リソースサーバを使用すれば,一つのエイリアスIPアドレスを複数のサーバで共用できます。
- IPアドレスの詳細については,「5.4.2 必要なIPアドレス」を参照してください。