5.2.2 構成設計時の考慮点

ここでは,系切り替え構成を設計するときに考慮する点について説明します。

<この項の構成>
(1) 監視パスとリセットパスの信頼性を確保する

(1) 監視パスとリセットパスの信頼性を確保する

系障害の検出には,監視パスおよびリセットパスの信頼性が重要です。すべての監視パスおよびリセットパスが同時に障害になった場合,HAモニタはヘルスチェックを使用したリセットパスの障害検出ができなくなり,実行系と待機系とで同じサーバが複数稼働するおそれがあります。そのため,次に示すとおりに,監視パスとリセットパスの信頼性を確保してください。

BladeSymphonyの場合,一つのシャーシに増設できる周辺機器の数に制限があります。そのためLPARモードによってシャーシ当たりの系の数を増やすと,通常と同じハードウェア構成にできないことがあります。

ハードウェアの制約の詳細については,ハードウェアのマニュアルを参照してください。