monpath監視パスの状態表示

形式

monpath [-i] [チェック時間]

実行できるユーザ

スーパユーザ

機能

監視パスの状態をチェックし,その結果を表示します。monpathコマンドは,監視パスの障害発生時および障害回復時に使用します。

表示される内容は次のとおりです。

監視パスのTCP/IPのホスト名

HAモニタの環境設定のlanオペランドで指定した監視パスの名称が表示されます。

他系のホスト名と他系との通信状態,または監視パスの異常状態

他系のホスト名と他系との通信状態の組み合わせ,または監視パスの異常状態が表示されます。現在使用している監視パスには,他系との通信状態のあとに「*」が表示されます。

ここに表示されるホスト名は,HAモニタの環境設定のnameオペランドに指定した値です。表示される内容とその意味を次に示します。

オプション

-i

-iオプションを指定しない場合の情報に加えて,他系のTCP/IP LANの情報を表示します。

チェック時間

監視パスをチェックする時間を指定します。指定の単位は「秒」で,3~30秒の範囲で指定できます。指定を省略した場合は,3秒を仮定します。

チェック時に監視パスに1本でも障害があった場合は,指定したチェック時間の間隔で監視パスを再チェックします。再チェックの回数は,HAモニタの環境設定のpathpatrol_retryオペランドに指定した回数になります。

通常のチェック時間は3秒で十分ですが,(ホスト数×監視パス数)が多い場合や複数のサーバの開始処理中はチェック時間を大きくしてください。

注意事項

使用例

次に示す系切り替え構成で,系1(host1)でmonpathコマンドを実行した例を示します。

図9-1 監視パスとIPアドレス

[図データ]