Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.6.2 VCSの環境設定例

VCSの環境設定例を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) サービスグループの作成

系切り替えの単位となるサービスグループを作成して,属性の設定をします。この設定例では,BES1およびBES2というサービスグループを作成してください。また,次のサービスグループの属性を設定してください。

表7‒11 サービスグループの属性の設定例(Solaris)

属性

設定する値

SystemList

node1およびnode2

この設定例では,リソースの依存関係,共用ディスク,LANなどのVCSの設定,およびリソース間の依存関係の設定は省略しています。別途設定をしてください。

(2) リソースの作成

あらかじめ,サーバが使用するディスクやLANなどのリソースを作成して,属性を設定します。

次に,HA Toolkit Exのサービスプロセスごとに,次の設定をします。

(a) リソースの属性

リソースの属性に設定する値を次に示します。

表7‒12 リソースの属性の設定例(Solaris)

属性

設定する値

BES1

BES2

Enabled

1

1

MonitorOnly

0

0

(b) Applicationエージェント固有のリソースの属性

Applicationエージェント固有のリソースの属性に設定する値を次に示します。

表7‒13 Applicationエージェント固有のリソースでの属性の設定例(Solaris)

属性

設定する値

BES1

BES2

StartProgram

"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv BES1"

"/opt/hitachi/HAmon/bin/hateserv BES2"

StopProgram

"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv BES1"

"/opt/hitachi/HAmon/bin/hatehaltserv BES2"

PidFiles

"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_ BES1"

"/opt/hitachi/HAmon/spool/.pid_ BES2"

CleanProgram

指定不要

指定不要

MonitorProgram

指定不要

指定不要

MonitorProcess

指定不要

指定不要

User

root

root

(c) リソースタイプの属性

Applicationエージェントとしてのリソースタイプの属性に設定する値を次に示します。

表7‒14 リソースタイプの属性の設定例(Solaris)

属性

設定する値

MonitorInterval

1