Hitachi

Hitachi HA Toolkit


2.4.3 実行サーバ停止失敗時の原因調査手順

実行サーバの停止に失敗した場合の原因調査手順を次に示します。

図2‒6 実行サーバ停止失敗時の原因調査手順

[図データ]

  1. クラスタソフトに登録した内容に誤りがあるか,または,停止処理が正しく実行されていないおそれがあります。

    HP-UXおよびWindowsの場合

    クラスタソフトからHA Toolkit Exのサービスプロセスに停止要求が届かないか,またはHA Toolkit Exのサービスプロセスが停止要求を受け取っていません。

    クラスタソフトからのオフライン操作に誤りがあるおそれがあります。クラスタソフトからの操作またはコマンドの内容が正しいかどうかを確認してください。 クラスタソフトのログを参照し,サービスプロセスの終了処理が正しく実行されているかどうかを確認してください。

    Solarisの場合

    HA Toolkit Exのサービスプロセス停止コマンド(hatehaltservコマンド)の内容に誤りがあるおそれがあります。サービスプロセス停止コマンド(hatehaltservコマンド)の内容が正しいかどうかを確認してください。

    または,サービスプロセス停止コマンド(hatehaltservコマンド)が正しく実行されていないおそれがあります。VCSのログを参照し,サービスプロセス停止コマンド(hatehaltservコマンド)が実行されているかどうかを確認してください。

  2. HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のtermcommandオペランドに指定した,サーバの停止コマンドが正しく実行されていないおそれがあります。サーバ停止コマンドについて,環境変数の設定やコマンドの記述形式に誤りがないかどうかを確認してください。

  3. HA Toolkit Exおよびサーバのログを参照し,停止に失敗した原因を調査してください。