6.1.2 メッセージの記述形式

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) メッセージIDの記号の説明

(1) 記述形式

このマニュアルでのメッセージの記述形式を次に示します。

KDMNn1n2n3-i(X)
[日本語]
メッセージテキスト
[英語]
Message text

メッセージの意味を説明します。

S:システムがメッセージを出力したあとにする,主な処理を示します。

O:メッセージ確認後,オペレータがする処理を示します。

対策:メッセージ確認時のシステム管理者の処置を示します。

(2) メッセージIDの記号の説明

メッセージIDの記号の意味を次に示します。

KAMN:
HAモニタのメッセージであることを示します。
n1n2n3
メッセージの通し番号を示します。
i:
メッセージの種類を示します。
E:
  • 各ライブラリ,コマンド,サーバの機能が働かない障害が起きたことを示しています。
  • 定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りによって,動作できないことを示しています。
W:
  • 各ライブラリ,コマンド,サーバからのメモリの使用状況などについての警告を示しています。
  • 定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りはありましたが,値を仮定して動作を続行することを示しています。
D:
  • 各ライブラリ,コマンド,サーバの機能が働かない障害が起きたため,動作を保留していることを示しています。動作を続行する場合は,何らかの対応が必要です。
I:
  • E,W,およびDに該当しないメッセージで,単純に動作を示しています。
(X):
メッセージの出力先種別を示します。
(E):標準エラー出力
(S):標準出力
(L):メッセージログファイル(syslog)
一つのメッセージが,複数の出力先を持つ場合は,出力先種別を"+"でつないであります。また,出力先がメッセージログファイル(syslog)だけの場合は省略し,空白にします。