HAモニタでは,サーバの状態変化やHAモニタの状態変化を契機に,ユーザが作成したユーザコマンドを自動発行できます。そのため,ユーザがサーバやHAモニタの状態に合わせて実行したい処理を,C言語またはシェル言語でコマンドとして作成し,HAモニタに自動で実行させるなどの運用ができます。
ユーザコマンドは,HAモニタの環境設定(sysdef)のusrcommandオペランドに設定しておくと,サーバやHAモニタの状態が変化した場合にHAモニタから自動発行されます。その際HAモニタは,状態が変化したサーバやHAモニタの情報を,ユーザコマンドに引数として渡します。
コマンドの発行タイミングについては,「2.4.6 その他の共有リソースの制御」を参照してください。また,コーディング例については,「付録B ユーザコマンドのコーディング例」を参照してください。