3.4 定義ユティリティの使用方法

HAモニタの起動時,またはサーバとの接続時には,自動的に定義解析が実行されます。解析時に定義エラーが発生するのを防ぐために,HAモニタには定義を事前にチェックする定義ユティリティがあります。

定義ユティリティは,moncheckコマンドを実行することで起動します。また,定義ユティリティは,HAモニタの起動前に実行してください。

定義ユティリティでチェックする項目は,次のとおりです。

  1. 基本規則のチェック
    • 定義の基本規則で示したとおりの内容か。
  2. 記述形式のチェック
    • 定義の記述形式で示したとおりの形式か。
  3. 定義文のチェック
    • 定義文は正しいか。
    • 定義文の形式は正しいか。
    • 必要な定義文が指定されているか。
    • HAモニタの環境設定が複数設定されていないか。
  4. オペランドチェック
    • オペランドは正しいか。
    • オペランドの形式は正しいか。
    • 必要なオペランドが指定されているか。
  5. 値のチェック
    • 必要な値が指定されているか。
    • 文字の指定方法は正しいか。
    • 値の有効範囲は正しいか。
    • 値の複数指定の場合,指定数は正しいか。
  6. 文字のチェック
    • 文字の構成要素記号は正しいか。

なお,定義ユティリティは,HAモニタの起動後にも,サーバ対応の環境設定変更時などに実行できます。

コマンドの詳細については,「4.18 コマンド」を参照してください。