実行系に障害が発生した場合,HAモニタが自動的に系を切り替える機能を自動系切り替えといいます。
自動系切り替えに必要な,サーバの名称や共有リソースの名称などの動作環境は,事前に系ごとに設定しておきます。この環境設定の情報を基に,障害発生時にサーバや共有リソースを制御して,自動的に系切り替えをします。
自動系切り替えの概要を,次の図に示します。
図2-1 自動系切り替えの概要
なお,サーバがHAモニタとのインタフェースを持たない場合,サーバ障害時に自動系切り替えをするには,サーバの監視コマンドを作成する必要があります。