Linux(IPF)の場合に必要なHAモニタのリセット手順ファイルの設定方法を次に示します。
HAモニタではシステムリセットをするためには,リセット手順を記述したリセット手順ファイルを作成する必要があります。HAモニタサンプルファイル用ディレクトリの下に,MP.rspまたはBMC.rspというファイル名で,使用する機種に対応したリセット手順ファイルが用意されています。使用する機種に対応したリセット手順ファイルをHAモニタ環境設定用ディレクトリの下にdefault.rspの名称でコピーしてください。
ホストによってリセットの手順がdefault.rspの手順と異なる場合は,別ファイルとしてホスト名.rspを作成すれば,こちらのファイルを使用するようになります。ホスト名は該当する相手ホストの,HAモニタの環境設定(sysdef)のnameオペランドに指定した名称です。ホスト名.rspがある場合はリセット手順としてホスト名.rspに示された手順を使用します。ホスト名.rspがない場合はdefault.rspに示された手順を使用します。
リセット手順が異なる機種の混在構成でのリセット手順ファイルの作成例を次の図に示します。
図4-12 リセット手順が異なる構成でのリセット手順ファイルの作成例(Linux(IPF))
通常はリセット手順ファイルを編集する必要はありません。ただし,MPのログイン名,パスワード,またはホスト名を変更する場合,リセット手順ファイルを編集する必要があります。
リセット手順ファイルの該当個所のログイン名,パスワード,またはホスト名を変更します。ただし,リセット手順ファイルのうちBMC.rspだけで,ホスト名を変更できます。機種によっては,MPのユーザアカウントにアクセスレベルが設定できます。HAモニタでは管理者権限のアクセスレベルが必要となるため,ここでは管理者権限のログイン名とパスワードを設定してください。
次にリセット手順ファイルの編集方法を示します。
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