4.16.3 サーバの監視コマンドの作成

HAモニタでは,HAモニタとのインタフェースを持たないサーバでもサーバプログラムの監視コマンドを,C言語またはシェル言語で作成することにより,サーバ障害時にサーバの再起動や自動系切り替えができます。この機能が使用できるのは,AIX,HP-UX(PA-RISC),HP-UX(IPF),およびLinux(IPF)の場合です。

なお,監視機能の説明については,「2.2.8 HAモニタとのインタフェースを持たないサーバの監視機能」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 監視コマンドの作成方法
(2) 監視コマンド運用時の注意事項

(1) 監視コマンドの作成方法

監視コマンドのサンプルファイルをHAモニタサンプルファイル用ディレクトリの下にpatrol.sh というファイル名で格納していますので,必要に応じて利用してください。

また,監視コマンドは,次の点を考慮して作成してください。

次に,Bシェルによる監視コマンドの作成例を示します。

#!/bin/sh
SERVER=/home/xxxx/yyyy    # サーバプログラム名
while true                # メインループ
do
   # ps コマンドでサーバプログラムのプロセスを確認
   CHECK=`ps -ef | grep $SERVER | grep -v grep`

   # プロセスがない場合はコマンドを終了
   if [ "$CHECK" = "" ]
   then
       exit 0
   fi

   # プロセスがある場合は監視を継続する
done

(2) 監視コマンド運用時の注意事項

監視コマンドを運用する場合,次の点に注意してください。