3.1.3 記号の説明

定義の説明に使用する,各種の記号を説明します。

ここで述べる文法記述記号,属性表示記号および構文要素記号は,実際の定義には記述しません。

<この項の構成>
(1) 文法記述記号
(2) 属性表示記号
(3) 構文要素記号

(1) 文法記述記号

定義文およびオペランドを説明する記号です。

各記号の意味を,次の表に示します。

表3-1 文法記述記号一覧(定義)

文法記述記号意 味
〔  〕この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを示します。
(例)〔,lp LP名〕
:lpオペランドでLP名を指定するか,または何も指定しないことを示します。
この記号で示す直前の項目を,繰り返して指定できることを示します。
(例),lp LP名…
:lpオペランドで指定するLP名を,複数個指定できることを示します。
{  }この記号で囲まれている項目の中から,一つを選択して指定することを示します。項目が"|"で区切られて記述されている場合は,そのうちの一つを選択して指定します。
(例),initial{online|standby}
:initialオペランドでは,onlineとstandbyのどちらかを選択して指定することを示します。
下 線この記号で示す項目は,該当オペランドを省略した場合の,仮定値を示します。
(例),initial{online|standby}
:initialオペランドを省略した場合,onlineを仮定値とすることを示します。
太字この記号で示す項目は,現用系と予備系とで,同じ指定にする値を示します。
(例),lp LP名
:lpオペランドでは,現用系と予備系とで,同じLP名を指定することを示します。

(2) 属性表示記号

ユーザ指定値の範囲などを説明する記号です。

各記号の意味を,次の表に示します。

表3-2 属性表示記号一覧

属性表示記号意 味
この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。
《 》ユーザが指定を省略したときの仮定値を示します。
〈 〉ユーザ指定値の構文要素を示します。
(( ))ユーザ指定値の指定範囲を示します。

(3) 構文要素記号

ユーザ指定値の内容を説明する記号です。なお,HAモニタでは不正文字(制御コードなど)は使用できません。

各記号の意味を,次の表に示します。

表3-3 構文要素記号一覧

構成要素記号意 味
〈英数字〉アルファベット(A~Z,a~z)および数字(0~9)
〈符号なし整数〉数字(0~9)
〈パス名〉アルファベット(A~Z,a~z),数字(0~9),"/"(スラント),"-"(ハイフン),"_"(アンダーライン),および"."(ピリオド)
〈サーバパス名〉":"(コロン),";"(セミコロン)","(コンマ),空白,タブ,および改行コード以外の,任意の文字

注※ 先頭の文字はアルファベットです。