7.13.1 文字フォントの準備

プレプリント帳票を印刷する前に,フォントファイルを準備する必要があります。ここでは,フォントファイルの準備方法について説明します。なお,プレプリント帳票以外の帳票デバイス(けい線帳票,網掛け帳票,グラフィック帳票)の印字の場合には,この準備は不要です。

<この項の構成>
(1) AIXでの文字フォントファイルの準備
(2) Linuxでの文字フォントファイルの準備
(3) Solarisでの文字フォントファイルの準備

(1) AIXでの文字フォントファイルの準備

次の手順に従って,準備してください。

  1. /usr/lib/X11/fontsディレクトリに格納されているフォントファイルを指定されたディレクトリにコピーします。
    <コピーするフォントファイル>
    RomanKn17S.pcf.Z (半角文字用フォントファイル)
    Kanji17S.pcf.Z  (全角文字用フォントファイル)
    <コピー先ディレクトリ>
    /usr/lib/X11/fonts/hitachi
    (XMAP3 Serverインストール時に生成されます)
  2. 文字フォントファイルを解凍します。
    1.で格納した文字フォントファイルをuncompressコマンドで解凍します。
    正しく解凍できたら,ファイル名称の末尾の「.Z」がなくなったファイル名称になり,ファイルサイズも大きくなります。
    <コマンドの形式>
    uncompress フォントファイル名

(2) Linuxでの文字フォントファイルの準備

次の手順に従って,準備してください。

  1. /usr/X11R6/lib/X11fonts/miscディレクトリに格納されているフォントファイルを指定されたディレクトリにコピーします。
    <コピーするフォントファイル>
    12x24rk.pcf.gz(半角文字用フォントファイル)
    jiskan24.pcf.gz(全角文字用フォントファイル)
    <コピー先ディレクトリ>
    /usr/lib/X11/fonts/hitachi
    (XMAP3 Serverインストール時に生成されます)
  2. 文字フォントファイルを解凍します。
    1.でコピーした文字フォントファイルを,gzipコマンドを使って解凍してください。正しく解凍できると,ファイル名の末尾の「.gz」がなくなったファイル名称になり,ファイルサイズも大きくなります。
    <コマンドの形式>
    gzip -d フォントファイル名

(3) Solarisでの文字フォントファイルの準備

次の手順に従って,準備してください。

  1. /usr/openwin/lib/X11/fonts/miscディレクトリに格納されているフォントファイルを指定されたディレクトリにコピーします。
    <コピーするフォントファイル>
    12x24rk.pcf.Z(半角文字用フォントファイル)
    jiskan24.pcf.Z(全角文字用フォントファイル)
    <コピー先ディレクトリ>
    /usr/openwin/lib/X11/fonts/hitachi
    (XMAP3 Serverインストール時に生成されます)
  2. 文字フォントファイルを解凍します。
    1.でコピーした文字フォントファイルを,uncompressコマンドを使って解凍してください。正しく解凍できると,ファイル名の末尾の「.Z」がなくなったファイル名称になり,ファイルサイズも大きくなります。
    <コマンドの形式>
    uncompress フォントファイル名