6.2.1 COBOL2002
(1) HP-UX(IPF)環境でのコンパイル
COBOL2002で記述した書式オーバレイ印刷用APのソースプログラム(xxx.cbl)をHP-UX環境でコンパイルする方法について説明します。使用するコマンドは,ccbl2002コマンドです。
(a) オプション
コンパイル時に使用するオプションを次に示します。
- -XMAP,LinePrint:順編成ファイルをXPプリンタに出力(書式オーバレイおよび行データの印刷制御付き)(必須)
- -JPN,Alnum:日本語項目などを英数字項目として扱う場合に指定する
- -Main,System:メインモジュールのコンパイルの場合に指定する。複数のモジュールをコンパイルする場合は,メインモジュール名の次にサブモジュール名を指定する
- -L:使用するライブラリの検索パスを指定する(必須)
- -Wl,-a,default :共用ライブラリを使用する場合に指定する(省略時仮定値)
- -Wl,-a,archive :アーカイブライブラリを使用する場合に指定する
- -lxmovl:書式オーバレイ出力ライブラリを指定する(必須)
- -lxpw:表示・印刷ライブラリを指定する(必須)
(b) コンパイル例
HP-UX環境でのccbl2002コマンドによる書式オーバレイ印刷用APのコンパイル例を図6-33および図6-34に示します。
図6-33 HP-UX環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,共用ライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zua60205.gif)
図6-34 HP-UX環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,アーカイブライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zua60215.gif)
(2) AIX環境でのコンパイル(シフトJIS)
COBOL2002で記述した書式オーバレイ印刷用APのソースプログラム(xxx.cbl)をAIXのシフトJIS環境でコンパイルする方法について説明します。使用するコマンドは,ccbl2002コマンドです。
(a) オプション
コンパイル時に使用するオプションを次に示します。
- -XMAP,LinePrint:順編成ファイルをXPプリンタに出力(書式オーバレイおよび行データの印刷制御付き)(必須)
- -OutputFile:リンケージ時に実行可能ファイル名称を指定する場合に指定する
- -JPN,Alnum:日本語項目などを英数字項目として扱う場合に指定する
- -Main,System モジュール名:メインモジュールのコンパイルの場合に指定する。複数のモジュールをコンパイルする場合は,メインモジュール名の次にサブモジュール名を指定する
- -L ライブラリパス:使用するライブラリの検索パスを指定する(必須)
- -bdynamic:共用ライブラリを使用する場合に指定する(省略時仮定値)
- -bstatic:アーカイブライブラリを使用する場合に指定する
- -lxmovl:書式オーバレイ出力ライブラリを指定する(必須)
- -lxpw:表示・印刷ライブラリを指定する(必須)
(b) コンパイル例
AIXのシフトJIS環境でのccbl2002コマンドによるコンパイル例を図6-35および図6-36に示します。
図6-35 AIXのシフトJIS環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,共用ライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zub63500.gif)
図6-36 AIXのシフトJIS環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,アーカイブライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zub63600.gif)
(3) AIX環境でのコンパイル(EUC)
COBOL2002で記述した書式オーバレイ印刷用APのソースプログラム(xxx.cbl)をAIXのEUC環境でコンパイルする方法について説明します。使用するコマンドは,ccbl2002コマンドです。
(a) オプション
コンパイル時に使用するオプションを次に示します。
- -XMAP,LinePrint:順編成ファイルをXPプリンタに出力(書式オーバレイおよび行データの印刷制御付き)(必須)
- -OutputFile:リンケージ時に実行可能ファイル名称を指定する場合に指定する
- -JPN,Alnum:日本語項目などを英数字項目として扱う場合に指定する
- -EucPosition:半角かな使用時に72カラム制限を抑止する
- -Main,System モジュール名:メインモジュールのコンパイルの場合に指定する。複数のモジュールをコンパイルする場合は,メインモジュール名の次にサブモジュール名を指定する
- -L ライブラリパス:使用するライブラリの検索パスを指定する(必須)
- -bdynamic:共用ライブラリを使用する場合に指定する(省略時仮定値)
- -bstatic:アーカイブライブラリを使用する場合に指定する
- -lxmovl:書式オーバレイ出力ライブラリを指定する(必須)
- -lxpw:表示・印刷ライブラリを指定する(必須)
(b) コンパイル例
AIXのEUC環境でのccbl2002コマンドによるコンパイル例を図6-37および図6-38に示します。
図6-37 AIXのEUC環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,共用ライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zub63700.gif)
図6-38 AIXのEUC環境でのccbl2002コマンドによる実行例(単一ファイル,アーカイブライブラリ使用の場合)(書式オーバレイ印刷)
![[図データ]](figure/zub63800.gif)