7.17.2 注意事項
- この機能をOLTP(TP1/NET/XMAP3)構成で利用する場合,複数のスレッドで印刷処理を実行すると,各スレッドの印刷処理が混ざって印刷されることがあります。そのときは,OpenTP1側の「メッセージグループ送信機能」を使って,それぞれのジョブが並行して印刷処理されないように工夫する必要があります。
- この機能を,XMAP3 Serverのスタンドアロン構成またはPCとのC/S構成(OLTP構成以外のシステム構成)で利用する場合,マップドライバ環境定義ファイルのパラメタprintOutにasyncが指定されている環境で印刷するときは,印刷時またはクローズ時に,前回JP1キューに登録した帳票が印刷されます。アプリケーションからの印刷指示と同期させて帳票をキューに登録する場合は,マップドライバ環境定義ファイルのパラメタprintOutにsyncを指定してください。
- この機能は,XMAP3 Serverのスタンドアロン構成でJP1/NPSと連携する場合だけ有効となり,PCとのC/S構成では無効となります。
サーバ側の表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に「*.COCLTCNF=ON」を設定した上で,クライアント側の表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)に同じ設定をしても,サーバ側で動作する印刷サービスには影響しません。この機能を行う場合は,サーバ側の表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)にサーバ側の印刷サービス名を指定して,直接追加してください。
サーバ側の表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に「*.COCLTCNF」を設定した上で,クライアント側の表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)に同じ設定をすると,設定項目自体はXMAP3クライアント側で保持されますが,クライアント側の表示・印刷サービスでは,この設定項目は一切参照されないので,クライアント側の動作にも影響しません。
- この機能は,「LPスプールシステムでの帳票一括出力機能」の設定(環境変数XPWCSTMWにONを設定した場合)には依存しません。
- この機能を使う場合,JP1/NQSEXEC連携を有効にしたときは,「JP1/NPSでのセパレータ付加機能」について環境変数XPWQPRXに設定できる項目は,オープンからクローズまでに印刷したすべての印刷ジョブで,共通に適用されます。オープンからクローズの間に,この機能の設定項目は変更できません。変更する場合は,変更するタイミングでクローズして,環境変数の値を変更した上で,新たにオープンから印刷業務を行ってください。