5.9.10 GENDSP01パターンを使用したダイアログの表示

<この項の構成>
(1) 処理の概要
(2) 使用するマップの概要
(3) AP作成上のポイント
(4) コーディング例

(1) 処理の概要

受注データ登録画面を一次ウィンドウとして表示します。[F10]キーを押すと,商品を検索できるダイアログを二次ウィンドウとして表示します。

ダイアログは,受注データ登録画面に重ねて表示されます。ダイアログでは,はじめに「商品分類」のリストで商品の候補を絞り込みます。次に「商品一覧」のリストから商品名を選んで[OK]ボタンを押すと,ダイアログが消えて,受注データ入力画面の「商品名」の欄に選んだ商品名が反映されます。

ダイアログを使用した入力補助の概要を次に示します。

図5-26 ダイアログを使用した入力補助

[図データ]

(2) 使用するマップの概要

作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。

定義サンプルを使用しない場合は,レイアウトパターンの「中汎用ウィンドウ」を使用して定義してください。

複数選択リストボックスを使用した「商品一覧」のダイアログです。画面のサンプルを使用しない場合は,レイアウトパターンの「二次ウィンドウ/二段リストボックス(複数選択)」を使用して定義してください。

一次ウィンドウの作成時には,次の注意が必要です。

二次ウィンドウの作成時には,次の注意が必要です。

また,二次ウィンドウには次の特長があります。

(3) AP作成上のポイント

作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。

このAPパターンを使用してAPを作成するには,次の注意が必要です。

(4) コーディング例

この例題のソースプログラムを「DAIALOG.CBL」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。

[図データ]

  1. マップ名を変更する
    プログラム中の「@@@555」を「GFILD3」に変更します。
  2. ファンクションキーの判定処理をする
  3. APパターン「GENDSP01」にAP部品「NXTDSP01」を取り込み,「@@@666」を「GLBOX3」に変更する
  4. 二次ウィンドウの再表示処理(絞り込み後の選択)をする
  5. 二次ウィンドウの選択結果の一次ウィンドウへの反映をする