9.8.1 メッセージの形式

<この項の構成>
(1) syslogへの出力タイミング
(2) syslogの出力形式

(1) syslogへの出力タイミング

syslogへメッセージを出力するタイミングは次のとおりです。

(2) syslogの出力形式

syslogの出力形式を次に示します。△は半角スペースを示します。

MMM△DD△hh:mm:ss△ホストマシン名△[PID]:KBXPnnn00-Z△メッセージテキスト

syslogの出力項目の意味を次に示します。

MMM
出力月を英語3文字で出力します(例:10月の場合「Oct」)。
DD
出力日を出力します。
hh:mm:ss
出力時刻を「時:分:秒」形式で出力します。
PID
プロセスIDを出力します。
KBXPnnn00-Z
メッセージIDとして次の内容を出力します。
KBXP:XMAP3サーバのメッセージであることを示しています。
nnn:500~599の範囲で,メッセージの番号が表示されます。
00:WS系であることを示しています。
Z:メッセージの種類として次の内容が表示されます。
  • I:通知メッセージ
  • E:エラーメッセージ
  • W:警告メッセージ
  • Q:応答メッセージ
  • K:処理継続メッセージ
メッセージテキスト
各メッセージのテキスト情報を表示します。
AIXでは,メッセージテキストが511バイトを超える場合,512バイト以降のメッセージテキストは次の行に出力します。511バイト目がマルチバイト文字の1バイト目である場合は,その文字は次の行に出力されます。
例えば,次のメッセージの1行目は「xpwdaemon」~「XPWc」までが511バイトのケースです。この場合,下線部のように単語が分断され,以降のメッセージテキストは2行目に出力されます。

Oct 26 10:25:35 host1 [33684]:KBXP53600-I xpwdaemon start up :xpwdaemon … XPWc
Oct 26 10:25:35 host1 [33684]:KBXP53600-I onfig -x /etc/opt/HIXMAP/XPWhosts