4.3.2 コマンドの使用方法

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オプション
(4) 環境変数の設定
(5) 実行結果
(6) 実行時のエラー

(1) 形式

cmapcp 〔オプション〕

(2) 機能

対象の拡張子を削除したファイル名でファイルを複写します。

(3) オプション

- i dir
対象の拡張子が付けられたファイルをサーチするディレクトリの名称を指定します。入力ディレクトリ下のすべてのディレクトリをサーチの対象とします。省略時はカレントディレクトリを入力ディレクトリとします。
- o dir
ファイル名から拡張子を削除したファイルを出力するディレクトリの名称を指定します。省略時はカレントディレクトリにファイルを出力します。

(4) 環境変数の設定

コマンドを実行する前に,環境変数PATHに,/opt/HIXMAP/binを設定してください。

(5) 実行結果

cmapcpコマンドを実行した結果は,次の内容で標準出力に出力されます。

なお,形式チェックの結果が正常なファイルについては,ファイル名は出力されません。

[図データ]

注※ 
エラーメッセージの内容については,「(6) 実行時のエラー」を参照してください。

(6) 実行時のエラー

cmapcpコマンド実行時にエラーが発生した場合,次のエラーメッセージが標準出力に出力されます。

表4-3 cmapcpコマンド実行時のエラーメッセージ

出力メッセージエラー内容
Physicalmap endian error.(file:ファイル名)物理マップのエンディアンが不正です。
(S)処理を続行します。
(P)実行環境に合ったエンディアンとなるように,物理マップを再作成します。
Physicalmap is broken.(file:ファイル名)物理マップの形式が不正です。
ファイル転送時にテキストファイルとして転送している場合が考えられます。
(S)処理を続行します。
(P)ファイル転送に誤りがないか確認し,正しい物理マップを指定します。
Physicalmap version error.(file:ファイル名)物理マップ作成時のバージョンが合っていません。PC XMAP3のバージョンがXMAP3 Serverよりも新しいため,XMAP3 Serverで使用できません。
(S)処理を続行します。
(P)PC XMAP3のバージョンに合うXMAP3 Serverを使用し,再実行します。
cmapcp error.コマンド実行できないエラーが発生しました。
(S)処理を終了します。
(P)WS上のリソース不足やファイル参照できない環境になっていないか確認し,問題を解決して再実行します。
(凡例)
(S):システムの対処
(P):プログラマの対処