9.2.2 ログ情報採取の指定

ログ情報の採取は,XMAP3 Serverのマップドライバ環境定義ファイル(XMAPdrv)で指定します。ログファイルのファイルサイズは標準ログの場合,最大4,096バイトになります。

マップドライバ環境定義ファイル「/etc/opt/HIXMAP/XMAPdrv」に次の設定をします。

logSelect=standard
logPath=ログファイルの出力先パス名(/tmpなど)

logPathの設定を省略した場合には,AP実行時のカレントディレクトリにログファイルが出力されます。

ログファイルの拡張子は,同様の仮想端末名に対するオープン要求(サービス開始)ごとに,「9.2.1 ログ情報の種類」に示すログファイル名のnの値が更新されます。また,作成済みのログファイル数が最大数の15に満たない場合,前回オープン要求時のnに+1した値となります。

ログファイルがすでに存在する場合は,日付の古いものから更新されます。ただし,ログファイルの更新はAPを起動したユーザに権限がある場合に限ります。ログファイルがいっぱいになるとファイルの先頭から上書きします。

ログファイルをオープンできない場合,プログラムを起動できません。ログファイルがすでに最大数(15)まで作成された状態で,ログファイルの更新権限がないユーザがAPを実行すると,エラーが発生します。APを起動するユーザが複数の場合は,不要なログファイルはできるだけ削除するか,またはユーザ単位に仮想端末名を設定してください。なお,オープン要求でエラーが発生した場合には,ログ情報が格納されないことがあります。

注意事項
拡張ログは,標準ログとは異なりラップアラウンドは実行しません。このため,XMAP3 Serverへの入出力要求ごとにファイルサイズが増加しますので,注意してください。