5.9.5 GENDSP01パターンを使用した入力フィールドのクリア
(1) 処理の概要
受注データ登録画面を表示します。受注伝票の内容を入力後に[確認]ボタンまたは[登録]ボタンを選ぶと,表示画面はそのままにして入力したデータをすべてクリアし,次の伝票を入力できる状態にします。
受注データ登録画面でのデータ入力処理の概要を次に示します。
図5-21 受注データ登録画面でのデータ入力処理
![[図データ]](figure/zu04k600.gif)
(2) 使用するマップの概要
作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。
- 受注データ登録画面の定義サンプル:GFILD3ND
受注データ登録画面の作成時には,次の注意が必要です。
(3) AP作成上のポイント
作成するAPの基になるAPパターンとAP部品を次に示します。
- メインプログラムで使用するAPパターン名:GENDSP01
- サブルーチンで使用するAP部品名:GFILD3
このAPパターンを使用してAPを作成するには,次の注意が必要です。
- 2回目以降の画面表示ではマッピングオプションを「マージ」に,画面属性ダイアログのウィンドウ属性の「入力・選択状態の扱い」を「初期状態」に変更して送信する。
- 入力データのエラーチェックは必要に応じて追加する。
- 入力データをデータベースなどに書き込む処理を追加する。
(4) コーディング例
この例題のソースプログラムを「DSPCLEAR.cbl」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。
![[図データ]](figure/zu04k700.gif)
- マップ名を変更する
プログラム中の「@@@555」を「GFILD3」に変更します。
- APパターン「GENDSP01」にAP部品「CRLINP01」を取り込む
- 2回目の表示でマッピングオプションおよびウィンドウ属性を変更する処理を追加する