5.9.8 GENDSP01パターンを使用した出力フィールドの再表示
(1) 処理の概要
店舗別の在庫管理表を一覧で表示します。[後頁]のプッシュボタンを押すと,表中に次のデータを表示します。
表中の可変データだけを入れ換えて表示する処理の概要を次に示します。
図5-24 表中の可変データだけを再表示する処理
![[図データ]](figure/zu04l200.gif)
(2) 使用するマップの概要
作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。
定義サンプルを使用しない場合は,レイアウトパターンの「表」を選んで定義してください。
店舗別管理表の画面サンプルには,次の特長があります。
- 各項目はすべて出力フィールドで定義しているため,画面からの入力はない。
- 出力フィールドには「動的変更(APから表示属性を変更する)」の属性は指定していない。
- [キャンセル],[後頁],[前頁]ボタンが押されたときだけの処理をサポートしている。ほかのボタンが押された場合は画面を再表示する。
(3) AP作成上のポイント
作成するAPの基になるAPパターンを次に示します。
- メインプログラムで使用するAPパターン名:GENDSP01
このAPパターンを使用してAPを作成するには,次の注意が必要です。
- 2度目の画面表示では,マッピングオプションを「論理マップだけ」に指定する。
- サポートしていないプッシュボタンを押された場合は,画面の再表示だけをする。エラー処理は,必要に応じて追加する。
- ファイル入出力処理は実行していないため,必要に応じて追加する。表示データは固定となっている。
(4) コーディング例
この例題のソースプログラムを「DSPWRITE.cbl」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。
![[図データ]](figure/zu04l300.gif)
- マップ名を変更する
プログラム中の「@@@555」を「GCTBL1」に変更します。
- 出力データの代入処理をする
- ボタンの判定処理をする
- マッピングオプションを設定する