7.12.3 JP1/NQSEXECのqprxコマンドオプション付加

JP1/NQSEXEC連携を有効にしてJP1/NPSを経由した印刷を行う場合,XMAP3 Serverの印刷サービスは,JP1/NQSEXECが提供するqprxコマンドを発行して,JP1のキューに印刷ジョブを登録します。このとき,ユーザプログラムから印刷サービスが発行するqprxコマンドのオプションに対し,JP1/NPSのセパレータの付加などのオプションを追加指定することができます。

qprxコマンドのオプションを指定するには,ユーザプログラムを起動する前,またはXMAP3 Serverへの帳票印刷時のオープン要求発行前に,次の環境変数に値を設定してください。

環境変数:XPWQPRX
設定値:-sfc S -rリクエスト名
 

環境変数の設定例を次に示します。

(例)
[図データ]
-sfc Sおよび-rリクエスト名は,JP1/NQSEXECのqprxコマンドのパラメタであるため,指定できるパラメタの詳細については,マニュアル「JP1 Version 6 JP1/Network Printing System 運用・操作編」を参照してください。
使用上の注意事項
  • qprxコマンドがパラメタ不正などの理由によってエラーとなった場合には,そのエラーメッセージを,「/usr/tmp/xpw/.remote/.lprmsg_印刷サービス名」ファイルに格納します。エラーが発生した場合には,上記ファイル中のエラーメッセージを確認の上,対処してください。また,環境変数XPWQPRXに「-me」オプションを指定することで,qprxコマンドのメッセージがメールで送信されるため,メールで確認したい場合には,qprxコマンドのオプション指定で指定してください。
  • 環境変数XPWQPRXで指定した値は,そのAPで最初のSEND要求時に設定された値だけが有効となります。以降,DISABLE文が発行されるか,アプリケーションプログラムが終了までの間に複数のSENDを発行された場合,それらはすべて一つのジョブとしてJP1キューに登録されます(途中のSENDのタイミングで環境変数を変更しても有効にはなりません)。