9.3.2 環境定義ファイルの形式

環境定義ファイルは,viなどのエディタで編集します。次に,環境定義ファイルの形式を説明します。

<この項の構成>
(1) ファイル名
(2) ファイルの形式
(3) パラメタの種類

(1) ファイル名

/etc/opt/HIXMAP/XMAPdrv

(2) ファイルの形式

環境定義ファイルの形式を次に示します。

1行に1項目を255バイト以内で記述してください。1行が256バイト以上の場合,ファイルの指定は無効になります。

[図データ]

標準提供されているファイルの内容を次に示します。

[図データ]

(3) パラメタの種類

ここでは,次のパラメタについて説明します。

上記以外のパラメタについては,「7.6.6 マップドライバ環境定義ファイル」を参照してください。

(a) ログ種別(logSelect=)

ログ種別を指定します。この項目は,ログ情報を取得する場合にだけ変更してください。指定を省略すると,ログ情報は出力されません。

指定できる値とその意味を次に示します。

 false:ログを取得しない

 standard:標準形式でログを取得する

 full:標準形式と詳細形式でログを取得する

(b) ログファイルパス(logPath=)

ログ種別でstandardまたはfullを指定した場合に,ログファイルを格納するディレクトリを52文字以内(半角)で指定します。指定を省略すると,マッピングサービスライブラリが起動されたディレクトリにログファイルが格納されます。

(c) 物理マップ常駐サイズ(PoolSize=)

マッピングサービスライブラリ中の,物理マップを常駐させるエリアのサイズを2,048,000バイト以内で指定します。指定を省略すると,常駐エリアは32,768バイトになります。

物理マップの常駐の考え方については,「9.3.3 物理マップの常駐について」を参照してください。

(d) マップロードパス(mapPath=)

物理マップ,書式イメージまたは行制御データが格納されているディレクトリを55文字以内(半角)で指定します。ただし,末尾に「/(スラッシュ)」または「バックスラッシュ」を付けてはいけません。指定を省略した場合および指定したパスに物理マップが見つからなかった場合は,カレントパスから検索されます。

(e) プリンタ出力(printOut=)

SEND時に,プリンタへの出力指示との同期をとるかどうかを指定します。この指定によって,「7.12.1 LPスプールシステムでの帳票一括出力機能」の利用を選択できます。指定を省略すると,sync(プリンタへの出力指示と同期をとる)を仮定して動作します。

指定できる値とその意味を次に示します。

 sync:プリンタへの出力指示と同期をとる

 async:プリンタへの出力指示と同期をとらないで,「LPスプールシステムでの帳票一括出力機能」を利用する