7.8.5 表示サービスに対する設定項目

ここでは,クライアントPCで動作する表示サービスに対する環境設定ファイルの設定項目を説明します。この設定項目は先頭に「D」が付きます。これらのパラメタのサービス名には,「*」,または対象となる表示サービス名称を指定してください。

複数行の指定がある場合は,表示・印刷環境ファイルの最終行に近い行の指定が有効になります。また,設定値が誤っている場合やパラメタ自体が存在しない場合には,デフォルト値が設定されます。

なお,各項目の詳細については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) キー割り当てに関する設定項目
(2) キー操作に関する設定項目
(3) ショートカットキーに関する設定項目
(4) ファンクションキーに関する設定項目
(5) 画面デザインに関する設定項目
(6) 日本語入力に関する設定項目
(7) 表示色に関する設定項目
(8) 表示サービスに対するその他の設定

(1) キー割り当てに関する設定項目

ここでは,キーの割り当てに関しての表示サービスの設定項目について説明します。

表7-16 表示サービスに対する環境設定項目(キー割り当てに関する設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCLNFDフルキーボード側(キーボードの文字キー側)にある[Enter]キーの動作を指定します。
  • RETURN
    複改キーとして動作します。次の行以降で最初に入力できるオブジェクトにフォーカスを移動します。
  • EXECUTE
    送信(実行)キーとして動作し,APにイベントを通知します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
表示サービス名.DCRCTL右[Ctrl]キーの動作を指定します。なお,この指定は,PC-9800シリーズのキーボードには使用できません。
  • CTRL
    [Ctrl]キーとして動作します。
  • EXECUTE
    送信(実行)キーとして動作します。
表示サービス名.DCKPUP[PageUp]キーの動作を指定します。
  • PA1
    [PA1キーとして動作します。
  • SCRL
    ウィンドウを上方向にスクロールするためのキーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • PF13
    PF13キーとして動作します。
  • PF14
    PF14キーとして動作します。
表示サービス名.DCKPDN[PageDown]キーの動作を指定します。
  • PA2
    PA2キーとして動作します。
  • SCRL
    ウィンドウを下方向にスクロールするためのキーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • PF13
    PF13キーとして動作します。
  • PF14
    PF14キーとして動作します。
表示サービス名.DCEXECキーボードのテンキー側にある[Enter]キーの動作を指定します。ノート型キーボードの場合は,この設定は無効となります。
  • EXECUTE
    送信(実行)キーとして動作し,APにイベントを通知します。
  • RETURN
    複改キーとして動作します。次の行以降で最初に入力できるオブジェクトにフォーカスを移動します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
表示サービス名.DCKDIVキーボードのテンキー側にある[/]キーの動作を指定します。ノート型キーボードの場合は,この設定は無効となります。
ただし,日本語入力システムが起動しているときは,文字入力として扱われます。
  • LETTER
    文字「/」の入力キーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • FIELD
    フィールドクリアキーとして動作します。
表示サービス名.DCKMULキーボードのテンキー側にある[*]キーの動作を指定します。ノート型キーボードの場合は,この設定は無効となります。
ただし,日本語入力システムが起動しているときは,文字入力として扱われます。
  • LETTER
    文字「*」の入力キーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • FIELD
    フィールドクリアキーとして動作します。
表示サービス名.DCKSUBキーボードのテンキー側にある[-]キーの動作を指定します。ノート型キーボードの場合は,この設定は無効となります。
ただし,日本語入力システムが起動しているときは,文字入力として扱われます。
  • LETTER
    文字「-」の入力キーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • FIELD
    フィールドクリアキーとして動作します。
表示サービス名.DCKADDキーボードのテンキー側にある[+]キーの動作を指定します。ノート型キーボードの場合は,この設定は無効となります。
ただし,日本語入力システムが起動しているときは,文字入力として扱われます。
  • LETTER
    文字「+」の入力キーとして動作します。
  • TAB
    タブキーとして動作します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • FIELD
    フィールドクリアキーとして動作します。

(2) キー操作に関する設定項目

ここでは,キーを押したときの表示サービスの動作に関しての設定項目について説明します。

表7-17 表示サービスに対する環境設定項目(キー操作に関する設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCFCLR[End]キーを押したときの動作を指定します。
  • AFTER
    カーソル以降の文字をクリアします。
  • ALL
    フィールド内のすべての文字列をクリアします。
表示サービス名.DCBKSP[BackSpace]キーを押したときの動作を指定します。
  • BTAB
    バックタブキーとして動作します。
  • BSDEL
    直前の文字を削除し,間を詰めます。
  • BSNULL
    直前の文字を削除し,間を詰めないでその位置をNULL文字とします。
表示サービス名.DCINMD[Insert]キーを押したときの動作を指定します。
  • TGL
    挿入モードと上書きモードを切り替えます。
  • NULL
    カーソル位置にNULL文字を挿入します。
表示サービス名.DCINST表示サービス名.DCINMD=TGL」を指定している場合に,[Insert]キーを使って切り替える挿入モードのデフォルト(上書き/挿入)を指定します。
  • UPDATE
    上書きモードをデフォルトとします。
  • INSERT
    挿入モードをデフォルトとします。
表示サービス名.DCINKYDCINMDにNULLを指定したときに,NULL文字を挿入する範囲を指定します。
  • FIELD
    フィールドの最後まで文字を挿入できます。挿入によって右側にはみ出した文字は削除されます。
  • NULL
    フィールドの右側にNULL文字による空きがあるときがあるとき,空きのある数だけ挿入できます。空きがなくなった時点で入力エラーとなります。
表示サービス名.DCDTTFデータキー(106キーボードでは[Ctrl]+[End]キー)を押したときの動作を指定します。
  • RESET
    すべての入出力テキストフィールドを未入力状態とします。そのまま何も入力しないで画面確定(送信)すると,APには初期クリア文字が返ります。
  • SET
    すべての入出力テキストフィールドをNULLクリア状態とします。そのまま何も入力しないで画面確定(送信)すると,APにはデータ消去通知文字が返ります。
表示サービス名.DCAENT自動送信のオブジェクトの動作を指定します。
  • ALL
    自動送信のオブジェクトに対して,フォーカス離脱時に常にAPに制御を渡します。
  • UPDATE
    自動送信のオブジェクトに対してデータ操作があった場合だけ,フォーカス離脱時にAPに制御を渡します。
表示サービス名.DCMLSMリストボックスでのマウス動作を指定します。
  • MULTI
    マウスでの選択動作は,クリックだけで操作します。
  • EXTENDED
    複数選択リストボックスの場合,マウスクリックによる選択以外に,[Shift]キー併用やマウスドラッグによる範囲選択動作をできるようにします。
表示サービス名.DCLSTWリストボックスでのダブルクリック時の動作を指定します。ただし,リストボックスが「自動スキップ属性」の場合は,この指定は無視されます。
  • SEND
    「送信」と同様のイベント通知動作となります。
  • NOMAL
    選択→選択解除のトグル動作となります。
表示サービス名.DCSRED[PA1~3],[Break],[Screen]キーを強制確定キーとして使用するかどうかを指定します。
  • FORCE
    画面上のデータ内容をチェックしないでAP通知をする強制確定キーとなります。
  • CHECK
    画面上のデータ内容のチェックをし,その内容が妥当であればAPにイベント通知をします。
表示サービス名.DCSXPI強制確定キーが押されたときの動作を指定します。
  • XPIBASE
    強制確定キーが押されたときに,イベントだけの通知をして,画面上のデータをAPに送りません。
  • NOMAL
    強制確定キーが押されたときに,画面上のデータをAPに送ります。ただし,データ内容の妥当性のチェックはAPで実行する必要があります。
表示サービス名.DCCPMDGUI画面のフィールドボックスおよびCUI画面でのコピー&ペーストの動作を指定します。
  • FIELD
    単一フィールドだけがコピー&ペーストの対象となります。
  • RECTANGLE
    表などの形式に並べられた複数のフィールドがコピー&ペーストの対象となります。
表示サービス名.DCDCCPテキストエディタなどからXMAP3画面へのコピー&ペースト時に,タブおよび改行コードをペースト対象とするかどうかを指定します。
  • 0
    コピーした文字列は,タブおよび改行コードも含めてペーストします。
  • 3
    コピーした文字列は,タブおよび改行コードを削除してペーストします。
    表示サービス名.DCCPMD」で「FIELD(単一フィールド)」を選択している場合に有効です。「RECTANGLE(複数フィールド)」を選択している場合は,指定に関係なく,タブおよび改行コードは矩形領域をコピー&ペーストするための制御用のコードとなります。
表示サービス名.DCCPKYコピー&ペースト操作を行うキーを指定します。
  • Ins
    [Ctrl]+[Insert]キーをコピーキーとして使用し,[Shift]+[Insert]キーをペーストキーとして使用します。
  • CV
    [Ctrl]+[C][Ctrl]+[Insert]キーをコピーキーとして使用し,[Ctrl]+[V][Shift]+[Insert]キーをペーストキーとして使用します。
表示サービス名.DCLCCPマウスによるコピー&ペーストの使用有無を指定します。
このオプションは,旧バージョンのXMAP3との操作での互換性を保つための機能です。
現在のウィンドウシステムでの標準的な操作性とは異なりますので,一般にはOFFを指定してください。
この設定値をOFFとしても,マウスによるコピー範囲の選択はできます。
  • ON
    マウス左ボタンのダブルクリックをコピー操作に使用し,右ボタンのクリックをペースト操作に使用します。
  • OFF
    マウス操作によるコピー&ペーストを使用しません。
表示サービス名.DCCURSGUI画面のフィールドボックスおよびCUI画面でのカーソルキーの動作を指定します。
  • FREE
    カーソルはフィールドの有無に関係なく,画面上の何処にでも移動できます。
  • PROTECT1
    カーソルはすべてのフィールドの先頭に移動します。
  • PROTECT2
    カーソルはキー入力できる(活性)フィールドの先頭に移動します。
表示サービス名.DCSLCRGUI画面のフィールドボックスおよびCUI画面でのカーソルの移動で,カーソルがウィンドウまたはフィールドボックスの端に来たとき,ウィンドウやフィールドボックスをスクロールしてカーソルを見える状態にするかどうかを指定します。
  • ON
    カーソルと連動してスクロールします。
  • OFF
    カーソルとスクロールは独立して操作します。したがって,カーソルをどのように移動してもウィンドウは止まったままとなります。
表示サービス名.DCVRSLGUI画面のフィールドボックスでの縦方向のスクロール単位を指定します。
  • 01~24(デフォルト値は01)
    縦スクロールの単位行数を指定します。
表示サービス名.DCHRSLGUI画面のフィールドボックスでの横方向のスクロール単位を指定します。
  • 01~80(デフォルト値は01)
    横スクロールの単位けた数を指定します。
表示サービス名.DCCRSLGUI画面のフィールドボックスおよびCUI画面で,スクロール操作によってカーソルがスクロールアウトしたときの動作を指定します。
  • ON
    カーソルが表示領域の外に出ないように自動的に移動します。
  • OFF
    カーソルは移動しません。表示領域の外に出て見えなくなることもあります。
表示サービス名.DCCUAKGUI画面のフィールドボックスに入力フィールドがない場合のカーソルキーの動作を指定します。
  • CURS
    カーソルキーの操作によって,フィールドボックス上のカーソルが移動します。
  • BAR
    カーソルキーの操作によって,フィールドボックスがスクロールします。この指定をした場合は,フィールドボックス上にカーソルは表示されません。
表示サービス名.DCKPSLGUI画面を一部上書で表示した際,フィールドボックスを前回と同じスクロール位置で表示するかどうか指定します。表示形態が全面書換の場合は,指定は無効となります。
画面表示の設定は通信記述項のMAPPING MODE句で設定します。詳細については,「5.2.2(1)(f) MAPPING MODE句の扱い(マッピングオプション)」を参照してください。
  • ON
    画面表示時に前回のスクロール位置を表示します。
    さらに,「表示サービス名.DCSLCR」で「ON(連動してスクロール)」を指定している場合は,カーソルが表示される位置まで移動します。
  • OFF
    画面表示時に前回のスクロール位置は表示しないで,1行1列目(左上)を表示します。
    標準値はこの設定になります。
表示サービス名.DCSGSLラジオボタンおよび単一選択リストボックスで,項目にフォーカスが位置づいたときの動作を指定します。
  • FREE
    フォーカスが位置づいても,項目は選択状態になりません。項目の選択は,キーおよびマウスで操作します。
  • FOCUS
    フォーカスが位置づいた項目は,自動的に選択されます。
表示サービス名.DCCMCSコンボボックスのメニューが表示されていないときのカーソルキーの動作を指定します。
  • OPEN
    カーソルキーを押すとメニューが表示されます。表示されたメニューから,メニュー項目を選択します。
  • SELECT
    カーソルキーを押すとメニューが表示しないでメニュー項目を選択できるようになります。上カーソルキーまたは下カーソルキーを押すと,対応するメニュー項目が随時コンボボックスに表示されます。
注※
AIX,HP-UXおよびSolarisで指定ができます。

(3) ショートカットキーに関する設定項目

ここでは,ショートカットキーに関しての表示サービスに対する設定項目について説明します。

表7-18 表示サービスに対する環境設定項目(ショートカットキーに関する設定)

パラメタ意味設定値
表示サービス名.DCACEL[n]
n: 1~16
メニューバーのメニューの機能を直接実行するために割り付けるキーボードのキーを指定します。
nの値は画面定義の際のメニューバーで設定するIDとなり,設定値は対応するショートカットキー([Ctrl]キー+ 英文字)となります。入力では大文字と小文字の区別はなく,[Ctrl]キー+ 英大文字と
[Ctrl]キー+ 英小文字は同じ機能を実行します。
  • A~Z(半角英大文字の一文字)

    デフォルト値は次のとおりです。
    DCACEL[1] =A
    DCACEL[2] =B
    DCACEL[3] =C
    DCACEL[4] =D
    DCACEL[5] =E
    DCACEL[6] =F
    DCACEL[7] =G
    DCACEL[8] =H
    DCACEL[9] =J
    DCACEL[10]=K
    DCACEL[11]=L
    DCACEL[12]=M
    DCACEL[13]=N
    DCACEL[14]=O
    DCACEL[15]=V
    DCACEL[16]=W

(4) ファンクションキーに関する設定項目

ここでは,ファンクションキーに関しての表示サービスに対する設定項目について説明します。

表7-19 表示サービスに対する環境設定項目(ファンクションキーに関する設定)

パラメタ意味設定値
表示サービス名.DCFKEY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。(F1~F12)
  • ACT
    標準イベント通知コードを割り当てます。DCFKEYおよびDCSKEYに対してデフォルト値となります。
  • NOACT
    このファンクションキーを使用しません。DCCKEY,DCSCKY,DCAKEY,DCSAKY,DCCAKYに対してデフォルト値に割り当てられます。なお,DCFKEYおよびDCSKEYに対してはこの値を設定することはできません。
  • F01~F84
    任意のイベント通知コードを割り当てます。
表示サービス名.DCSKEY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Shift]+F1~F12)
表示サービス名.DCCKEY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Ctrl]+F1~F12)
表示サービス名.DCSCKY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Shift]+[Ctrl]+F1~F12)
表示サービス名.DCAKEY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Alt]+F1~F12)
表示サービス名.DCSAKY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Shift]+[Alt]+F1~F12)
表示サービス名.DCCAKY[n]
n: 1~12
ファンクションキーの使用方法を指定します。([Ctrl]+[Alt]+F1~F12)

なお,ファンクションキーについては,クライアントPCのOSの設定によって使用できない場合があります。詳細はマニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

(5) 画面デザインに関する設定項目

ここでは,画面デザインに関しての表示サービスに対する設定項目について説明します。

表7-20 表示サービスに対する環境設定項目(画面デザインに関する設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCWNCTウィンドウのコントロールボックスを表示するかどうか指定します。
  • YES
    コントロールボックスを表示します。
  • NO
    コントロールボックスを表示しません。
表示サービス名.DCWNTLウィンドウのタイトルバーを表示するかどうか指定します。
  • MAP
    タイトルバーを表示します。ただし,画面定義時に「表示しない」を指定した場合は表示しません。
  • NONE
    画面定義に関係なく,常にタイトルバーを表示しません。
表示サービス名.DCWNMNウィンドウの最小化ボタンを表示するかどうか指定します。
  • YES
    最小化ボタンを表示します。
  • NO
    最小化ボタンを表示しません。
表示サービス名.DCWNMXウィンドウの最大化ボタンを表示するかどうか指定します。
  • YES
    最大化ボタンを表示します。
  • NO
    最大化ボタンを表示しません。
表示サービス名.DCMPCSタイトルバーの右側の[閉じる]ボタンおよび左端のコントロールメニューで[閉じる]の項目を表示するかどうか指定します。
なお,XMAP3ではこの[閉じる]ボタンが操作されたとき,直接ウィンドウをクローズしないで,[Break]キーに対応するイベントをAPに通知します。このイベント通知コードに対応する処理がない場合,APは終了しません。
  • ON
    [閉じる]ボタンを表示します。
  • OFF
    [閉じる]ボタンを表示しません。
表示サービス名.DCSHADAP実行時に表示する画面の外観を指定します。
  • NORMAL
    オブジェクトを2D表示(平面的な表示)とします。
  • SIMPLE
    オブジェクトを3D表示(立体的な表示)とします。
表示サービス名.DCOPPSオペレータインジケータの表示位置を指定します。なお,画面定義時にオペレータインジケータを表示しない指定がされている場合は,オペレータインジケータは表示されません。
  • BOTTOM
    ウィンドウの下側に表示します。
  • TOP
    ウィンドウの上側に表示します。
  • NONE
    オペレータインジケータを表示しません。
  • EXTEND
    ウィンドウの下部にステータスバー形式で表示します。
表示サービス名.DCMPPS2回目以降の画面表示での一次ウィンドウの表示位置を画面定義に従うかを指定します。ただし,ウィンドウのXY位置が,左上,中央,右下,左下,右上とした場合は,画面定義が優先されます。
  • ON
    画面定義で指定した位置に表示します。
  • OFF
    前回のウィンドウのユーザが移動した位置を記憶し,その位置に表示します。
表示サービス名.DCWNSW一次ウィンドウを全画面表示するかどうか指定します。
  • FULL
    一次ウィンドウを全画面(デスクトップ画面に対して最大化)表示します。タイトルバーは付けられますが,ウィンドウの移動は抑止されます。
  • WIN
    通常のウィンドウ表示となります。
表示サービス名.DCVTSLウィンドウの表示領域よりも画面が大きい場合に,ウィンドウにスクロールバーを付けるかどうかを指定します。
  • ON
    スクロールバーを付けます。
  • OFF
    スクロールバーを付けません。
表示サービス名.DCMSDGオペレータインジケータに表示される入力エラーのダイアログ表示をするかどうかを指定します。
  • YES
    入力エラーをダイアログとして表示します。
  • NO
    入力エラーは,オペレータインジケータへの表示だけとなります。
表示サービス名.DCSWMV二次ウィンドウの移動操作をできるようにするかどうか指定します。
  • ON
    二次ウィンドウの移動操作をできるようにします。
  • OFF
    二次ウィンドウの移動操作を抑止します。
表示サービス名.DCGEUDGUI画面で入力できる入力テキストのアンダードットの表示有無を指定します。
  • ON
    アンダードットを表示します。
  • OFF
    アンダードットを表示しません。
  • NUM
    数字,数値および金額項目にアンダードットを表示します。
表示サービス名.DCMSMVDCMSDGにYESを指定したときに,エラーダイアログの移動操作をできるようにするかどうか指定します。
  • ON
    エラーダイアログの移動操作をできるようにします。
  • OFF
    エラーダイアログの移動操作を抑止します。
表示サービス名.DCGPBBプッシュボタンにフォーカスが遷移したときの枠の太さを指定します。
  • DOT1
    1ドットの線になります。
  • DOT2
    2ドットの線になります。
表示サービス名.DCICFNユーザ定義のウィンドウアイコンを使用する場合に,クライアントPCに配布したアイコンファイル(「.ico」)のファイルパスを指定します。
指定がない場合や,指定したファイルが存在しない場合は,標準のアイコンとなります。
クライアント側でのアイコンファイルパス,またはUNCネットワークファイルパス
表示サービス名.DCGCKO和暦日付の入力での元号のチェック条件を指定します。
  • ROPO
    戸籍六法形式に従って元号を区切ります。戸籍六法形式に従った元号の区切りは次のようになります。
    明治1年9月8日
       ~明治45年7月29日
    大正1年7月30日
       ~大正15年12月24日
    昭和1年12月25日
       ~昭和64年1月7日
    平成1年1月8日~
  • JIS
    JIS規格に従って元号を区切ります。JIS規格に従った元号の区切りは次のようになります。
    明治1年9月8日
       ~明治45年7月30日
    大正1年7月31日
       ~大正15年12月25日
    昭和1年12月26日
       ~昭和64年1月7日
    平成1年1月8日~
  • MIX
    戸籍六法形式とJIS規格を混在させた方式に従って元号を区切ります。混在方式に従った元号の区切りは次のようになります。
    明治1年9月8日
       ~明治45年7月30日
    大正1年7月30日
       ~大正15年12月25日
    昭和1年12月25日
       ~昭和64年1月7日
    平成1年1月8日~
表示サービス名.DCGSHO和暦日付項目での元年表示の表示形式を指定します。
  • ON
    「元年」と表示します。
  • OFF
    「1年」と表示します。
表示サービス名.DCFLKDGUI画面でのフィールドボックスに表示するけい線の種類を指定します。この指定はXMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のために行うもので,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは無効となります。
  • SOLID
    実線で表示します。
  • ETOUT
    凸型線(もり上がった線)で表示します。
  • ETIN
    凹型線(くぼんだ線)で表示します。
表示サービス名.DCFLWDGUI画面でのフィールドボックスに表示するけい線の太さを指定します。この指定はXMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のために行うもので,XMAP3のドロー機能で生成したマップでは無効となります。
この指定はDCFLKDでSOLIDを指定したときだけ有効です。
  • NARROW
    細線で表示します。
  • MIDDLE
    中線で表示します。
  • WIDE
    太線で表示します。
  • EWIDE
    極太線で表示します。
表示サービス名.DCUDOTCUI画面,またはGUI画面のフィールドボックスでの入出力フィールドのアンダードットの表示有無を指定します。
  • ON
    アンダードットを表示します。
  • OFF
    アンダードットを表示しません。

(6) 日本語入力に関する設定項目

ここでは,日本語入力に関しての表示サービスに対する設定項目について説明します。

表7-21 表示サービスに対する環境設定項目(日本語入力に関する設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCWFEP日本語入力をするとき,文字変換をする位置を指定します。
  • INLINE
    入力するオブジェクト位置で変換します。
  • SYSTEM
    日本語入力システムの変換ウィンドウで変換します。
表示サービス名.DCJROM日本語入力をするときの入力方式を指定します。
  • DEF
    日本語入力システムの設定に従います。
  • ON
    日本語入力時,ローマ字入力になります。
  • OFF
    日本語入力時,カナ入力になります。
表示サービス名.DCSIFT入力できるテキスト(またはフィールド)にフォーカスが位置づいたときに,日本語入力状態を自動的に変更するかどうかを指定します。
  • ON
    データ型が漢字の日本語テキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づけられると,自動的に「日本語入力状態」になります。そのほかのオブジェクトに移ると,自動的に「日本語入力状態」がオフとなります。
  • OFF
    日本語入力状態の制御をしません。
表示サービス名.DCKFEPフォーカスが位置づいたときに,日本語入力システムを自動起動するオブジェクト種別を指定します。
  • FEPON
    使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」,または「カナ」のオブジェクトの場合に日本語入力システムを起動します。
  • FEPOFF
    使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」のオブジェクトの場合に日本語入力システムを起動します。
表示サービス名.DCJAMD使用目的が「英数」,「MCR」,「パスワード」のオブジェクトで日本語入力システムを起動したときの動作を指定します。
  • HFALPN
    自動的に半角英数字を入力するモードになります。
  • FLHIRA
    自動的に全角のひらがなを入力するモードになります。
  • HFKATA
    自動的に半角のカタカナを入力するモードになります。
  • NOCTRL
    入力モードの制御をしません。
表示サービス名.DCDFEP日本語入力の対象外の入力オブジェクトでの日本語入力の動作を指定します。
  • OFF
    日本語入力モードを自動的にオフにします。
  • CONT
    直前のオブジェクトで日本語入力システムを起動していた場合は,その状態を維持します。
注※
CUIの場合はデータ型「漢字(NN)」「漢字(XX)」が該当します。

(7) 表示色に関する設定項目

ここでは,CUI画面・GUI画面の実行時の表示色に関しての表示サービスに対する設定項目について説明します。

表7-22 表示サービスに対する環境設定項目(表示色に関する設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCCLNM[n]
n:1~16
クライアントPC上のカラーディスプレイに表示する色情報を指定します。詳細は,「7.9 表示色をカスタマイズする」を参照してください。
  • 000000~FFFFFF
表示サービス名.DCCLXF[n]
n:1~4
クライアントPC上のカラーディスプレイに表示する拡張文字色の色情報を指定します。詳細は,「7.9 表示色をカスタマイズする」を参照してください。
表示サービス名.DCCLXB[n]
n:1~7
クライアントPC上のカラーディスプレイに表示する拡張背景色の色情報を指定します。詳細は,「7.9 表示色をカスタマイズする」を参照してください。
表示サービス名.DCGOCCGUI画面のオペレータインジケータの文字色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGFLCGUI画面のフィールドボックスのけい線の色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGCRCGUI画面のカーソルの色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。この指定を有効にするには,DCGSTCをMANUALに設定してください。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGUDCGUI画面のアンダードットの色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。この指定を有効にするには,DCGSTCをMANUALに設定してください。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGOFCフォーカスのないGUI画面のオペレータインジケータの背景色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
なお,拡張形式のオペレータインジケータでは,この指定は無効になります。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGONCフォーカスのあるGUI画面のオペレータインジケータの背景色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
なお,拡張形式のオペレータインジケータでは,この指定は無効になります。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCOPCCCUI画面のオペレータインジケータの文字色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
なお,拡張形式のオペレータインジケータでは,この指定は無効になります。
  • 01~16(デフォルト値は07)
表示サービス名.DCFLCLCUI画面のけい線の色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
  • 01~16(デフォルト値は07)
表示サービス名.DCCURCCUI画面のカーソルの色を,DCCLNM で指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
  • 01~16(デフォルト値は07)
表示サービス名.DCUDTCCUI画面のアンダードットの色を,DCCLNMで指定したパレット文字色番号から選んで指定します。
  • 01~16(デフォルト値は07)
表示サービス名.DCOPNCフォーカスのあるCUI画面のオペレータインジケータの背景色をDCCLNMで指定したパレット番号から選んで指定します。
なお,拡張形式のオペレータインジケータでは,この指定は無効になります。
  • 01~16(デフォルト値は08)
表示サービス名.DCOPFCフォーカスのないCUI画面のオペレータインジケータの背景色をDCCLNMで指定したパレット番号から選んで指定します。
なお,拡張形式のオペレータインジケータでは,この指定は無効になります。
  • 01~16 (デフォルト値は08)
表示サービス名.DCGSTCGUI画面で,カーソル・アンダードットの色の制御方法を指定します。
  • AUTO
    XMAP3が自動制御します。
  • MANUAL
    指定した色で表示します。

(8) 表示サービスに対するその他の設定

ここでは,表示サービスに対するその他の設定項目について説明します。

表7-23 表示サービスに対する環境設定項目(その他の設定)

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
表示サービス名.DCMCROMCR装置(磁気カード読み取り装置)を使用するかどうか指定します。
  • NONE
    MCR装置を使用しません。
  • ALL
    MCR装置を使用します。
表示サービス名.DCMCRPMCR装置を使用する場合に,接続するポートを指定します。設定値の1~4の数値が,それぞれCOM1,COM2,COM3,COM4に対応します。
  • 1~4(デフォルト値は1)
表示サービス名.DCCMOBMCR装置から入力された値が内部バッファサイズの256バイトを超えた場合に,ビープ音を鳴らすかを指定します。
  • NORMAL
    ビープ音を鳴らします。
  • OFF
    ビープ音を鳴らしません。
表示サービス名.DCMPTHポップアップメニューファイルをXMAP3インストールフォルダ¥USER¥POPMENU以外のフォルダに格納して運用する場合に,そのパスを指定します。
ドライブ名を含むフルパスで指定する必要があります。
ポップアップメニューファイルの読み込みパス
表示サービス名.DCMCSHポップアップメニューファイルの読み込み契機を指定します。
  • ON
    GUI画面が書き換えられるたびにポップアップメニューファイルを読み込みます。
  • OFF
    アプリケーションが起動されるたびにポップアップメニューファイルを読み込みます。
表示サービス名.DCCMPR表示サービスへ送信するデータを圧縮するかどうかを指定します。
詳細は,「7.11 通信データを圧縮する」を参照してください。
  • ON
    表示サービスへ送信するデータを圧縮します。
  • OFF
    表示サービスへ送信するデータを圧縮しません。
表示サービス名.DCCHSZCUI画面に表示する文字の大きさを指定します。なお,フォントの指定方法についての詳細は,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
  • 16
    16ドットのフォントを使用します。
  • 24
    24ドットのフォントを使用します。
表示サービス名.DCPSNMOLTP(TP1/NET/XMAP3)構成で,XMAP3画面の表示中に[Ctrl]+[P](印刷キー処理)操作によってCUI画面およびGUI画面のフィールドボックスを印刷します。画面そのものの印刷ではなく,オブジェクトの文字データやけい線などを論理的に印刷する論理ハードコピーを実行します。その印刷の出力先である印刷サービス名を指定します。
印刷サービスの論理ハードコピーのパラメタについては,「7.8.6(5) 印刷サービスに関するその他の設定」を参照してください。
印刷サービス名