この機能では,XMAP3 ServerからESC/Pプリンタに印刷するときに,印刷後または印刷前の改ページ制御を,プリンタに任せて実行させることができます。
この機能を使うと,XMAP3 Server以外のアプリケーションから印刷を実行したあと,プリンタヘッドが用紙の途中に位置づいている場合でも,プリンタによって改ページが実行されるため,XMAP3 Serverから印刷を実行しても正常な開始位置から印刷できます。
この機能を使う場合は,プリンタのハードウェアの設定に従って改ページ処理が実行されるため,改行命令ではなく改ページ命令が発行されます。この機能を使わない改ページ制御で発行される初期化命令(プリンタのページ先頭位置を設定する命令)およびJP1連携時に発行するページ長設定命令(プリンタのページ長を変更する命令)は,発行されません。
また,JP1連携時には,JP1/NPSがスプールデータの前後に初期化命令を付加するため,この機能によって十分なメインフレームとの互換性を確保することができません。
この機能を利用した場合の印刷前および印刷後の改ページ動作を次に示します。
この機能は,XMAP3 Serverのスタンドアロン構成で印刷するときに利用できます。
この機能をサポートする印刷モードは,ESC/P J84準拠のページ記述言語を認識できる180dpiのシリアルプリンタまたはラインプリンタです。
印刷モードに,ESC/P J84準拠のページ記述言語を認識できる180dpiのシリアルプリンタまたはラインプリンタを指定するには,表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に次のパラメタを設定します。
印刷サービス名.PCRPRT=ESCP_D