7.8.4 表示・印刷サービス共通の設定項目

ここでは,すべての表示・印刷サービスで共通の設定項目を説明します。この設定項目は先頭に「CO」が付き,すべての表示・印刷サービスで共通の設定値をとります。これらのパラメタのサービス名には,必ず「*」を指定してください。

複数行の指定がある場合は,表示・印刷環境ファイルの最終行に近い行の指定が有効になります。また,設定値が誤っている場合やパラメタ自体が存在しない場合には,デフォルト値が設定されます。

表7-15 表示・印刷サービス共通の環境設定項目

パラメタ意味設定値
(下線がデフォルト値)
*.COCLTCNFPCで起動するXMAP3 表示・印刷サービスに対して,クライアントPCにある表示・印刷環境ファイルのメンバ値を有効とするか,しないかを指定します。詳細は,「7.8.3 クライアント側の表示・印刷環境ファイルを有効にする運用」を参照してください。
  • ON
    PC上の表示・印刷環境ファイルを有効にします。
  • OFF
    XMAP3 Server側の表示・印刷環境ファイルを有効にします。
*.COEBCDEBCDIK/KEISを使用するときの1バイトコードを,EBCDIKとEBCDICのどちらかを選択して指定します。
この指定は,マッピング属性ファイルでの指定に合わせる必要があります。マッピング属性ファイルについては,「7.6.5 マッピング属性ファイル」を参照してください。
このパラメタは,クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効にされた環境でも,常にサーバ側の設定が有効となります。
  • EBCDIK
    1バイトコードとして,EBCDIKを使用します。
  • EBCDIC
    1バイトコードとして,EBCDICを使用します。
*.COKSCDEBCDIK/KEISを使用するときの2バイトコードを,KEIS83とKEIS78のどちらかを選択して指定します。
この指定は,マッピング属性ファイルでの指定に合わせる必要があります。マッピング属性ファイルについては,「7.6.5 マッピング属性ファイル」を参照してください。
このパラメタは,クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効にされた環境でも,常にサーバ側の設定が有効となります。
  • KEIS83
    2バイトコードとして,KEIS83を使用します。
  • KEIS78
    2バイトコードとして,KEIS78を使用します。
*.COSPCD全角のスペースコードを,4040とA1A1のどちらかを選択して指定します。
このパラメタは,クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効にされた環境でも,常にサーバ側の設定が有効となります。
なお,この指定は画面入力時のデータとしても適用されるため,ドローの画面定義時(空白入力)の指定と合わせる必要があります。
  • 4040
    全角のスペースコードとして,(4040)16を使用します。
  • A1A1
    全角のスペースコードとして,(A1A1)16を使用します。
*.COKYFCキーの割り当てをONLINEとMOTIFのどちらかを選択して指定します。MOTIFとした場合,「PF10」の機能はメニューバーへのフォーカス移動となります。
  • ONLINE
    「PF10」を通常ファンクションキーとして使用します。
  • MOTIF
    「PF10」をメニューバーへのフォーカス移動のためのキーとして使用します。
*.COGPTH可変グラフィックを表示または印刷する際に,クライアントPCに配布したグラフィックファイルの読み込みパス,またはWSサーバ上でのスタンドアロン印刷時のグラフィックファイルの読み込みパスを指定します。
クライアントPCごとにグラフィックファイルの置かれる場所が異なる場合には,クライアント側の表示・印刷環境ファイルを有効にして,各クライアントでグラフィックファイルパスを設定してください。
また,クライアントPCで可変グラフィックを表示または印刷する場合に,このパラメタの指定がない場合は,XMAP3インストールフォルダ¥USER¥Graphicsが参照されます。
可変グラフィックデータの読み込みパス