9.3.5 行データ出力用の推奨コーディング(AIX,HP-UX,Solaris)

書式オーバレイ印刷で行データを出力する場合,行データおよびページデータの上限値によってデータを出力できない場合があります。必要に応じて,推奨コーディングを参考にしてください。

<この項の構成>
(1) ページ単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがすべて同じ場合
(2) 行単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがすべて同じ場合
(3) ページ単位または行単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがそろっていない場合

(1) ページ単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがすべて同じ場合

ドローの書式作成時に,書式属性ダイアログで文字サイズなどを設定します。APでCHARACTER TYPE句を指定する必要はありません。

(2) 行単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがすべて同じ場合

行データ設定用のテーブルと送信用のテーブルを用意します。WRITE文の直前で,データを送信用のテーブルにコピーしてから,送信用のテーブルを使用して,WRITE文を実行します。

行データ設定用のテーブルは,項目ごとに定義します。送信用のテーブルは,行データ設定用のテーブルの長さを1項目として定義します。CHARACTER TYPE句は,送信用のテーブルに指定します。

図9-1 推奨コーディング(ページ単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがすべて同じ場合)

[図データ]

(3) ページ単位または行単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがそろっていない場合

1行中の行データを,行データの上限値を超えないようにデータを分けます。改行は,1行中の最終データを出力するときにします。1行中の最終データを出力するまでは,改行しないようにしてください。行データの上限値は,概算式を参考にします。概算式については,「9.3.4 書式オーバレイのデータ制限(AIX,HP-UX,Solaris)」を参照してください。

文字サイズなど,同じ項目が連続する場合には,行データ設定用のテーブルと送信用のテーブルを用意します。WRITE文の直前で,送信用のテーブルにデータをコピーしてから,送信用のテーブルを使用してWRITE文を実行します。送信用のテーブルでは,文字サイズなど,同じ項目が連続する領域を一つの項目として定義してください。CHARACTER TYPE句は,送信用のテーブルに指定します。

図9-2 推奨コーディング(ページ単位または行単位で,文字サイズ,間隔,書体,拡張などがそろっていない場合)

[図データ]