7.3.1 帳票を印刷するAPを実行する場合

APを実行する場合の環境設定例について説明します。

<この項の構成>
(1) システム構成
(2) ユーザ環境
(3) 使用するAP
(4) 環境設定ファイルを編集する
(5) APを実行する

(1) システム構成

[図データ]

(2) ユーザ環境

ホスト名:host102

IPアドレス:200.10.10.2

プリンタ名:PR2(ページプリンタ)

上記以外の項目は,環境設定ファイルの標準値を使用します。また,XMAP3 Server以外で,ポート番号8500を使用するプログラムはないと仮定します。

(3) 使用するAP

提供サンプルソース(jyutupc.cbl)をコンパイルして生成し,実行形式ファイル用ディレクトリに出力した,実行形式ファイル(jyutupc)を使用します。APが使用する実行形式の物理マップ(JYU1PC6G)も,実行形式ファイルと同じディレクトリにあると仮定します。

jyutupc.cblのSYMBOLIC TERMINAL部のプリンタに関する部分を次に示します。

[図データ]

(4) 環境設定ファイルを編集する

環境設定では,次のファイルを編集します。

各ファイルの記述内容を次に示します。なお,XMAP3 Serverで提供する環境設定ファイルの内容からユーザ環境に合わせて変更した部分については網掛けとします。環境設定ファイルの詳細については,「7.6 環境設定ファイルの編集」を参照してください。

(5) APを実行する

APを実行する手順を説明します。

  1. 次のコマンドを入力して,XMAP3サーバを起動します。各サーバが起動した状態で環境設定ファイルを編集した場合は,一度停止してから再起動します。
    /opt/HIXMAP/bin/xpwdaemon -s &
  2. 次のコマンドを入力して,AP(jyutupc)を実行します。
    cd /XMAPUSER/userprog/bin
    jyutupc
    APを実行したWSに接続されたプリンタに,帳票を印刷できるようになります。