C言語のAP,または日立COBOLでCALLインタフェースを利用しているAPで,画面表示または帳票印刷の実行時に何らかのトラブルが発生した場合,AP中でXMAP3 Serverのリターンコードを表示するようなトラブルシュート機能を備えていないときには,ログ情報を利用します。ログ情報中のXMAP3 Serverのリターンコードの内容から,トラブルとなる原因を推定して誤りを訂正します。日立COBOLでSENDインタフェースを使用しているAPでは,日立COBOLのKCCB~メッセージで表示されるXMAP3 Serverのリターンコードから原因推定ができますので,ログ情報を取得する必要はありません。XMAP3 Serverのリターンコードとその対処方法については,「9.4 AP実行時のXMAP3 Serverのリターンコード」を参照してください。
有効なログ情報を取得するためには,ログ情報採取の指定をした状態で,トラブルの発生したAPを再実行します。なお,ログ情報の出力時には,実行性能が悪化するおそれがあります。そのため,通常の運用時ではログ情報を取得しないでください。また,ログ情報は画面表示時または帳票印刷時だけに有効となる機能であり,書式印刷時については対象外となりますので,ご注意ください。