5.7.5 EUC文字コードでの半角かなの扱い方(AIX,Linux,Solaris)

AIX,LinuxおよびSolarisのEUC環境での半角かなは,シフトJISとは異なり1バイト文字ではなく,2バイト文字として扱われます。このため,半角かなを使用した項目の論理項目長は,レイアウト上の長さの2倍がデフォルトになります。

PC XMAP3のドロー定義時に対象となる項目を表5-17に示します。

表5-17 PC XMAP3のドロー定義時に対象となる項目

使用目的詳細目的データ型
入力データ型出力データ型
日本語混在(全角・半角)文字(XX)文字(XX)
カナカナ・半角文字(XX)文字(XX)
カナ
カナ・英大・数
カナ・英大・数・マイナス
カナ・英大・数・長音
カナ・英大・数・マイナス・長音
カナ・数
カナ・数・マイナス
カナ・数・長音
カナ・数・マイナス・長音
POP(手動・カナ)カナ・半角文字(XX)文字(XX)
POP(手動・日本語)混在(全角・半角)文字(XX)文字(XX)
POP(自動・日本語)混在(全角・半角)文字(XX)文字(XX)
注意事項
  • オブジェクト,ラベルおよび選択ラベルの埋字に,半角かなは使用できません。指定した場合,「埋めない」に変換されます。
  • COBOL APで使用する論理マップ内のデータ名に半角かなを指定した場合,コンパイル時にオプションの指定が必要となる場合があります(COBOLコンパイル時に半角かなを2バイトとして扱うため,72カラムの制限でエラーとなるケースがあります)。
    COBOL APのコンパイル方法については,「6.1.1 COBOL2002」および「6.2.1 COBOL2002」,または「6.1.2 COBOL85」および「6.2.2 COBOL85」を参照してください。
  • 「カナ」「混在」指定でない項目に半角かなを入力,または初期値として半角かなを指定した場合や,通知コードとして半角かなを指定した場合,APにリターンされるデータは,論理項目長で切り捨てられます。