出力したログファイルは,XMAP3 Serverが標準提供しているログファイル編集コマンドで見やすい形式に編集し,ログ情報の中からXMAP3 Serverのリターンコードを検出します。検出したリターンコードは,「9.4 AP実行時のXMAP3 Serverのリターンコード」と照らし合わせて原因を推定し,対策します。
XMAP3 Serverが標準提供しているログファイル編集コマンドは,標準では編集結果を標準出力に表示しますので,必要であればリダイレクションを利用してファイルに出力するようにしてください。
コマンドを利用した出力の方法を次に示します。なお,このコマンドは標準ログだけが対象のため,注意してください。
/opt/HIXMAP/bin/jsvwuedt ログファイル名
出力形式の例を次に示します。
出力された情報のうち,<6>,<7>のコードを控え,「9.4 AP実行時のXMAP3 Serverのリターンコード」および「9.7 AP実行時の詳細エラーコード」の一覧から該当するコードの原因と対処方法を調べて,対処方法に従って対処してください。なお,<6>,<7>のコードは16進表示となっています。
![[図データ]](figure/zu080100.gif)
- <1>ログ取得日付
- <2>ログ取得時間
- <3>マップ名(後ろ2文字はデバイスID)
- ND:GUI画面用マップ
- NC:CUI画面用マップ
- 6A:シリアルプリンタ(XPRTL1)用マップ
- 6H:シリアルプリンタ(XPRTL3)用マップ
- 6B:ページプリンタ(XPRTP1)用マップ
- 6G:ページプリンタ(XPRTP3)用マップ
- <4>要求機能種別
- OPEN:マップドライバのオープン要求
- SEND:画面/帳票の出力要求
- RECV:画面の入力要求
- MDO :マッピングオプションの変更要求
- CLOS:マップドライバのクローズ要求
- <5>リターンコード
- 「9.4.1 画面表示・帳票出力時のリターンコード」の「リターンコード」を参照してください。
- <6>リターンコード詳細(16進表示)
- 「9.4.1 画面表示・帳票出力時のリターンコード」の「リターンコード詳細」から該当するコードを参照し,「エラー内容」に従って対処してください。
- <7>XMAP3 Server詳細エラーコード(16進表示)
- 「9.7 AP実行時の詳細エラーコード」の「詳細エラーコード」から該当するコードを参照し,「エラー内容」に従って対処してください。
- <8>データ有無コード有効フラグとデータ有無コード(16進表示)
- 有効フラグ「1」:有効
- その他 :無効
- <9>予備