5.7.2 帳票出力時のXMAP3 Serverとアプリケーションプログラムの関係

帳票を印刷する場合の印刷形態と,アプリケーションプログラムのコーディング内容の関係を示します。なお,ここではプログラミング言語として日立COBOLが使用されていることを仮定します。

<この項の構成>
(1) 同じ内容の帳票を複数枚印刷(コピー印刷)
(2) 同じ帳票で中身が異なるものを複数枚印刷
(3) 異なる帳票を交互に印刷
(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

(1) 同じ内容の帳票を複数枚印刷(コピー印刷)

同じ内容の帳票を複数枚印刷する場合,例えば3枚の帳票を印刷する場合は,次のようにコーディングします。

[図データ]

表5-16 コピー印刷時のコーディング

プリンタの種類アプリケーションプログラムのコーディング備考
シリアルプリンタSEND文を3回発行します。スプールに同じものを3部入れます。
ページプリンタ何部印刷するかを指定して,SEND文を1回発行します。プリンタハードウェアの機能を使用してマルチコピーします。スプールの中には1部だけ入れます。

(2) 同じ帳票で中身が異なるものを複数枚印刷

マップ名は同じのまま,論理マップ中のデータを変えて,3回SEND文を発行します。

[図データ]

(3) 異なる帳票を交互に印刷

それぞれの帳票を印刷するためのSEND文を交互に書きます。

[図データ]

(4) 異なるプリンタに帳票を印刷

仮想端末名を別プリンタに割り当てて,それぞれにSEND文を書きます。ただし,スタンドアロンの場合は,途中にDISABLE文などを入れ,一度クローズする必要があります。