5.9.6 GENDSP01パターンを使用したAPからのフィールド属性の変更
(1) 処理の概要
入力したデータに誤りがあった場合,エラーメッセージを表示します。このときエラーとなったフィールドを赤色にしてカーソルを設定し,データの再入力を促します。
エラー発生時のフィールド表示の変更処理の概要を次に示します。
図5-22 エラー発生時のフィールド表示の変更処理
![[図データ]](figure/zu04k800.gif)
(2) 使用するマップの概要
作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。
画面作成時には次の注意が必要です。
- エラーメッセージ表示用の出力フィールドの使用目的を「日本語」に変更する。
(3) AP作成上のポイント
作成するAPの基になるAPパターンとAP部品を次に示します。
- メインプログラムで使用するAPパターン名:GENDSP01
- サブルーチンで使用するAP部品名:MODATR01
このAPパターンを使用してAPを作成するには,次の注意が必要です。
- 画面の初期表示のときと,エラー表示のときにはマッピングオプションを変更している。
- 入力したユーザIDが「AAAAAAAA」のときエラーにするという仕様は,ユーザ独自の仕様に変更する。
- エラーメッセージは1種類だけ用意している。
(4) コーディング例
この例題のソースプログラムを「FILDCHG1.cbl」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。
![[図データ]](figure/zu04k900.gif)
- マップ名を変更する
プログラム中の「@@@555」を「GPASW1」に変更します。
- APパターン「GENDSP01」にAP部品「MODATR01」を取り込む
- エラーチェック処理を追加する
- エラー表示,フィールド表示属性を変更するコーディングを追加する