6.3 書式オーバレイ印刷時の環境変数(AIX,HP-UX,Solaris)

書式オーバレイを印刷する場合,書式名などの情報を環境変数で設定できます。

設定できる環境変数を表6-1に示します。

表6-1 書式オーバレイ印刷時の環境変数

項目環境変数名指定値
印刷サービス名称XMAP3_PSNAME14文字以内の文字列
書式名XMAP3_FMP8文字以内の文字列
書体指定XMAP3_FORMAT1/2/9
印刷部数XMAP3_COPIES1~32
印刷ドキュメント名XMAP3_DOCNAME259文字以内の文字列
<この節の構成>
(1) XMAP3_PSNAME(印刷サービス名)
(2) XMAP3_FMP(書式名)
(3) XMAP3_FORMAT(書体)
(4) XMAP3_COPIES(印刷部数)
(5) XMAP3_DOCNAME(印刷ドキュメント名)

(1) XMAP3_PSNAME(印刷サービス名)

出力先の印刷サービス名を指定します。印刷サービス名は,サービス名ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts)に設定した出力先の印刷用サービス名称を指定します。

印刷サービス名の優先順位は,「6.4.2 書式オーバレイ印刷時の優先順位(AIX,HP-UX,Solaris)」を参照してください。

(2) XMAP3_FMP(書式名)

出力する書式名を指定します。書式名は,書式イメージファイルの拡張子(.fmp)を除く名称を8文字以内で指定します。

書式名の優先順位は,「6.4.2 書式オーバレイ印刷時の優先順位(AIX,HP-UX,Solaris)」を参照してください。

(3) XMAP3_FORMAT(書体)

出力する行データの書体を指定します。書体は,明朝体の場合「1」,ゴシック体の場合「2」,OCR体の場合は「9」を指定します。省略した場合は,ドローの行データ属性で指定した書体が有効となります。

書体の優先順位は,「6.4.2 書式オーバレイ印刷時の優先順位(AIX,HP-UX,Solaris)」を参照してください。

(4) XMAP3_COPIES(印刷部数)

同じ書式を複数枚印刷するときの印刷部数を指定します。印刷部数は,1~32の範囲で指定します。印刷部数を省略した場合は,「1」が仮定されます。

(5) XMAP3_DOCNAME(印刷ドキュメント名)

出力する印刷ドキュメント名を指定します。印刷ドキュメント名は,259文字以内の文字列で指定します。259文字を超える文字列が指定された場合,指定は無効となります。なお,この指定値は,C/S構成でクライアントPC上の印刷サービスに印刷する場合だけ有効となります。印刷ドキュメント名の優先順位は,「6.4.2 書式オーバレイ印刷時の優先順位(AIX,HP-UX,Solaris)」を参照してください。

注※
全角1文字は,半角2文字分として数えます。