メッセージを出す共通部分を別ライブラリ化したり,プログラムが大きいので分割したりする場合などは,オープンをプログラム間で引き継がせることで不要なオープン/クローズを抑止できます。オープンを引き継ぐためには,日立COBOLの場合,APを実行する前に環境変数「CBLTERMSHAR=YES」を指定しておくことで実現します。なお,「CBLTERMSHAR=YES」は,SEND/RECEIVE/TRANSCEIVEインタフェースのときだけ有効であり,CALLインタフェースでは無効になります。
オープンを引き継ぐことによって,AP1からAP2を呼び出すとき,AP1でのクローズ(日立COBOLのときDISABLE文の発行)およびAP2でのオープンは発生しません。そのため画面遷移の時間が短くなります。
図5-3 アプリケーション間でオープンを引き継ぐ場合