「LPスプールシステムでの帳票一括出力機能」は,XMAP3 Serverからの出力をアプリケーションからのクローズ処理タイミングで,LPスプールシステムに対して一括出力する機能です。この機能を使用することで,LPスプールシステムへの出力を,アプリケーションからの要求で変えられます。この機能を使用する場合は,マップ帳票出力時は「7.6.6 マップドライバ環境定義ファイル」で説明した指定項目の「プリンタ出力」に「async」設定が必要になります。ただし,JP1連携時には常にこの機能が有効になっています。
XMAP3サーバを起動する前に,次の環境変数に値を設定することで,LPスプールシステムへの一括出力するタイミングを変更できます。
なお,この環境変数での設定は,環境変数を設定したWSで起動するすべての印刷サービスを対象とします。
環境変数に設定する内容および動作を次に示します。
表7-32 帳票一括出力機能の設定値および動作
設定値 | 動作 |
---|---|
ON |
|
OFF | 印刷要求SENDごとにLPスプールシステムにlpコマンドを発行する。 |
不定値(上記以外) | |
環境変数なし |
帳票一括出力機能を使用する場合は,次の設定順でXMAP3 Serverを起動します。
% setenv XPWCSTMW ON
% /opt/HIXMAP/bin/xpwdaemon -s &
#XPWCSTMW=ON
#export XPWCSTMW
#/opt/HIXMAP/bin/xpwdaemon -s &