AIX上で,スタンドアロン構成での帳票印刷を実行する際には,AIX上に出力対象の論理プリンタを登録する必要があります。次にリモートプリンタ(含むLANプリンタ)をAIX上に作成する手順を示します。なお,AIXではローカルプリンタへの帳票印刷はできません。
- スーパユーザになります。
- 次のどちらかの手順でシステム管理マネージャ「Smit」を起動します。
- デスクトップ環境の「アプリケーションマネージャ」中の「システム管理」ウィンドウ中の「Smit」を選択実行します。
![[図データ]](figure/zu064310.gif)
- コマンドラインから「/usr/bin/smit」コマンドを実行します。
- システム管理マネージャ「System Management Interface Tool」ウィンドウが起動したら,そのウィンドウ中の「印刷スプーリング」を選択します。
- 「印刷スプーリング」画面から「印刷キューの追加」を選択してください。
- 新たなウィンドウとして下記のような「単一選択リスト-印刷キューの追加」ウィンドウが表示されます。
![[図データ]](figure/zu064320.gif)
- 「印刷キューの追加」ウィンドウのリストから「remote」を選択します。
なお,出力対象のプリンタがネットワークプリンタ(LAN接続プリンタ)である場合や,HP社のJetDirectプリンタである場合も,このメニューを選択します。ほかの接続タイプ(「hpjetDirect」など)は選択しないでください。
- 新たに単一選択リスト「リモート印刷のタイプ」が表示されます。ここでは「標準処理」を選択してください。
- 下記に示す「標準リモート印刷キューの追加」の画面が表示されたら,各項目に次のように入力します。
![[図データ]](figure/zu064330.gif)
- 追加するキュー名
- 任意のプリンタ名称を記述します。
- ここで定義した名称が,/etc/opt/HIXMAP/XPWhostsファイルでのXMAP3印刷サービスに設定するデバイス名称となります。
- リモート・サーバのホスト名
- プリントサーバホストのホスト名称を記述します。
- リモート・サーバ上のキュー名
- プリントサーバホストで定義したリモートプリンタ名称を記述します。LAN接続プリンタの場合には,プリンタ制御装置側でコード変換などのデータ加工をしないRAWデータ用のプリンタ名を指定してください。
- リモート・サーバ上のプリント・スプーラのタイプ
- プリントサーバホストで動作するプリントスプーラにあわせた設定項目を「リスト」から選択してください。例えば,lpdをサポートするUNIXサーバに接続されたプリンタに出力する場合には,「BSD」を選択します。
- バックエンド・タイムアウト間隔(秒)(Num.)
- 必要に応じて設定してください。
- 先に制御ファイルを送信する
- 必要に応じて設定してください。
- デバッグをオンにするには,出力ファイルのパス名を指定してください。
- 必要に応じて設定してください。
- リモート・サーバ上のプリンタの記述
- 必要に応じて設定してください。
- すべての項目の設定が終了したら,[了解]ボタンをクリックします。
- 正しくプリンタの登録完了時に表示される「印刷キュー「○○○」を追加しました。」のメッセージを確認後,[完了]ボタンを押してプリンタの登録を終了してください。