5.9.2 GENDSP01パターンを使用したメニュー画面からの次画面表示
(1) 処理の概要
処理を選ぶためのメニュー画面を表示します。この画面でメニューを選び,[OK]ボタンを選ぶと,選ばれたメニューに対応する業務ごとの画面を表示します。
メニュー画面から次画面(この例題では「支払い状況一覧画面」)を表示する処理の概要を次に示します。
図5-18 メニュー画面からの次画面表示処理
![[図データ]](figure/zu04k000.gif)
(2) 使用するマップの概要
作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。
- メニュー画面の定義サンプル:SMENU1ND
- 支払い状況一覧画面の定義サンプル(次画面):GOPTN1ND
(3) AP作成上のポイント
作成するAPの基になるAPパターンとAP部品を次に示します。
- メインプログラムで使用するAPパターン名:GENDSP01
- サブルーチンで使用するAP部品名:NXTDSP01
このパターンを使用してのAP作成時には,次の注意が必要です。
- メニュー画面でエラーチェックをするためには,コーディングを追加する必要がある。
- メニューに対応して表示される画面の数に合わせて,AP部品「NXTDSP01」を使用して画面表示処理を追加する。
- メニュー画面でエラーが発生した場合の後続画面の表示スキップ処理を必要に応じて追加する。
- 一次ウィンドウから一次ウィンドウへ遷移するため,サブルーチンでの画面表示時のマッピングオプションは,最初は常に初期表示の指定をする。
(4) コーディング例
この例題のソースプログラムを「OUTDSP01.cbl」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。
![[図データ]](figure/zu04k100.gif)
- マップ名を変更する
プログラム中の「@@@555」を「SMENU1」に変更します。
- 「GENDSP01」に「NXTDSP01」を取り込み,「@@@666」を「GOPTN1」に変更する
- 選択されたメニューの判定と,該当画面を表示する処理を追加する