入力したデータに誤りがあった場合，エラーメッセージを表示します。このときエラーとなったフィールドを赤色にしてカーソルを設定し，データの再入力を促します。

エラー発生時のフィールド表示の変更処理の概要を次に示します。

図5-22　エラー発生時のフィールド表示の変更処理

作成するGUI画面の基になる定義サンプルを次に示します。

• ユーザ登録画面の定義サンプル：GPASW1ND

画面作成時には次の注意が必要です。

• エラーメッセージ表示用の出力フィールドの使用目的を「日本語」に変更する。

作成するAPの基になるAPパターンとAP部品を次に示します。

• メインプログラムで使用するAPパターン名：GENDSP01
• サブルーチンで使用するAP部品名：MODATR01

このAPパターンを使用してAPを作成するには，次の注意が必要です。

• 画面の初期表示のときと，エラー表示のときにはマッピングオプションを変更している。
• 入力したユーザIDが「AAAAAAAA」のときエラーにするという仕様は，ユーザ独自の仕様に変更する。
• エラーメッセージは1種類だけ用意している。

この例題のソースプログラムを「FILDCHG1.cbl」として/opt/HIXMAP/samples/COBOLに標準提供しています。ソースプログラムからコーディング上のポイントを抜粋して次に示します。

1. マップ名を変更する
   プログラム中の「@@@555」を「GPASW1」に変更します。
   
2. APパターン「GENDSP01」にAP部品「MODATR01」を取り込む
3. エラーチェック処理を追加する
4. エラー表示，フィールド表示属性を変更するコーディングを追加する