1.2 メッセージの出力形式
HADBが出力するメッセージの出力形式を次に示します。
KFAAnnnnn-Y メッセージテキスト |
KFAAnnnnn:HADBのメッセージIDです。
Y:メッセージの種別(詳細を次の表に示します)
メッセージの種別 |
意味 |
---|---|
E |
エラーメッセージを意味しています。HADBの処理が正しく実行されなかったときなどに出力されるメッセージです。 また,環境設定,定義,コマンドの指定などが誤っているため,処理が実行できないときにも出力されます。 |
W |
警告メッセージを意味しています。リソースの使用状況を警告メッセージとして出力します。また,定義またはコマンドの指定誤りはあったが値を仮定して処理を続行した場合にも,警告メッセージが出力されます。 |
I |
インフォメーションメッセージを意味しています。上記E,Wに該当しないメッセージで,単純に動作(起動,終了,コマンド実行など)を知らせるためのメッセージです。処理の開始時や終了時などに出力されます。 |
Q |
応答メッセージを意味しています。このメッセージが出力された場合は,利用者からの応答を待っている状態になります。 |
なお,メッセージがメッセージログファイルまたはsyslogに出力される場合,メッセージ以外にプロセスIDなどの付加情報も一緒に出力されます。メッセージログファイルおよびsyslogへの出力形式を次に示します。
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メッセージログファイルに出力された場合の出力形式
yyyy/mm/dd hh:mm:ss AA....AA BB....BB CC....CCDD....DD KFAAnnnnn-Y メッセージテキスト
次に示す付加情報が出力されます。
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yyyy/mm/dd:年月日(半角数字10文字)
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hh:mm:ss:時分秒(半角数字8文字)
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AA....AA:自プロセスID(半角数字10文字)
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BB....BB:リアルスレッドID(半角数字10文字)
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CC....CC:クライアントプロセスID(半角数字10文字)
ただし,次の場合に出力されるメッセージについては,0が出力されます。
・JDBCドライバを使用したHADBクライアントから接続された処理の場合
・コネクションが未確定の場合
・コネクションと無関係な処理の場合
・HADBクライアント,コマンドプロセス※から出力されるメッセージの場合
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DD....DD:コネクション通番(半角数字10文字)
ただし,次の場合に出力されるメッセージについては,0が出力されます。
・コネクションが未確定の場合
・コネクションと無関係な処理の場合
・HADBクライアント,コマンドプロセス※から出力されるメッセージの場合
また,更新行のカラム化機能の処理によって出力されるメッセージについては,コネクション通番に9999000001が出力されます。
- 注※
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HADBサーバに接続するコマンドがHADBサーバとコネクションを確立している間に,サーバプロセスから出力されるメッセージは除きます。
HADBサーバに接続するコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスのコマンドの一覧と共通規則のコマンドの一覧を参照してください。
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syslogに出力された場合の出力形式
AA....AA BB....BB CC....CCDD....DD KFAAnnnnn-Y メッセージテキスト
次に示す付加情報が出力されます。
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AA....AA:自プロセスID(半角数字10文字)
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BB....BB:リアルスレッドID(半角数字10文字)
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CC....CC:クライアントプロセスID(半角数字10文字)
ただし,次の場合に出力されるメッセージについては,0が出力されます。
・JDBCドライバを使用したHADBクライアントから接続された処理の場合
・コネクションが未確定の場合
・コネクションと無関係な処理の場合
・HADBクライアント,コマンドプロセス※から出力されるメッセージの場合
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DD....DD:コネクション通番(半角数字10文字)
ただし,次の場合に出力されるメッセージについては,0が出力されます。
・コネクションが未確定の場合
・コネクションと無関係な処理の場合
・HADBクライアント,コマンドプロセス※から出力されるメッセージの場合
- 注※
-
HADBサーバに接続するコマンドがHADBサーバとコネクションを確立している間に,サーバプロセスから出力されるメッセージは除きます。
HADBサーバに接続するコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスのコマンドの一覧と共通規則のコマンドの一覧を参照してください。
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