Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder メッセージ


KFAA31737-E

The size (aa....aa) of the area needed to store the row exceeds the capacity of one segment (bb....bb). (M+J+O)

行を格納するために必要な領域長が1セグメントの容量を超えています。そのため,CREATE TABLE文またはALTER TABLE文を実行できません。 <SQLSTATE:52021>

aa....aa:行を格納するために必要な領域長(単位:バイト)

行を格納するために必要な領域長を出力できない場合は,***が表示されます。

bb....bb:1セグメントの容量(単位:バイト)

1セグメントの容量を出力できない場合は,***が表示されます。

(S)

このSQL文を無視します。またはこのトランザクションを無効にします。

〔対策〕

次のどちらかの対策をしてください。

  • CREATE TABLE文の実行時にこのメッセージが出力された場合

    マニュアルHADB SQLリファレンスCREATE TABLE文の指定形式および規則指定形式の説明IN DBエリア名  【共通】で説明している1セグメントの容量の条件式を満たすようにしてください。条件式を満たすようにするには,次に示す対処を1つ以上実施する必要があります。

    • 配列型の列の要素データ型のデータ長の指定値を小さくする。

    • 配列型の列の最大要素数の指定値を小さくする。

    • 配列型以外の列のデータ長の指定値を小さくする。

    上記の対処ができない場合は,データ用DBエリアの1セグメントの容量を大きくしてください。

  • ALTER TABLE文の実行時にこのメッセージが出力された場合

    マニュアルHADB SQLリファレンスALTER TABLE文の指定形式および規則規則で説明している1セグメントの容量の条件式を満たすようにしてください。条件式を満たすようにするには,次に示すどれかの対処が必要です。

    • 列を追加したときにこのメッセージが出力された場合

      追加する列のデータ長の指定値が大き過ぎます。追加する列のデータ長の指定値を小さくしてください。

      なお,配列型の列を追加する場合は,要素データ型のデータ長の指定値が大き過ぎるか,または最大要素数の指定値が大き過ぎます。少なくとも一方の指定値を小さくしてください。

    • 列のデータ型を変更したときにこのメッセージが出力された場合

      データ型を変更した列の,変更後のデータ型のデータ長の指定値が大き過ぎます。変更後のデータ型のデータ長の指定値を小さくしてください。

    • 配列型の列の最大要素数を大きくしたときにこのメッセージが出力された場合

      変更後の最大要素数の指定値が大き過ぎます。変更後の最大要素数の指定値を小さくしてください。

    上記の対処ができない場合は,データ用DBエリアの1セグメントの容量を大きくしてください。

データ用DBエリアの1セグメントの容量の適正値については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドデータ用DBエリアの1セグメントの容量を決める際の考慮点を参照してください。

なお,データ用DBエリアの1セグメントの容量を大きくするには,adbmodareaコマンドでデータ用DBエリアを一度削除したあとに再作成する必要があります。データ用DBエリアを再作成する手順については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドデータ用DBエリアを拡張できなくなった場合を参照してください。