Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder メッセージ


KFAA40205-E

A file I/O error occurred. (reason = aa....aa, func = bb....bb, errno = cc....cc, (dd....dd)) (M)

ファイルへの入出力でエラーが発生しました。

aa....aaエラーが発生した理由

詳細を次の表に示します。

aa....aaの値

説明

File-lock

対象のファイルは,ほかのプログラムが使用しています。ほかのプログラムのファイル操作が終了するまで待ってから再実行してください。

Invalid-parameter

内部処理矛盾を検知しました。弊社問い合わせ窓口に連絡してください。

Invalid-path

次に示すどちらかの原因が考えられます。

  • パス名が誤っています。パス名が問題ないかを確認してください。

  • APの実行中に,対象のファイルに対して削除または更新などの操作をしています。

Invalid-permission

次に示すどれかの原因が考えられます。

  • 指定したファイルのパーミッション(アクセス権)が誤っています。パーミッションが問題ないかを見直してください。

  • 書き込み先に指定したファイルが,読み取り専用になっています。書き込み先のファイルが正しいかを確認してください。

  • ほかのAPで開かれたファイルを指定しています。

File-format

次に示すどちらかの原因が考えられます。

  • 指定した形式と実際のファイル形式が異なります。

    オプションの指定値から計算される入力ファイル行長よりも,実際にファイルから入力した行長(改行までの長さ)が大きい場合,このエラーになることがあります。

    なお,入力データファイルのファイル形式がCSV形式で,かつadbimportコマンドに-rオプション(列構成情報ファイル)を指定した場合は,オプションの指定値から計算される入力ファイル行長に,列構成情報オプションに指定したフィールドデータ番号の最大値が加算されます。

  • 表名,またはインデクス識別子を指定するファイルの形式が不正です。

File-sequence

マルチボリュームのファイル順序が誤っています。

Invalid-device

指定されたファイルのエントリタイプ(属性)が不正です。エントリタイプが識別できる場合は,括弧で囲んで英字1文字が表示されます。

ディレクトリ名,およびファイル名の指定個所が正しいかどうか見直してください。

No-file

読み込み用のファイルがありません。または書き込み中のファイルが削除されました。

No-space

書き込むファイルに十分な容量がありません。

No swap-file

マルチボリューム用のスワップファイルがありません。容量を見直してください。またはマルチボリュームを指定してください。

Same-file

マルチボリュームのファイルとして,直前に処理したファイルと同じファイルを指定しています。またはマルチボリュームへの書き込み時,現ボリューム以前のボリュームに上書きしようとしました。

Unmatch-entry

ヘッダがあるファイルに対して,ヘッダ中のエントリが制御情報ファイルの指定と一致しません。一致しないエントリ名称を( )の中に表示します。

no-data

同期点で記憶されているデータ件数分のデータが,指定されたファイルにありません。

bb....bbエラーとなったシステムコール名

OSがエラーを検知した場合はシステムコール名が表示されます。それ以外の場合は***が表示されます。

cc....cc

エラー番号

dd....dd

障害を検知したソースファイル名と行番号

(S)

処理を終了します。

〔対策〕

エラーが発生した理由,システムコール名,およびエラー番号を参照してエラーの原因を取り除いてください。そのあとで,再度コマンドを実行してください。

必要に応じてデータベースを回復したあとに再度コマンドを実行してください。回復方法などについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスの各コマンドが異常終了したときの対処方法を参照してください。

エラーの原因ごとの対処方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドトラブルシュートを参照してください。コマンド実行中にこのエラーが発生したときは,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドコマンドに関するトラブルもあわせて参照してください。

マルチノード機能を使用している場合

実行中のコマンドが中断して,処理対象表が更新不可状態となったときの対処方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド実表の運用(マルチノード機能の使用時)実表の更新不可状態を解除する方法(マルチノード機能の使用時)を参照してください。