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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.11.3 BITNOT

バイナリデータのビットごとの論理否定を返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数BITNOT::=BITNOT(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

バイナリデータを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

  • 対象データには,BINARY型またはVARBINARY型のデータを指定してください。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

スカラ関数BITNOTの実行結果の例を次に示します。

(例)

バイナリデータのビットごとの論理否定を返します。

BITNOT (B'01011011') → B'10100100'

BITNOT (B'11010001') → B'00101110'

BITNOT (X'0F') → X'F0'

(3) 規則

  1. 対象データのデータ型とデータ長が,実行結果のデータ型とデータ長になります。

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

  4. 対象データが実長0バイトのバイナリデータの場合,実行結果は実長0バイトのバイナリデータになります。

  5. スカラ関数BITNOTの実行結果(第nビット目の値)は,次の表に示すようになります。

    表8‒41 スカラ関数BITNOTの実行結果(第nビット目の値)

    対象データの第nビット目の値

    スカラ関数BITNOTの実行結果(第nビット目の値)

    0

    1

    1

    0