8.2.4 ATAN2
y/xの逆正接である角度を,−π〜πの範囲(ラジアン単位)で返します。
なお,yを対象データ1とし,xを対象データ2とし,2つの対象データの符号によって実行結果の値の象限が決まります。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
スカラ関数ATAN2::=ATAN2(対象データ1,対象データ2) 対象データ1::=値式 対象データ2::=値式
(2) 指定形式の説明
- 対象データ1および対象データ2:
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y/xの逆正接を求める数データを指定します。
指定規則を次に示します。
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対象データ1および対象データ2は,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。
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対象データ1および対象データ2には,数データを指定してください。数データについては,「6.2.1 データ型の種類」の「(1) 数データ」を参照してください。
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対象データ1および対象データ2には,?パラメタを単独で指定できません。
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(3) 規則
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実行結果のデータ型はDOUBLE PRECISION型になります。
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実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。
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対象データ1または対象データ2のどちらかがナル値の場合,実行結果はナル値になります。
(4) 例題
- 例題
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表T1のC1列とC2列の値を対象データ1と対象データ2に指定して,y/xの逆正接を求めます。
SELECT ATAN2("C1","C2") FROM "T1"