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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.23.4 ウィンドウ枠の設定規則(ウィンドウ枠句にROWSを指定した場合)

ウィンドウ枠句にROWSを指定した場合,ウィンドウ枠の前方の境界と後方の境界は,次のように決まります。

〈この項の構成〉

(1) ウィンドウ枠の前方の境界

(a) 開始指定ウィンドウ枠境界にUNBOUNDED PRECEDINGを指定した場合

ウィンドウ(区画)の先頭行が,ウィンドウ枠の先頭行(前方の境界)になります。

[図データ]

(b) 開始指定ウィンドウ枠境界にCURRENT ROWを指定した場合

現在行が,ウィンドウ枠の先頭行(前方の境界)になります。

[図データ]

(c) 開始指定ウィンドウ枠境界に「ウィンドウ枠値指定 PRECEDING」を指定した場合

現在行から数えて,ウィンドウ枠値指定の行数分の前方行が,ウィンドウ枠の先頭行(前方の境界)になります。

[図データ]

(d) 開始指定ウィンドウ枠境界に「ウィンドウ枠値指定 FOLLOWING」を指定した場合

現在行から数えて,ウィンドウ枠値指定の行数分の後方行が,ウィンドウ枠の先頭行(前方の境界)になります。

[図データ]

(2) ウィンドウ枠の後方の境界

(a) 終了指定ウィンドウ枠境界にUNBOUNDED FOLLOWINGを指定した場合

ウィンドウ(区画)の最終行が,ウィンドウ枠の最終行(後方の境界)になります。

[図データ]

(b) 終了指定ウィンドウ枠境界にCURRENT ROWを指定した場合

現在行が,ウィンドウ枠の最終行(後方の境界)になります。

[図データ]

(c) 終了指定ウィンドウ枠境界に「ウィンドウ枠値指定 PRECEDING」を指定した場合

現在行から数えて,ウィンドウ枠値指定の行数分の前方行が,ウィンドウ枠の最終行(後方の境界)になります。

[図データ]

(d) 終了指定ウィンドウ枠境界に「ウィンドウ枠値指定 FOLLOWING」を指定した場合

現在行から数えて,ウィンドウ枠値指定の行数分の後方行が,ウィンドウ枠の最終行(後方の境界)になります。

[図データ]