7.22.9　VAR_POP

(1)　指定形式

一般集合関数VAR_POP：：＝VAR_POP(値式)

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(2)　指定形式の説明

値式：

母集団分散を求める際の入力値を値式の形式で指定します。値式については，「7.20　値式」を参照してください。

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(3)　規則

1. ナル値は集計対象に含まれません。

2. 次に示す場合，実行結果はナル値になります。

   • 入力行数が0の場合

   • 集計対象の値がすべてナル値の場合

3. 入力行数をN，入力値の合計値をS1，入力値を2乗した値の合計値をS2とした場合，一般集合関数VAR_POPの計算結果は次のようになります。

   （S2−S1×S1÷N）÷N

4. 値式に指定できるデータ型と一般集合関数VAR_POPの実行結果のデータ型を次の表に示します。

   表7‒23　値式に指定できるデータ型と一般集合関数VAR_POPの実行結果のデータ型

   項番	値式に指定できるデータ型	一般集合関数VAR_POPの実行結果のデータ型
   1	INTEGER	DOUBLE PRECISION
   2	SMALLINT
   3	DECIMAL(m,n)
   4	NUMERIC(m,n)
   5	DOUBLE PRECISION
   6	FLOAT

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(4)　例題

例題

給与表（SALARYLIST）から，社員の給料（SALARY）の母集団分散を職級（POSITION）別に求めます。

SELECT "POSITION",VAR_POP("SALARY") AS "VAR_POP"
    FROM "SALARYLIST"
    GROUP BY "POSITION"
    ORDER BY "POSITION"

実行結果の例

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