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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.15.1 LENGTHB

対象データの長さをバイト数で返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数LENGTHB::=LENGTHB(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

長さを求める対象データを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

  • 対象データには,配列データを指定できません。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型はINTEGER型になります。

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

  4. 対象データのデータ型ごとの実行結果の値を次の表に示します。

    表8‒61 対象データのデータ型ごとの実行結果の値

    項番

    対象データのデータ型

    実行結果の値(バイト)

    1

    INTEGER

    8

    2

    SMALLINT

    4

    3

    DECIMAL

    または

    NUMERIC

    精度が1〜4桁の場合

    2

    4

    精度が5〜8桁の場合

    4

    5

    精度が9〜16桁の場合

    8

    6

    精度が17〜38桁の場合

    16

    7

    DOUBLE PRECISIONまたはFLOAT

    8

    8

    CHAR(n)

    n

    9

    VARCHAR

    実長

    10

    DATE

    4

    11

    TIME(p)

    3+↑p÷2↑

    12

    TIMESTAMP(p)

    7+↑p÷2↑

    13

    BINARY(n)

    n

    14

    VARBINARY

    実長

(4) 例題

例題1(対象データが文字データの場合)

T1C1列(VARCHAR型)のデータの実長を求めます。

なお,使用している文字コードは,Unicode(UTF-8)とします。

SELECT LENGTHB("C1") FROM "T1"

[図データ]

例題2(対象データがバイナリデータの場合)

T1C1列(VARBINARY(5))とC2列(BINARY(5))の,各行のデータの実長を求めます。

SELECT LENGTHB("C1"), LENGTHB("C2") FROM "T1"

[図データ]