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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.13.6 HEX

バイナリデータを16進文字列表現('0'〜'9','A'〜'F'で構成された文字データ)に変換します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数HEX::=HEX(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

バイナリデータを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.20 値式」を参照してください。

  • 対象データには,BINARY型またはVARBINARY型のデータを指定してください。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

  • 定義長が16,001バイト以上のバイナリデータは,対象データに指定できません。

スカラ関数HEXの実行結果の例を次に示します。

(例)

HEX(B'10100100') → 'A4'

HEX(X'1234') → '1234'

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型とデータ長を次の表に示します。

    表8‒60 スカラ関数HEXの実行結果のデータ型とデータ長

    対象データのデータ型とデータ長

    実行結果のデータ型とデータ長

    データ型

    定義長

    実長

    データ型

    定義長

    実長

    BINARY(n)

    1≦n≦16,000

    該当しません。

    VARCHAR

    n×2

    n×2

    VARBINARY(n)

    1≦n≦16,000

    r

    r×2

    (凡例)

    n:対象データの定義長

    r:対象データの実長

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

  4. 対象データの実長が0バイトの場合,実行結果は実長0バイトのデータになります。